年少さんってどんな学年?
3歳児の発達と成長
3歳児は、着替えや歯磨き、食事や睡眠などの生活面において、少しずつですが一人ででき始める「自立」の時期。まだまだ大人の手助けは必要ですが、自分でやってみたい意欲が出てくる時期でもあります。
しかし、まだ自分の気持ちをうまく言葉で伝えることが上手にできない子どももいます。そのため、手が出てしまい喧嘩が多くなることも。
そんな時は大人が仲立ちとなって子ども同士の喧嘩やかかわりを助けながら、友達の存在を意識させ、一緒に過ごすと楽しいのだということを少しずつ伝えていきます。
集団生活であってもまだまだ一人遊びが多い時期でもあります。集団生活を送ることによって、友達から様々な刺激を受け、ぐっと成長していく年齢ですよ。
年少さんになると何が変わる?
幼稚園入園で年少さんになる場合
幼稚園生活は、決まった時間にバスが来て見送ったり、園まで送ったりするところからスタートします。
朝の会や歌を歌う、出席をとる、工作やお絵描きなど主になる活動をし、お昼はみんなでお弁当を食べます。決まった時間にお手洗いを済ませる園もあり、まさに集団生活です。
幼稚園は、お昼寝がないのでお昼を食べたら降園となります。園によっては預かり保育のある園もあるので、親が働いている場合であれば、午後から夕方まで園で過ごすことになるでしょう。
保育園進級/入園で年少さんになる場合
保育園生活は、一般的に親が働いている子どもを預かる場所なので、幼稚園よりもさらに生活時間が長く、朝から夕方~夜まで保育園で過ごすこととなります。
幼稚園との一般的な違いは、お昼寝があること、給食であることです。お昼寝が苦手な子どもは慣れるまでなかなか大変かもしれません。また、偏食のある子どもは、苦手なメニューの時もあるでしょう。
そして、主となる活動には戸外活動を取り入れている園も多く、毎日外遊びや散歩などがあります。体力づくりにもなり、心も体も成長していきます。
ママパパの心構え、環境の変化のフォローは?
「自分でできる」のフォローを
子どもの気持ちのフォローとともに、生活面での自立もゆっくりと促していきたいところです。
・自分の持ち物をしっかり覚えること(記名部分にその子ならではのマークをつけるといいですね!)
・衣類の着脱やトイレの自立
・食事の好き嫌いをなるべく減らしておくこと
など、少しずつゆっくり取り組んでおくことで、入園してからの子どもの負担が軽くなることでしょう。
成長を楽しもう
ですが、それも頑張りすぎてしまうと親子ともにプレッシャーとなり、入園や進級が心の負担になってしまいます。それでは意味がありませんね。
厳しく指導をするのではなく、一緒にやってみよう!今度は自分でできるかな?できたね!大きくなったね!!と成長を喜ぶ声かけをしながら、ゆっくりと取り組んでいきましょう。
まとめ
新しい環境になることは、楽しみもありますが親子ともに緊張や不安もあることでしょう。
しかし、子どもは好奇心旺盛であり、大人よりも順応する力が高いものです。子どもよりも不安になったり緊張することなく、困ったことや不安なことはその都度担任の先生や職員とコミュニケーションをとり、ゆっくり慣れていきましょう。
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