妊娠中、赤ちゃんの名前をあれこれ考えるのはとても楽しいもの。

でも、いざ出産が迫ってきたり、赤ちゃんが生まれるとあれこれ悩んでしまって、楽しいだけではすまなくなってきたりします。

大切な子どもに素敵な名前をつけてあげたい、というのは親なら誰でも思うもの。子どもの名前をつける時のいろいろなルールや考え方をご紹介します。

【1】子どもの名付けで知っておきたいルール

【1-1】名付けで使える漢字が決まっている。

名づけ漢字,赤ちゃん,名前,名付け 出典:PIXTA※写真はイメージです

赤ちゃんの名前をつける上で、まず気になるのは「どんな字が使えるの?」ということ。日本の法律では漢字とひらがな、カタカナが名前に使えるとされています。

漢字にはそれぞれの意味があるため、どんな字を使うかが、子どもの名前の印象を大きく左右してきます。

これは日本人からすると当たり前のことのようですが、外国人から見ると、とても特別な事のようです。

まず、新聞、雑誌、放送なども含め、一般の社会生活で使われる漢字の目安として定められている常用漢字を使うことができます。

常用漢字は何度か改定されており、現在では平成22年11月に定められた2136字が常用漢字とされています。

そのほかに名前に使える漢字としては、人名用漢字があります。意外に日常的に目にしている漢字でも、常用漢字には入っていないものがあり、そのような漢字を中心に人名用漢字が定められているようです。

せっかくいい名前を思いつき、役所の窓口に持って行っても「この漢字は使えませんので」と突き返された、という話はよくあることです。

思いついた漢字が使えるかどうか、事前によく調べておくようにしましょう。 

【1-2】一度名付けたら、勝手に名前を変更することはできない。

一度、子どもにつけた名前は正当な理由なく変更することはできません。

名前というものは、その人個人のもののようでいて、社会を構成するメンバーを表すものとしての公的な側面も持つからです。

ここでいう正当な理由は、「名の変更をしないとその人の社会生活において支障を来す場合」とされています。

名の変更をする正当な理由は、
 ・通称として別の名前を使っている場合
 ・仕事や商売の上で長く襲名されている名前に変更する
などが正当な理由として認められているようです。

中には、名前が原因でいじめられている、読み方が難しかったり奇妙だったりするもの、という事例もありますから、子どもの名前をあまり奇抜なものにしないことも重要だといえるでしょう。

【1-3】名付けは出生後14日以内に。

名づけ役所,赤ちゃん,名前,名付け 出典:PIXTA※写真はイメージです

これは、名付けに関する最も重要なルールの一つですが、子どもの出生届は出生後14日以内に出さなければなりません。

出生届には当然、子どもの名前を書く欄がありますから、子どもの名前は14日以内につけなければなりません。

いざ、子どもの名前を考えてみると、無数にある候補の中から親の願いや、画数、子どもの将来などを考えたりしていると、時間ばかりがどんどん過ぎていってしまう、というのはよくある話です。

14日もあれば決まるだろう、と思っているとあっという間ですから、赤ちゃんがお腹にいるうちに名前の候補をある程度考えておくことも重要だと思います。

【2】子どもの名付けで気になること

【2-1】名付けには画数が絶対必要なの?

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赤ちゃんの名前を付ける時に、意外と「こういう名前を付けたい!」という思いが強い人は少ないのではないでしょうか。

希望の強い方は、その思いにしたがってつければいいので、大して迷うこともないのですが、悩みだすと気になるのが「姓名判断」です。

赤ちゃんの名前の候補を出すと「画数はどうなの?」「姓名判断ではどうなの?」と聞かれることもしばしば。そして、調べ出すと、一番気に入っていた名前の画数が最悪、というときもあります。

