妊娠5週目の症状は?
妊娠したかも?生理が1週間遅れたら妊娠検査薬でチェック!

妊娠5週目は「妊娠したかもしれない」と自覚しやすい頃です。生理がいつもより1週間遅れていること、基礎体温をつけている女性なら高温期が3週間以上続いていることが妊娠のサインになります。
生理のような出血がみられる場合もありますが、これは妊娠した直後の生理反応である「着床出血」である可能性があり、3日ほど経つと症状が治まります。
市販の妊娠検査薬を使うと、4週目では反応しなかった人も、5週目に入るとはっきりと陽性反応を示すようになり、妊娠したことを確認できます。
妊娠5週目のママの体ってどんな状態?
妊娠が成立すると、ママの体内で「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」というホルモンが作られ始めます。4週目頃には尿中にもhCGが含まれるようになり、次第に濃度が濃くなって、5週目頃に妊娠検査薬でhCGの有無(=妊娠が成立したか否か)が分かります。
他にママの体の変化として、眠気が強くなったり、全身がほてっているように感じられたりする場合があります。女性ホルモンが活発に分泌されている影響で風邪のような症状がでる場合もあります。胎児への影響を考えて、薬の飲み方には注意が必要です。
妊娠5週目に産婦人科で超音波検査を受けると、胎嚢(たいのう)という袋の形をした赤ちゃんの部屋をパパ、ママ自身の目で確かめることができます。週数が増えるにつれて胎嚢は大きくなって、赤ちゃんの形も見えてきます。
主な妊娠初期症状とは
妊娠5週目には、つわりの症状がでてくる方も多いです。ある日突然、胸がむかむかしたり、吐き気が出たり、下腹部がチクチクと痛みだしだりと、体調の変化はさまざまです。なかにはまったく症状のでない人もいるほど個人差があります。
一般的に、つわりは妊娠4週~6週頃から始まって、12週~16週頃になると落ち着いてきますので、無理をせずに休息をとりながら過ごしていきましょう。
妊娠が判明したら産婦人科を受診しよう
妊娠検査薬で陽性反応が出たら産婦人科へ行こう

妊娠検査薬を使って陽性反応がでたら、次は産婦人科へ行く準備をします。妊娠していると分かっても、子宮外妊娠(異所性妊娠)などの異常妊娠の可能性もあるため、病院へ行くタイミングは早い方がよいでしょう。
産婦人科を予約するときのポイント
予約システムに関しては産婦人科によってさまざまです。完全予約制で診察している病院もあれば、予約なしで診てもらえる病院もあります。ただし、予約なしで行った場合は待ち時間が長くなる可能性があるため、事前に電話で問い合わせておくと安心でしょう。
産婦人科の妊娠検査に必要なものは、健康保険証と現金です。病院や検査内容により金額は変わってきますが、2万円持っていれば安心ですよ。他には、記録していた方は基礎体温表、診察券(再診の場合)、ナプキンや筆記用具も持参するとよいでしょう。
初診の流れ
受付を済ませたら、問診票を記入します。妊娠歴や最終月経日、持病の有無などを記載する場合が多いので、できるかぎり正確に答えられるよう自分の最終月経日などは覚えておくとよいですね。
診察時には医師による問診や内診、超音波検査を受けます。妊娠5週目ではまだ赤ちゃんが小さすぎてお腹の上から超音波を当てても結果がでづらいため、内診台の上で膣内に棒状のプロープを挿れて赤ちゃんの様子をチェックします。
妊娠初期にみられるリスクを知っておこう
妊娠初期の出血は「流産」の可能性がある

妊娠初期に起こりやすいリスクのひとつが「流産」で、その兆候が出血です。日本産科婦人科学会によると、流産全体の80%が妊娠12週以内の症例であるというデータもあります。流産の原因は主に胎児の染色体異常などで、受精した時点ですでに流産が決まっているケースがほとんどです。
ただし、正常な妊娠をしていても受精卵の着床時に出血がみられる場合があります。妊娠検査薬で陽性反応がでたあとに出血すると、流産ではないかと心配になってしまうかもしれませんが、まずは産婦人科へ相談に行きましょう。
この記事に関連するリンクはこちら
下腹部痛で気づく「子宮外妊娠」とは
もうひとつ妊娠初期に確認できるリスクが「子宮外妊娠」です。妊娠検査薬では陽性反応になっているものの、妊娠5週目以降の超音波検査で子宮の中にあるはずの胎嚢が確認できない場合、子宮外妊娠が疑われます。
そして子宮外妊娠をすると、下腹部にジクジクと鈍痛があったり、突然鋭い痛みがあったりと自覚症状が表れることもあります。
子宮外妊娠とは、子宮内腔ではなく卵管や卵巣のまわりに妊娠することです。卵管や卵巣のまわりで受精卵が育ってしまうと、その部位で流産を起こしたり、卵管が破裂したりして大量出血を引き起こす可能性もあります。
産婦人科での適切な処置が必要になるため、速やかに病院で診てもらうことをおすすめします。
妊娠初期の過ごし方
十分な睡眠と休息をとろう

妊娠初期はホルモンバランスが急激に変化し、普段よりも眠気が強くなったり、逆になかなか眠れなくなったりします。
女性ホルモンであるプロゲステロンには睡眠作用があるため、体がだるくなってしまうのはごく自然なことです。まわりの人の協力を得ながら十分な睡眠と休息をとるように心がけましょう。
楽な服装でお腹の辛さを和らげよう
妊娠したと分かったら、毎日の服装にもひと工夫が必要です。特にお腹まわりを締めつけるような服装や、転倒の危険性のあるハイヒールは控えましょう。
ゆったりしたチュニックを着たり、マタニティーウェアを選んだりしておしゃれを楽しんでくださいね。
適度な運動でリフレッシュ
転びにくい平坦な道でのウォーキングなどは、妊娠初期の気分転換におすすめです。妊娠中は腰痛やむくみなども起きやすいため、軽い運動が予防につながります。体を動かすときは、人とぶつかってお腹を刺激することのないように気をつけましょう。
食事や嗜好品の注意点
妊娠5週目は、赤ちゃんの脳や心臓などが作られ始める大事な時期です。栄養バランスのよい食事をとって、飲酒と喫煙は控えるようにしましょう。
お酒を飲むと胎盤を通してアルコールが赤ちゃんに届いてしまい、発育に影響がでる恐れがあります。またタバコに含まれるニコチンも血管の収縮作用があり、赤ちゃんへの酸素供給が滞るリスクがあるため、妊娠中は禁煙しましょう。
妊娠初期の体験談
妊娠初期、眠くて仕方がなかった

妊娠判明後は、口にするものに気をつけた

まとめ
妊娠初期のママの体はとってもデリケート。普段生理のリズムが不安定な人は妊娠したことに気づきにくいかもしれませんが、ママと赤ちゃんの健康を守るためにも、生理が遅れたり、体調の変化に気づいたりしたら妊娠検査をしてみましょう。
妊娠しているかどうかを知ることはとても大切です。この記事でご紹介した妊娠初期の注意点を参考にして、穏やかなマタニティ生活をスタートしてくださいね。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。