子どもの風疹とは|感染力はどれくらい?

流行する時期

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春先から初夏にかけて流行します。入園してからすぐに風疹にかかる子どもも少なくないようです。1~9歳の集団生活を送っている子どもや、風疹の予防接種を受けていない成人男性に感染者が多く見られます。

感染力

風疹ウイルスの感染力は、インフルエンザウイルスのなんと2~4倍。麻疹や水痘よりは感染力が低いですが、集団感染する恐れがある病気です。発疹が出る2、3日前~発疹が出てから5日後まで感染力があります。

何度も感染するの?

以前は、一度かかると免疫が体内で作られるため、二度と風疹には感染しなくなると言われていました。しかし現在では、まれに免疫がしっかりと作られず、再度かかることもあると認識が変わってきています。

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どんな症状?|発疹や発熱が主

主な症状

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発疹、発熱、リンパ節の腫れが主な症状です。37~38度程度の発熱と同時に、小さくて赤い発疹ができます。発疹は全身に広がっていき、かゆみをともないます。それと同時に耳の下や後首のリンパ節が腫れてきます。

リンパ節の腫れには小指の先くらいのしこりがあり、押さえると痛みがあるのが特徴です。その他にも、咳やのどの痛み、白目の充血、関節痛などがおこることがあります。

国立感染症研究所によると、3000人~5000人に一人の確率で血小板減少性紫斑病、4000人~6000人に一人の確率で脳炎などの合併症を発症することがあります。

体験談:3日ほどの発熱の後、発疹

やまもりさんさんからの体験談:
朝はいつも通り幼稚園に行かせました。お昼ごはんの前に嘔吐し、微熱程度あったので早退しました。夜になると熱が39度近くまで上がり、3日間ほど熱が下がったり上がったりした後全身に赤い発疹がでました。

発症期間

発熱は2~3日で解熱します。発疹は4~5日で治まってきます。麻疹と症状が似ていて、麻疹より症状が軽度で早く治るため、「三日ばしか」とも呼ばれています。

潜伏期間

2~3週間の潜伏期間があります。潜伏期間が長いので、どこでいつ感染したのか特定しづらくなります。

腫れが続く場合

発熱や発疹は治ったのに、リンパ節の腫れだけが治らないことがあります。長いと数週間続くこともありますが、他に症状がなければ心配いりません。特に治療はせず、経過観察になります。

風邪の症状との違い

発熱やリンパ節の腫れは風邪の症状でもあるので、風邪と勘違いしてしまうこともあります。風疹と風邪の違いは、発疹です。

発熱と同時に発疹ができていないか確認するようにしましょう。症状が似ていると言われている麻疹の発疹は、発熱後4日程してから現れます。

感染しても症状が出ないことも

感染しても発熱がほとんどなく、発疹も少しだけという不顕性感染の子どもが、15~30%程います。中には、風疹にかかったことに気づかないことも。

原因は?

風疹ウイルスに感染することで発症する

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風疹ウイルスに感染することが原因です。風疹ウイルスを含んでいる飛沫を、口や鼻から吸い込むことで感染します。子どもは相手との距離が近く、物や手を口にもっていくことが多いことなどから、感染する確率も高くなります。

治療法は?

治療方法

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風疹ウイルスの治療薬はないので、その症状に合わせて対応する、対症療法を行います。発熱が高い場合、関節痛がある場合には解熱鎮痛剤が処方されることがあります。また、発疹のかゆみが強い場合には抗ヒスタミン系の塗り薬が処方されることがあります。

出席停止

風疹は、学校保健安全法で出席停止が定められています。発疹が消失するまで登園・登校することはできません。登園・登校する際には、医師の許可が必要になります。

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予防接種

予防接種のタイミング

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1歳児と、小学校入学前一年以内の幼児に接種します。2回接種することで、風疹ウイルスへの免疫をより高めることができます。

効果

風疹ウイルスを弱毒化させたものを注射することで、風疹ウイルスへの免疫をつけることができます。予防接種をしても、風疹にかかった時のような症状はほとんど現われません。風疹のような症状がでた場合でも、人に移すことはありません。

予防接種したのに

予防接種をすると風疹ウイルスへの免疫がつくため、風疹にかからなくなると言われていますが、まれに免疫がつかず、予防接種をしても風疹にかかることがあります。

国立感染症研究所によると、1回の予防接種で免疫がつく確率は95~99%。2回接種することで確率はさらに上がるので、予防接種の効果は期待できると思います。

麻疹との関連性(MRの予防接種に関連して)

麻疹と風疹は症状が似ていますが、違うウイルスで発症する違う病気です。予防接種は麻疹風疹混合ワクチンなので、麻疹と風疹の両方の免疫をつけることができます。両方同時に予防接種することで通院の手間を省き、子どもやママの負担を減らすことが出来ます。

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ホームケアのポイント

脱水症状に気を付ける

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発熱している場合には、脱水症状の注意が必要です。こまめに水分補給をさせるように心がけましょう。胃腸症状はあまりないので子どもの欲しがるものを与えていいですが、スポーツドリンクなどのイオン水だとより効果がありますよ。

かゆみが増さないために

汗をかくとかゆみが強くなるので、汗をかいたら優しくふき取るようにしましょう。冷やしたタオルでふき取ると、かゆみが軽減されますよ。衣類が汗で汚れた場合には、こまめに着替えるようにしてください。

体があたたまるとかゆみが強くなるので、熱めのお湯につかるのは控えるようにしましょう。子どもが掻いてしまわないように、爪を短くすることも大切です。

まとめ

風疹についてご紹介させていただきました。子どもの風疹は、比較的症状が軽くすむので対処しやすい病気です。

しかし合併症の恐れもあり、大人や妊婦がかかると重篤な症状になる可能性があるので、周りに移さないためにも必ず予防接種を受けるようにしましょう。予防接種をすることで、子どもや周りの健康を守ることができますよ。

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