子どもが持って帰ってきた制作物、どう整理したらいい?
年度末は持ち帰るものがいっぱい!
学年末の保育園・幼稚園では、新学年に向けたクラスの入れ替え準備が行われます。そのため、最終登園日には、毎日の荷物に加えて、次のような物を持ち帰ることになります。
【年度末に持ち帰るもの】
洋服…長袖、Tシャツ、ズボン、肌着、パンツ、靴下等の予備の着替え
布団…お昼寝用の敷布団、掛け布団
作品…絵、紙や粘土で作った工作、手作りおもちゃ 等
冊子…連絡帳、出席シール帳 等
特に、作品については、毎年数がどんどん増えていきます。収納に困っているという方も多いのではないでしょうか。
収納場所に合わせて保管する量を決めよう
我が子の作品なら全て残しておきたくなるのが親心ですが、あいにく家のスペースは有限です。

家庭によって使えるスペースは異なりますので、ご自身の家にあわせて保管場所を設定してみてください。
なお、保管方法には「飾る」と「しまう」の2パターンがあります。
作品としての真価が発揮されるのは「展示されているとき」ですから、なるべく「飾る」ようにし、どうしても残したい物だけを「しまう」ようにするのがおすすめです。
すぐに判断できないときは?
すぐに判断できない場合、無理に捨てる必要はありません。小さめのダンボールなどで保留ボックスを作り、期間を決めて一時保管してみましょう。
時間を置いてから見返すと「いる・いらない」の判断がしやすくなります。
保留期間は長くても6ヶ月程度として、ボックスに大きく書いておきましょう。

思い入れのある作品はきれいに保管したい!形状別おすすめ収納法
サイズが大きいもの(画用紙、制作ブックなど)

画用紙や制作ブックなどは、1枚ずつ壁に飾るのがおすすめです。
画鋲やマスキングテープで貼っても良いですが、無印良品「おえかきマグネットハンガー」を使えば、簡単かつおしゃれに飾ることができます。
飾るものを1週間~1ヶ月おきの入れ替え制にすれば、たくさんの作品を家族みんなで楽しめますよ。
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しまう場合は、山崎実業「作品収納ボックス」がおすすめです。大容量サイズかつ頑丈な造りなので、何度も中身を取り出したり入れ替えたりしても、へたることなく長く使うことができます。
サイズが小さいもの(折り紙など)

折り紙やお手紙は、缶のケースに収納するのがおすすめです。
鉄則は「ケースに入るだけ残す」ですが、お友だちからもらったお手紙はなかなか捨てづらいもの。放っておけばあふれるほどたまっていきます。

お菓子の空き缶を使ってもいいですが、ネット上では様々なタイプのかわいい缶が販売されています。
子どもが気に入った缶ケースを買ってあげれば、ルールを守ろうという気持ちが強くなり、自然とそこに入るだけの量に厳選するようになりますよ。
立体のもの(工作や粘土など)

立体的な作品は、一度しまい込むと取り出すことがほとんどなくなってしまうという特徴があります。あらかじめ家の中に作品を飾る場所を決めておくのがよいでしょう。
おすすめは、アクリルケースに入れて見せる収納をするという方法です。
ケースを3個ほど用意し、子どもにお気に入りベスト3を選んでもらって飾ります。新しい作品を持ち帰ってきたら、再度飾るものを見直してもらいましょう。そうすれば、常に子どものお気に入りベスト3が飾られている状態を保てます。

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ひとつにまとめてしまう方法も

「ものに合わせて収納を考えるのが大変!」という方は、とりあえず大きめの箱やコンテナに入れてしまうのがおすすめです。
スペースはとりますが、ごちゃごちゃした部屋を一旦スッキリさせるだけで精神的に楽になり、心にゆとりが生まれます。
中が見える透明の素材のケースにすれば、中の物を取り出したいときに探す手間が省けて便利です。
コンテナ等にまとめて入れる場合でも、画用紙の作品はクリアホルダーに入れる等、一工夫を加えておけば、きれいな状態で保管することができますよ。
新学期の準備も忘れずに|持ち帰った園グッズはここをチェック!
①残量のチェック
色鉛筆やクレヨンが全色揃っているか確認しましょう。
色鉛筆等のケース自体に、一本ずつ戻すべき色の名前(あか、ピンク等)をマジックで書いておくと、子どもが自分で正しい位置に戻せるようになり、無くしにくくなりますよ。
買い換える場合は、進学予定の小学校に確認して、何色セットが必要になるかを調べておくと、卒園後まで長く使えます。
のりは、蓋の閉め忘れで表面が固まり使えなくなっていることもあります。注意して見てみましょう。
②記名のチェック
持ち物に書いた名前が消えていないか確認しましょう。コップのように頻繁に洗うものは、こすれて文字が薄くなりやすいです。服に貼っていたネームテープも、洗濯を繰り返すうちにいつの間にか剥がれていた…なんてことも。
学年を書き換えるときは除光液やクレンジングオイルで文字を薄くする方法があります。ただし、素材によっては変色させてしまう可能性がありますので、必ず目立たないところで試してみてくださいね。
③サイズのチェック
園に置いておく着替えなど、サイズアウトしていないかチェックしましょう。
靴もこのタイミングで足にあっているか再確認します。子どもの足はすぐに大きくなってしまうので、つい少し大きめのサイズを買ってしまいがちですが、足全体のバランスが崩れる・姿勢が悪くなる等デメリットの方が多いので注意。
発育のために、必ず足にあったサイズの靴を履かせるようにしましょう。
まとめ
学年末は持ち物を整理するのに良い機会です。何を残すべきかを子どもといっしょに考えれば、子どもの整理収納スキルを養うこともできますよ。
親子でお家の中も心もスッキリさせて、ワクワクした気持ちで新学年を迎えましょう!
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。