1歳半健診ってどんなもの?

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1歳半健診とは

1歳半健診は、正しくは1歳6ヶ月児健康診査と言います。1歳6ヶ月から2歳までが対象です。

1940年に制定された母子保健法で「乳幼児の健康を守り、適切な発達を確認する」ことが目的です。

母子保健法で定められている健診は、1歳6ヶ月健診と3歳児健診のみで、共に市区町村の実施が義務づけられており、無料です。

子どもの成長・発達、栄養状態、先天的な病気について確認すること、また育児に取り組む保護者への支援も行う機会になっています。

これまでの健診との違いは?

1歳半健診は集団健診(同年代の赤ちゃんを一ヶ所に集め、そこに小児科医や保健師が出向く)が主流ですが、その他の健診は、かかりつけ医が健診を行うスタイルがメインです。

また1歳半健診と他の健診との違いは、子どもの精神面での発達を確認することです。

これは、1歳半頃から子どもに自我がうまれ、意味のある言葉を使ってコミュニケーションを始める時期であるため、遅れることなく問題のある子どもに気づくことができるようにするためです。

1歳半健診 当日はどんなことをする?

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当日の持ち物

持ち物は自治体によって異なりますが、健診当日の持ち物の例をご紹介します。

・母子健康手帳
・診査受診券(通知はがき)
・診査問診票(歯科用も含め、すべて記入しておきましょう)
・使用している歯ブラシ
・筆記用具
・着替え(おむつを含む)など


実際の持ち物は自治体のHPや送られてくる書類で確認してください。

この他、待ち時間が長くなる可能性を考えお気に入りの絵本やおもちゃを持参するとよいでしょう。

また、待ち時間中はベビーカーを使えないこともありますので、抱っこ紐を用意しておくと安心できます。

あと診察は服を脱いで行いますので、着脱しやすい服を着ておくことをおすすめします。

当日の流れと行うこと

当日の流れや健診の内容の例をご紹介しておきます。

1) 受付
指定された時間に、受付をします。そのときまでに事前に送られている、あるいはダウンロードした診査問診票は記入しておきます。

2) 問診(予診)
記入した診査問診票をもとに、保健師が一般的に以下の診査項目を確認します。ここで上手にできない場合、普段の様子を聞くことで確認することもあります。

・積み木を積むことができるか
指先の微細運動ができるか確認します。保健師が「積み木ちょうだい」と話しかけて、言葉を理解できるか一緒に確認することもあります。

・絵を見て指さしができるか
意味のある言葉を理解できているかを診ます。犬や車などが描かれた絵を見ながら、「ワンワンはどれかなー」などの問いかけに反応して、犬の絵を指さしできるか確認します。

・意味のある単語を言えるか
名前を呼ばれて反応するか、「バイバイ」と手を振ると、手を振り返すかなど、問いかけへの子どもの反応を見ながら、コミュニケーションがとれているか確認します。また、会話をしているときに目が合うかも確認しています。

その他、生活習慣や食事の内容についても確認があります。

3) 身体計測
身長、体重、胸囲などの計測があります。

4) 小児科医の診察
小児科医が子どもの全身の診察を行い、また発達の様子を確認します。

5) 歯科検診
歯科医師が、歯のはえ具合、虫歯や噛み合わせを確認します。フッ素を塗ってくれるところもあります。

6) 個別相談
健診結果について、説明があります。またこのとき育児やしつけについて質問することができます。

1歳半健診受診のポイント

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スムーズに受診するための事前準備は?

ママの準備

1歳半健診の事前準備として、一番大切なことは審査問診票を記入しておくことです。この内容に基づいて発達の確認を行いますので、母子健康手帳を見直すなどして、しっかりと記入するようにしましょう。

あとは、当日医師や保健師に相談したい育児上の心配ごと、悩みごとをメモに書き出しておくことをおすすめします。

その際、聞きたいことに優先順位をつけておくと、健診当日に時間がなくても、知りたいことを確認することができます。

子どもの準備

1歳半健診の当日は、普段とは異なる場所、異なる雰囲気で行われます。

特に人見知りをするお子さんだと、健診会場の雰囲気にのまれてしまい、いつもならできることも、うまくできない可能性もあります。

事前に練習をする必要はありませんが、もし心配であれば、ご自宅など落ち着いた環境で、健診のときに確認される項目をやってみておくとよいかもしれません。

普段の環境あればできることを、確認しておくと、余裕を持って健診に臨むことができるでしょう。

もし要観察や再審査になってしまったら

健診の結果は、異常なし、要観察、要紹介、再審査などで説明されます。

●要観察…発達などの異常がある可能性が否定できないため、経過の観察が必要であることを意味する

●要紹介…医療機関で詳しい検査が必要であることを意味する

●再審査…健診当日にどうしてもうまくできなかったことがあり、後日個別に確認することを意味する

いずれも、子どもに異常があるのではないかと心配になるかと思います。ただ健診では、少しでも気になることがある場合、見逃しをなくすためになるべく確認する方針で行われています。

過度に恐れる必要はありませんし、もし心配であればその気持ちを医師や保健師に打ち明けてくださるとよいでしょう。

まとめ

1歳半健診の概要をご説明しました。

健診は、子どもの成長や発達、また子どもを支える家族において、問題となりうるところを早く発見し、必要に応じて早く対応することで、問題が大きくならないようにすることが目的のひとつです。

つまり子どもと家族を中心に、医療も行政も一緒になって助け合うことを目指した仕組みです。

ですので、1歳半健診を前向きに捉え、育児における心配なことや不安なこともすべて解決する機会として、ぜひ活用してください。

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