目次
記事のポイント
●子どもは体温調整が苦手なので入念な暑さ対策が必要
●先輩ママパパは平均5.2個の暑さ対策を併用
●先輩ママパパのおすすめは「帽子をかぶらせる」「水分補給をまめに行わせる」「おでかけの時間帯に気をつける」「日焼け止めを塗る」など
子どもは特に注意が必要!熱中症
出典:www.fdma.go.jp小さな子どもは汗腺が未熟なため、体温調整がしにくいという特徴があります。
(消防庁「平成 28 年の熱中症による救急搬送状況 」より)
体温調整がしにくいために、暑さにうまく体が対応できず、体調を崩してしまうという訳です。つまり、子どもには大人よりもより慎重な暑さ対策が必要になります。
それではママパパ達は、おでかけに際し、実際に対策を行っているのでしょうか。コズレの調査結果をご紹介しましょう。
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先輩ママパパが試した「おでかけ暑さ対策」は?
平均5.2種類の対策を併用

試したことがある対策を調査したところ、最も多くのママパパから寄せられた回答が「帽子をかぶらせる」(74%)でした。
帽子は、直射日光から子どもを守るための基本の対策です。ベビーカーでも抱っこひもでも徒歩でも、移動手段を問わず、おでかけのどんな場面にも有効なので多くの方が取り組まれているようです。
次いで多かったのが「風通しの良い素材の服を着させる」(63%)。メッシュなど春夏向け素材の肌着で調整しているという声があがりました。
その他、「水分補給をまめに行わせる」(61%)、「日焼け止めを塗る」(53%)、「日陰を選んで歩く」(46%)などは、半数近くの方が行ったことがあるとの回答を得ました。
印象的であったのは、平均5.2種類の対策を試しているとの結果が出たこと。
先輩ママパパは1つの対策だけに甘んじることなく、複数の対策を併用し、万全を期していることが分かりました。
先輩ママパパがおすすめする「おでかけ暑さ対策」は?
移動手段を問わない対策が人気

