【1】0歳の歯
生える順番とその目安
はえる時期や順序には個人差がありますが、目安としては以下のようになります。
6~9ヶ月

まず最初に下の前歯が2本生えます。
4か月ほどで生えてくる赤ちゃんもいるので、個人差があります。
8~11カ月

上の前歯が4本生えてきます。
1歳~1歳半

上下の前歯8本にくわえ一番奥の奥歯4本も生えて、合計12本になります。
1歳半~2歳前後

先ほどの合計12本にくわえ上下の犬歯が生え、合計16本になります。
2才半~3歳半

16本にくわえて奥から2番目の奥歯が生え、乳歯の合計20本が生えそろいます。
【2】受診の目安
出典:PIXTA※写真はイメージです。先天歯(魔歯)
生後すぐに生えている、もしくは2か月以内に生える歯のこと。
対処は授乳の際に不都合かどうか、舌にあたって痛くないかで決めます。
上皮真珠
歯が生える前に歯肉にできる小さな白い粒のことです。これは歯が生えたら消えてなくなるので受診は必要ありません。
萌出性嚢胞
上皮真珠と違い、生えてくるときに歯の周りの歯肉が青く水ぶくれのように膨らむことがあります。
これも歯が生えると消えてなくなりますが、ひどい時は小児歯科を受診してください。
【3】0歳の歯科検診
疑問をもったらまず検診を!
出典:PIXTA※写真はイメージです。先ほど申し上げた受診の目安とは別に、歯の生え方や色・形などに疑問を持った時は0歳でも「小児歯科医」に相談をすることが大切です。
生後初めて歯や口のチェックをするのは多くの方が1歳半健診。この時にひどい虫歯になっている子もいます。
「子どもの歯磨きが難しいわ」「虫歯にしないにはどうすればいいの?」という疑問だけでも大丈夫です。
生えている歯の本数や年齢にかかわらず、小児歯科に行って検診やアドバイスを受けてください。
小児歯科をえらぶポイント
出典:PIXTA※写真はイメージです。歯の治療は、大人と子どもとで同じではありません。
子どもの成長に沿って継続的に経過を観察したり、異常を早めに発見するためには、小児歯科がベストです。
「一般歯科・小児歯科」と併記されている歯科医院も増えましたが、泣いてしまう小さなお子さんは治療しないで虫歯が悪化することもあるようです。
一般歯科を受診される場合は、子どもの治療経験が豊富な先生を選びましょう。
ケガなど急患でかかる場合にも慣れている小児歯科があると安心ですよ。
お子さんの病気で「小児科」にかかるように、口の中については「小児歯科」の受診をおすすめします。
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