赤ちゃん服のサイズ表の見方
国内メーカーのサイズは身長が目安

国内メーカーでは、「50・60・70・80…」という、赤ちゃんの身長を目安にしたサイズ表示がほとんどです。
サイズ50は身長50cm、60は身長60cmとなり、サイズごとに着用に適した月齢の目安や体重が設定してあります。2wayドレスなど、長く着られるデザインの服は「60~70」等とサイズ表示されているものもあります。
しかし、赤ちゃんの成長は個人差が大きく、身長が同じでも体重に大きく差があることも。身長はあくまで目安です。赤ちゃんの成長に合わせて、体に合ったサイズを選びましょう。
生地や素材によっては、伸びが悪くて赤ちゃんが動きにくそうだったり、窮屈そうだったりということもあります。とくに通販を利用する場合は、商品詳細をしっかりチェックしてくださいね。
海外ブランドは月齢表示

海外メーカーでは、国内メーカーと異なり、身長ではなく月齢(months)でサイズ表示されている場合が多いです。
「1months、2months…」のほか、monthsを省略して「1mos、2mos…」、「1m、2m…」とサイズ表示されていることも。
また、海外製品の場合、目安の月齢は同じでも、国内メーカーのものと比べ、袖や丈が若干長めになっている場合が多く、デザインも、身体にぴったりフィットするものが好まれるようで、全体的に細身のデザインのものが目立ちます。
輸入ベビー服はデザイン性が高くおしゃれなものが多いので、ついつい欲しくなってしまいますよね。失敗しないためにも、サイズチェックは国産品よりも念入りに!
月齢・発達段階別サイズと選び方の目安
新生児期
1日のほとんどを寝て過ごす時期。体温調節機能がまだ十分に発達していないので、温度・湿度管理が大切です。
短肌着、ボディスーツ、薄手のベビー服など、組み合わせ次第で、こまめに温度調節できるアイテムがおすすめ。
また、おむつ替えや吐き戻しなどで、ひんぱんに着替えることが多いので、おむつ替えのしやすいもの、着脱させやすいもの、洗いやすい素材が重宝します。
この時期のサイズ目安
・身長50~55cm
・体重3~4.5kg
・サイズ表示「50」「55」「50~60」「1months」「1m」など
首がすわるまで(1~3ヶ月)
首がすわるまでは、服を着替えさせやすい前開きタイプが良いでしょう。2~3ヶ月頃には手足の動きも活発になってくるので、長肌着やカバーオールがはだけにくく、おすすめです。
この頃になると健診やお散歩で外出する機会が増えてきます。季節によっては、帽子や靴下の用意も必要です。気温に合わせて重ね着させやすいベストやおくるみが便利ですよ。
この時期のサイズ目安
・身長55~60cm
・体重3~6kg
・サイズ表示「55」「50~60」「1~3months」「1~3m」など
・帽子サイズ 「32~40」「35~43」
寝返り期(3~6ヶ月)
首がしっかりとすわったら、上からかぶるタイプの服もOK!かぶりタイプが着られるようになると、選べるデザインがぐんと豊富になるので、コーディネイトが楽しめますね。
寝返りができるようになると、激しい動きでおなかが丸出しになってしまうことも。ロンパースやボディスーツ型の肌着なら、おなかを冷えから守れますよ。
この時期のサイズ目安
・身長60~70cm
・体重6~9kg
・サイズ表示「60」「70」「60~70」「3months」「3~6months」「3~6m」など
・帽子サイズ 「35~43」「46」など
おすわり~はいはい期(6~11ヶ月ごろ)
ますます動きが活発になる時期。はいはいが上手になると、おむつ替えの時に逃げ出しちゃう子も。上下セパレートタイプなら、ササッとおむつが替えられます。
はいはいの時に足先がひっかかると危ないので長めのズボンは避け、赤ちゃんの動きを妨げないよう、ジャストサイズの服を選びましょう。
この時期のサイズ目安
・身長60~80cm
・体重9~11kg
・サイズ表示「70」「80」「12months」など
・帽子サイズ 「46」「48」「S」など
つかまり立ち~あんよ期(8ヶ月~1歳以上)
赤ちゃんの歩き始めは個人差が大きく、身体の大きさも赤ちゃんそれぞれ。月齢にこだわらず、赤ちゃんの体に合わせた服を選んでみましょう。
伝い歩きが始まったら、そろそろ靴の準備も。最初は靴を履くのを嫌がる子も少なくないので、少しずつ慣らしてあげるとよいですよ。
よちよち歩きのころは転びやすいので、ボトムスは膝までカバーできる長さがおすすめです。丈が長すぎるもの、大きすぎる服、リボンなどの装飾は、ひっかかったり転倒したりする原因になることがあるので要注意です。
90サイズ以上になると、一般にベビー服ではなく「子ども服」に分類されるようになります。また、男の子・女の子を意識したデザインも多くなり、ママやパパとお揃いにできるアイテムも増えてきます。服選びがますます楽しくなりますね。
この時期のサイズ目安
・身長70~90cm
・体重9~13kg
・サイズ表示「80」「90」「12months」「12-18months」「2years
」など
・帽子サイズ 「46」「48」「S」など
・靴・靴下のサイズ 「11-13cm」「12-14cm」など
赤ちゃんの服選びのポイント
大きすぎないサイズ
すぐに着られなくなってしまう赤ちゃんの服。長く着られるようにと、ついつい大きめサイズを選びたくなってしまいますよね。
ですが、身体に合っていない大きめの服は赤ちゃんの動きを妨げてしまったり、活発に動き回るようになると、袖や裾などが引っかかり思わぬ事故につながったりしてしまう場合があります。
赤ちゃんの服は、身体に適したサイズを選びましょう。
季節にあった素材やデザイン
新陳代謝が活発な赤ちゃん。通気性や吸水性に優れたコットン100%素材がやはりおすすめです。
同じコットンでも織り方によって厚みが異なります。ガーゼやフライス、天竺などの薄い生地は夏用に、スムースやキルト、ニットガーゼなど厚みのある生地は冬用と季節に合った素材を選ぶと良いですよ。
赤ちゃんの成長を見越して先に大きいサイズを購入してしまうと、いざ着せようとする時の季節と合わなくなってしまう場合もあるので、買う時期にも注意してくださいね。
着替えがしやすいもの
汗をかいたり、ミルクをこぼしたり、おむつが漏れてしまったりと、1日に何度も赤ちゃんの着替えが必要な場合も多いもの。
そんな時には時間をかけず、パッと着替えがしやすいかどうかはとても重要です。
首座り前の赤ちゃんなら前開きタイプのもの、つかまり立ちをし始めた赤ちゃんにはセパレートタイプのものなど、成長に合わせて着替えやすいタイプを選びましょう。
まとめ
赤ちゃんの服の大きさは、サイズ表示は同じでも、メーカーやブランドにより着丈などに微妙に違いがあります。
また、帽子や靴などのアイテムは、デザインによってフィットしないことも。できるだけ試着して購入するのが、失敗しない最大のポイントです。
ネット通販の場合は、商品詳細と返品規定を事前に確認しておきましょう!赤ちゃんに適したサイズとデザイン性のブランドやメーカーを見つけておくと、服選びに迷わず買い物ができますよ。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。