では、こうした複数の対策の中で、先輩ママパパが「これは有効である」とおすすめする対策は何でしょうか?おすすめの対策を3つ回答していただきました。
54%の回答者がおすすめし、1位になったのは、「帽子をかぶらせる」。
次いで、「水分補給をまめに行わせる」(39%)、「お昼前後などの暑い時間に外出しない」(29%)、「日焼け止めを塗る」(29%)と続きます。
上位に入った対策はいずれも、移動手段やおでかけ先を問わず、様々なシーンで有効な対策です。暑さ対策を検討中のママパパはまずは、こうした汎用性の高い対策をきちんと準備しましょう。
そのうえで、ベビーカー座面の保冷シート、車の窓ガラスのサンシェードといった、活躍場面の特化した対策をとって、より万全を期していくとよいのではないでしょうか?
ここからは、おすすめ上位の対策について、先輩ママパパから寄せられた豆知識のご紹介など、さらに掘り下げていきましょう。
【おすすめ第1位】「帽子をかぶらせる」
先輩ママパパのおすすめ理由
54%の回答者がおすすめと答えたのが「帽子をかぶらせる」。
ベビーカーや抱っこひもの時はもちろん、「一人歩きをはじめ、歩き回るようになったら帽子がいい」など、様々なシーンで直射日光を避けることができる点がおすすめ理由として挙がりました。
ただ、一口に帽子といっても多くの種類があります。暑さ対策として選ぶ際にはどんな素材、形状が良いのでしょうか。
アンケートでは、「UVカット素材は必須」「後頭部から首のところまで隠せるものを使用していた」との声が寄せられました。
頭部だけでなく、首もとへの直射日光までしっかり防ぐことができると安心ですね。
最近では、後方からの日差しを防ぐことができるフラップと呼ばれるあて布が後部に付いた帽子も増えてきていますよ。
商品情報
*商品名:ミキハウス ホットビスケッツ ダブルラッセルテンガロンハット
*参考価格:¥ 5,184
*ブランド:ミキハウス ホットビスケッツ (MIKIHOUSE HOT BISCUITS)
*サイズ:52
商品の特徴
*紫外線遮蔽率(UVカット)90%以上
<まめ知識>帽子嫌いにさせないための工夫
おすすめの対策である「帽子」ですが、「帽子をかぶせると嫌がる」「すぐ取ってしまう」という悩みも多数寄せられました。
慣れないうちは子どもが帽子を長い時間付けてくれない、ということが良く起こります。こんな時、先輩ママパパは、どんな工夫で乗り切っているのでしょう。
大きくなってからかぶせると嫌がるようになるので、小さいうちから慣れさせたほうがいい。
ママも同じタイミングで一緒にかぶると、大好きになります!
好きなキャラクターがついているような、本人が気に入った帽子にする。
キャップタイプは、ツバを前にせず横や後ろにすると嫌がらずかぶってくれる。
ゴムのあるものより、100均の帽子を留めるクリップの方が気にならず取らなかった。
みなさん、帽子をかぶってくれるようあの手この手で工夫をしていますね。
小さいころからかぶらせたり、ママパパも一緒にかぶってみたり、ほめてみたり、ぜひ、先輩ママパパの知恵を試してみてください。この中にうまくいく方法があるかもしれませんよ?
【おすすめ第2位】「水分補給をまめに行わせる」
先輩ママパパのおすすめ理由
「帽子をかぶらせる」に次いで、39%の回答者がおすすめしたのが、「水分補給をまめに行わせる」です。
「子どもはたくさん汗をかくので、多めに水分を持ち歩けるように、夏場は容量の多いマグにかえた」といった意見が挙がりました。
熱中症を予防するために、おでかけ先でも頻繁に水分を補給したいですよね。特に赤ちゃんの頃は、摂ることができる飲料も限られているので、飲みなれた飲料をたくさん持ち歩けると安心です。
商品情報
*商品名:*サーモス ベビーストローマグ NPA-340 ピンク
*参考価格:¥ 2,222
*対象年齢:0歳9ヶ月~
*容量: 340ml
【おすすめ第3位】「おでかけの時間帯に気をつける」
先輩ママパパのおすすめ理由
帽子をかぶっても、水分をとっても、暑いものは暑い!ということで、回答者の29%は「お昼前後などの暑い時間に外出しない」という対策をおすすめしています。
「公園に行くときは、日が上がる前に連れて行く」という意見も。暑い時期は日が出るのも早いので、思い切って朝型生活に切り替えてみるのもいいかもしれませんね。
【おすすめ第4位】「日焼け止めを塗る」
先輩ママパパのおすすめ理由
続いて第4位は「日焼け止めを塗る」。回答者の29%がおすすめと答えました。
今年一人歩きを始めた赤ちゃんのママからは、「去年は抱っこだったので帽子をかぶせ日傘でガードできたが、今年は外で遊ばせる際は日焼け止めも必要」といった意見もみられました。
帽子をかぶせても全身を日光から守ることはできません。ましてや、自分で動き回るようになれば、帽子を取ってしまうことだって日常茶飯事。おでかけ前には、あらかじめしっかり日焼け止めを塗っておくとよいでしょう。
また、日焼け止めを選ぶポイントについては、「持ち歩けるサイズのもの」「石けんで落とせるもの」といった意見が多く集まりました。
汗で流れてしまいがちなので、長い時間おでかけをするときは途中で塗り直しが必須です。そのため、携帯しやすいか否かはポイントの1つに。
また、おでかけから帰って、お風呂で簡単に取れることも清潔を保つうえで重要なポイントですね。
商品情報
*商品名:ユースキンS UVミルク SPF25 PA++
*参考価格:¥ 1,008
*ブランド:ユースキン
商品の特徴
*原産国 : 日本
*内容量 : 40g
<まめ知識>紫外線と虫よけ、Wガードできるアイテムも!

日焼け止めと虫よけ。塗る順番に悩みますよね。最近では、日焼け止め効果と虫よけ効果の両方があるタイプが発売されています。これなら、順番を気にする必要はありませんので楽ちんです。
商品情報
*商品名:明色化粧品 リモリモ アウトドアUV
*参考価格:¥ 864
*ブランド:明色化粧品
商品の特徴
*原産国:日本
*内容量:50g
【番外編】保冷剤
先輩ママパパのおすすめ理由
今回の調査の中で、フリー回答として多くの方がおすすめと答えたのが「保冷剤」。
「ベビーカーにつけたら、気持ち良く寝てくれた」「抱っこは赤ちゃんと密着するので、抱っこ紐のポケットに入れた」「車に乗る10分前ぐらいにシートに乗せる」など、様々なシーンで大活躍してくれる対策とのこと。
ちなみに、保冷剤を選ぶポイントは、「柔らかいもの」「ベビーカー、抱っこひもの両方に使えるもの」などのコメントが。
商品情報
*商品情報:Cocoジェルライト保冷・保温シート
*ブランド:Buddy Buddy
*カラー:グレー
商品の特徴
*保冷保温可。
*210g
まとめ
「日焼け止め、日傘、扇子、保冷剤、マグ、場合によっては薄めのケープも持ち歩いていた」と、複数の対策を組み合わせているママパパが多いのが特徴の、おでかけ暑さ対策。
ご紹介した以外にも、おでかけ暑さ対策グッズは多種多様。ベビーカーのファン・日よけ・保冷シートなどについては、関連記事もチェックしてみてくださいね!
調査結果を参考に万全の暑さ対策をして、夏のおでかけを安全に楽しみましょう!
※Webアンケート 2017年4月実施 有効回答数259
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