赤ちゃんの風疹とは

流行する時期

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春先から初夏にかけて流行することが多いです。現在は、風疹の予防接種が普及しているため、幼児の風疹は減少してきています。

しかし予防接種を受けられる年齢が1歳からとなっているため、予防接種前の0歳児がかかってしまうことがあります。近年大人の風疹が増えているので、家族から移る可能性もあります。

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感染力

感染力はとても高く、インフルエンザの感染力の2~4倍。1人が風疹になると、周りの免疫のない人を5~7人も感染させると言われています。そのため、集団感染を起こしやすい病気となっています。

発疹の出る前後1週間程に感染力があります。感染経路は、感染者の唾液や鼻水などの分泌物を、くしゃみや咳などから吸い込んでしまう飛沫感染。感染者の分泌物のついた玩具を舐めたりしてしまうことで感染する、接触感染があります。

何度も感染するの?

風疹は、一度かかると免疫ができてかかならなくなります。この免疫は生涯持続します。しかしまれに免疫がつかず、2回かかる人がいます。

症状

主な症状

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急に発熱します。発熱は37℃~38℃が多いですが、なかには高熱が出ることもあります。発熱とともに小さな赤い発疹が現われます。発疹は、首から始まることが多く、やがて全身に広がっていきます。

発疹には軽度のかゆみがある場合があります。発熱、発疹が現われるところが麻疹と似ていますが、熱は1~2日で解熱し、発疹は3~5日で消失するところが、三日ばしかと呼ばれている所以です。

発熱とともに、首や耳の下にあるリンパ節が腫れます。リンパ節の部分に触れると、小指の先くらいのぐりぐりしたものがあると分かります。その他に、咳、のどの痛み、目の充血などが表れることがあります。

体験談:発熱と発疹。食欲不振にも

高木あすかさんからの体験談:
発疹、発熱がありました。熱がいきなり上がり、その後ぷつぷつと発疹がでてきました。とても痛そうで、そのせいかわかりませんが食欲不振にもなっていました。

発症期間

発熱は1~2日、発疹は3~5日でおさまります。リンパ節の腫れは、長いと6週間程続くことがあります。

潜伏期間

潜伏期間は2~3週間、平均すると16日~18日あります。潜伏期間中にも感染力があるため、潜伏期間中に人に移してしまうことがあります。

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腫れが続く場合

他の症状がなくなっても、リンパ節の腫れだけが3~6週間続くことがあります。リンパ節の腫れが大きくなってきたり、触った時に激しく痛がるような症状がない場合には心配いりません。気になるようでしたら、受診するようにしてくださいね。

風邪の症状との違い

風疹は、発熱とともに発疹が現われるところが大きな違いです。発熱、咳、のどの痛み、リンパ節の腫れなどは風邪でも起こる症状なので、発疹があるかないかが見分けるポイントになります。身近に風疹にかかっている人がいないかどうかも参考になります。

感染しても症状が出ないことも

風疹に感染しても症状が出ない人が、全体の15~30%います。その場合、感染に気付かないまま完治し、免疫をつけることになります。

重症化するとどうなる?

重症化すると、脳炎、血小板減少性紫斑病などを合併する恐れがあります。呼びかけても反応がない、ぼんやりとしていて意識がもうろとしているなどの症状や、手足にアザが出てきたきたら、すぐに受診するようにしてください。

原因は?

風疹ウイルスの感染が原因

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風疹は、風疹ウイルスに感染することで発症します。

治療法

治療方法

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風疹に有効な特効薬はないため、対処療法を行います。熱が高い場合には、解熱鎮痛剤が処方されることがあります。

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保育園の登園は控える?

学校保健安全法で、発疹が消失するまでは登園できないと定められています。診察をした医師が、発疹がないことを確認し、医師の許可が出てからしか登園することはできません。保育園によっては治癒証明書などの書類が必要になる場合があるので、保育園に確認してみてくださいね。

風疹の予防接種

予防接種はいつから受けられる?

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生後1歳から受けることができます。1回目を1歳の間に、2回目を小学校入学前の1年間の間に受けるようにしましょう。

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効果

風疹ワクチンを1回接種することで、95~99%の人が免疫をつけることができます。2回接種することで確率も上がるので、ほとんどの人が免疫をつけることができます。

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予防接種しても風疹にかかることは?

確率は低いですが、中には予防接種をしても免疫がつかない人がいます。その場合、予防接種をした後でも風疹にかかることがあります。

麻疹との関連性(MRの予防接種に関連して)

風疹と麻疹は全く違うワクチンですが、ふたつ合わせて同時に接種することができます。現在は、麻疹風疹混合ワクチンとして予防接種が行われています。

ホームケアのポイント

脱水症状に気を付ける

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赤ちゃん脱水しやすいので、水分補給が大切になります。母乳・ミルクはいつも通り飲ませてあげてください。ベビー用イオン水などもおすすめです。母乳を飲めない場合には、スプーンで少しずつ飲ませるようにしてください。

おしっこの量・回数が減っている、唇や皮膚が乾燥してかさかさしている、顔色が悪い、反応が鈍く泣かなくなったなどの症状がある時には、脱水を起こしている可能性があります。すぐに受診するようにしてください。

かゆみを増さないために

汗をかくとかゆみが増すので、室温をエアコンや加湿器で調整し、汗をかかないようにしてください。汗をかいたら、タオルで拭いてあげてください。冷たいタオルで冷やしてあげると、かゆみがやわらぎます。

汚れた衣類は着替えて、清潔に保ちましょう。天然素材の、お肌に優しいものがおすすめです。かゆみから赤ちゃんが自分で掻いてお肌を傷つけてしまうといけないので、爪を短く切ってあげてください。

まとめ

今回は赤ちゃんの風疹についてご紹介させていただきました。風疹は子どもだけでなく大人もかかる病気です。妊婦がかかると胎児に影響することもあるので、風疹の感染を広げないためにも、きちんと予防接種を受けるようにしてくださいね。

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