おうちでセルフカットしてみよう!道具と選び方のポイント
必要なもの

はさみ
子どもは急に動くことがあります。安全を考えてはさみの先端が丸いものや子ども用はさみを使いましょう。子ども用のはさみは刃が小さく、細かい部分が切りやすいのでおすすめですよ。
すきばさみ
髪の量を減らしたり、毛先をぼかしたりする時に使います。髪の量が多い子どもは、すきばさみで髪の量をボリュームダウンしてあげましょう。
くし(コーム)とすきばさみがひとつになったコームシェーバーも便利です。
くし(コーム)
髪をとかすだけではなく、切る髪をすくいとる時にも使います。大きいくしは切りにくいので、小さいくしか子ども用のくしがおすすめです。
目が細かいくしの方が髪をすくいやすいので、切りやすいです。
子どもの髪は細くて絡まりやすいので、きちんと髪をとかしてから切りましょう。
ヘアクリップ(ダッカール)
切りたい部分とそれ以外の髪を分ける時に使います。髪が多い場合は、ヘアクリップでブロッキングをして少しずつ切ると切りやすくなりますよ。
子どもの髪の毛は細く、大人用のヘアクリップだと留まらないことがあるので、子ども用のヘアクリップがおすすめです。
バリカン
男の子の髪を切るときに便利です。長さが違うアタッチメントがいくつかあるタイプは1本あると長く使えますよ。
バリカンの音や振動にびっくりする子どももいるので、静音設計のものを選びましょう。水洗いが可能でコードレスのものが使いやすくておすすめです。
あると便利なアイテム

ケープ
切った髪の毛が服につかないようにするために使います。ゴミ袋で代用することもできますよ。ゴミ袋を使う場合は、頭をいれる部分をくりぬいてから使いましょう。
ケープが大きい場合やゴミ袋を使う場合は、首にタオルを巻いておくと隙間ができにくくなります。
新聞紙
髪の毛は散ばりやすく、掃除が大変です。新聞紙を床に広めに敷くと、切った髪の毛をそのまま捨てることができます。レジャーシートでも代用が可能です。
霧吹き
髪の毛は濡らすと切りやすくなります。また、切ったあとの毛がまとまって落ちるので掃除がしやすくなりますよ。
DVDやおもちゃ
子どもは髪を切っているときも動きます。顔の近くにはさみがあることに怖がってしまう時は、お気に入りのDVDやおもちゃで子どもの気を引きましょう。
はさみから注意がそれて切りやすくなります。
美容師さん直伝!上手にカットするコツを男女別にご紹介
男の子のセルフカット|動画とコツ
出典:www.youtube.comバリカンで刈る時は下から上へ
バリカンで長さを切るときは、襟足やもみあげなど下の方から刈るときれいに刈りやすいです。途中から刈上げるとガタガタになることがあるので気をつけましょう。
耳周りはバリカンがおすすめ
切りにくい耳周りは、はさみよりもバリカンを使うほうが簡単です。はさみを使うときは、耳の上に指をおいたり、耳をおったりして気をつけて切りましょう。
毛先を軽くする
短いヘアスタイルの場合、毛先が重いとヘルメットをかぶったようなヘアスタイルになりやすいです。すきばさみやバリカンを使って全体の毛先2~3cmを軽くするとすっきりしたヘアスタイルになりますよ。
特に男の子の場合、前髪は軽めの方がかっこいいので、前髪の毛先を軽くするのがおすすめです。
気持ち長めに切る
短いヘアスタイルの場合、毛先を軽くしたりすいたりすると、最初に切った長さよりも少し短くなります。最初は理想の仕上がりよりも気持ち長めに切ると、毛先を軽くしたりすいたりした後にちょうどいい長さになりますよ。
濡らした髪の毛が乾くと、切った時より短くなることがあるので注意してくださいね。
女の子のセルフカット|動画とコツ
出典:www.youtube.comブロッキングをとる
幼児期の女の子の中には、毛量が多い子もいます。その場合、髪に厚みが出るため、一気に切るとカットラインがガタガタになりやすいです。耳の前と後ろだけではなく、後ろも上下2段にブロッキングしてから少しずつ切りましょう。
襟足の中央から切り始める
カットは中央から切り始めると、左右の長さを合わせやすく失敗しにくいです。切っていく方向(右利きなら右側からはさみを入れるので左側)の髪の長さが長くなりやすいので、意識して注意しましょう。
毛先を軽くする
毛先を少し軽くすると、髪がまとまりやすくなります。毛先を薄くするときは、すきばさみやコームシェーバーを使うと簡単ですよ。髪の毛は、顔周りより耳から後ろ(後頭部)の方が多いので後ろの毛先を中心に軽くしましょう。
気持ち長めに切る
慣れていないと思っていたより短くなってしまうことが多いのです。少しずつ切って、理想の仕上がりより気持ち長めに切るのがおすすめですよ。特に前髪は髪のクセが出やすく、思ったより短くなってしまうことが多いので気をつけましょう。
髪の毛が乾くと、切った時より短くなることがあるので注意してくださいね。
子ども(年少~年長)におすすめヘアスタイル&へアアレンジ
男の子は、もみあげを刈り上げた短髪ヘア