世の中で成功した(と思われている)人たちは、最強の字画を持っている!などもよくインターネットでは目にすること。

ですが実は、インターネットの姓名判断サイトは星の数ほどあり、同じ名前でもそれぞれに書いてあることが違っていたりします。画数があるということ自体が、漢字を使う地域だけのローカルルール。

迷っているときに参考にするのは構わないのですが、振り回されすぎないことが大切。

名づけをめぐって夫婦が不仲に、なんて話もないことではありませんが、赤ちゃんにとってはそれが一番悲しいことですから、まずは、夫婦が気に入る名前をつけるようにしてみましょう。

ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズの親は姓名判断を参考にはしていないでしょうからね。

【2-2】名付けの際に気をつけたいこと

子どもの名づけは、親としてできる初めてのプレゼントのようなもの。

実際、出産前に親ができることは、体調を整えてお腹の中の赤ちゃんを無事に育てることと、育児用品をそろえること、そして名前を考えることくらいではないでしょうか。

あんな名前はどうだろう、こんな名前はどうだろう、と考えているうちは楽しいのですが、なかなか気に入る名前はないもの。段々考えすぎて、名付けのラビリンスに入り込んでしまうことも多いですよね。

そんな時は、まず、基本に立ち返りましょう。

1.マイナスイメージの漢字や意味がないか
2.周囲の賛同を得られそうか
3.子どもが将来、幼稚園や学校で名前を理由にいじめられないか
4.親の趣味や思い込みが必要以上に盛り込まれていないか
5.兄弟や家族から賛同が得られるか

このあたりがクリアなら、いい名前だといえそうです。
たとえば、1なのですが名前全体ではそんなことはないのに、一部分だけ抜き出すとそう読めてしまう、などもチェックポイントの一つ。

子どもはよく反対から読んだりもしますので、3.の観点からも、反対から読んでみてあまりイメージの良くない名前は避けた方が良いかもしれません。

5.は実は、一番重要な観点からもしれません。その子が毎日接していく家族や兄弟から喜ばれない名前は、どんなに親が気に入っていても避けた方がいいかもしれません。

家族や兄弟が具体的に口にしなくても、その名前にいい思い出がないとすれば、赤ちゃんと接するのが嫌になる可能性だってあるからです。

もちろん、1~5にあてはまるものがすべてダメ、というわけではなく、将来、子どもに聞かれたときに親が胸を張って「あなたにはこういう理由でこの名前なんだよ」と説明できればOKです。

【2-3】名付けは子どもの成長も頭に入れて

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子どもの名前は、その子が将来、社会で暮らしていく中でずっとついてまわるものです。

初めて名前を付ける時は、生まれたばかりの可愛い赤ちゃんがそこにいるだけですが、1年たてば1歳、10年たてば10歳、50年たてば50歳になります。

ついつい可愛らしい名前を、と思ってしまうのですが、子どもの成長も考えた名づけにしましょう。

また、将来は世界で活躍する人に!という願いを込めて名前を付けても、子どもが将来どんな職業や生活を選ぶかは、子ども次第。親があまり大きな期待を込めてしまうと、プレッシャーになりかねません。

子どもに名前を付ける時は大きな視点で、子どもの健やかな成長を願うものにしてみてはいかがでしょうか。

迷って迷って良い名付けを!

赤ちゃんの名付けにまつわるあれこれ、いかがでしたか?

実は名づけに関するルールはたくさんあるようで、そんなに多くはありません。それだけに悩むポイントは多く、なかなか決められないという人は多いものです。

でも、赤ちゃんの一大事なので、悩むのは当たり前。ぜひご夫婦やご家族で一生懸命悩んで、いい名前を付けてあげてください。

それでも決められない時は、必殺技があります。それは、赤ちゃんの顔を見ること。

不思議なことですが、多くの人が赤ちゃんを前にすると、多くの候補からすんなり決めることができた、といいます。

悩んでいる、パパママ達、候補をいくつかに絞ったら、あとは赤ちゃん任せにしてみてはいかがでしょうか。

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