刈る部分が少ないので、バリカン初心者も簡単にできる おすすめポイント
サイド(もみあげ部分)を刈り上げるヘアスタイルです。
耳まわりがすっきりし、髪のボリュームをおさえることができます。蒸し暑い時期でも頭皮が蒸れにくいので、汗をたくさんかく子どもにおすすめですよ。
刈り上げる範囲が少ないので、バリカンを初めて使うお母さんお父さんにもチャレンジしやすいヘアスタイルです。
カットのコツ
●刈り上げをするサイド部分(もみあげ部分)以外をヘアクリップ(ダッカール)で留めて、もみあげ部分をバリカンで刈上げます。●刈り上げが終わったらヘアクリップをとり全体の長さを切ります。その後、毛先を中心にすきばさみで軽くします。
特に、刈り上げた部分の上にのる髪はすきばさみなどで軽くするとなじみが良くなりますよ。

刈り上げ部分の面積が狭い方が失敗しにくいです。
女の子は、前上がりのボブ!

すきばさみで仕上げるので、まっすぐ切れなくてもOK おすすめポイント
顔周りを前上がりに切るスタイルです。横から見たときに、後ろと比べて前の方を短くします。
丸みがあって、かわいい印象になりますよ。
切った部分がガタガタになっても、毛先にすきばさみを入れてぼかせば自然に仕上がります。
ヘアスタイルは短ければ短いほど、髪の癖や頭の形が出るので技術が必要になります。しかし、ボブだと髪の癖や頭の形が出にくいので美容師ほどの技術がなくても大丈夫です。
カットのコツ
●耳の前と後ろで髪を分けて、後ろから切っていきます。●初めからまっすぐ切るのは難しいので、理想仕上がりより長めに切り、少しずつ調整しましょう。
●顔周りは短くなりやすいので、極端に前上がりに切ろうとしなくても大丈夫です。全体の長さを切ったあとに毛先にすきばさみを入れてカットラインをぼかすと自然に仕上がります。
特に、後ろ(後頭部)は前(サイド)に比べて髪の毛が多いのですきばさみなどで毛先を軽くし厚みをとるとまとまりが良くなりますよ。

髪の毛の量が多い子は、髪に厚みがあるので切りにくいです。髪の毛を上下に分けて下から切ると切りやすくなりますよ。
まとめ
いかがでしたか。子どものカットは、アイテムを揃えて、切りたいヘアスタイルのコツをつかめばそこまで難しくありません。
子どもがケガをしないよう気をつけながら、子どもも気に入るヘアスタイルを目指してチャレンジしてみてくださいね。(執筆:美容師)
・掲載内容や連絡先等は、現在と異なる場合があります。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。
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