目次
気になる調査のポイントは?
●約6割が「妊娠・出産・育児」を機に雑誌を購入
●全回答者のおよそ半数が「マタニティ雑誌」を購入
●マタニティ雑誌がもっとも購入された時期は「妊娠発覚直後」
●購入理由の1位は「妊娠、出産、育児のグッズの情報を得る」
妊娠してから雑誌を買った?それは何の雑誌?
およそ半数が「マタニティ雑誌」を購入していました
さらにその内訳として、購入した雑誌のカテゴリーを聞いてみると次のような結果に。
マタニティ雑誌は妊娠期の前半で、ベビー&キッズ誌も妊娠中に買う人が多い
妊娠2、3ヶ月で妊娠が分かったらすぐ購入し情報収集する方が多い

マタニティ雑誌を購入した方がもっとも多かったのは妊娠8~11週目にあたる妊娠3ヶ月でした。この時期といえば一般的にはつわりの症状がピークを迎え、心身ともに疲弊する時期なので意外?に思われるでしょうか。
その後の妊娠2ヶ月、妊娠5ヶ月に次いで妊活中が4番目に多いのは興味深いところ。マタニティ雑誌は妊娠期間に必要な情報を得るものなので、全体の傾向として前半に購入される方が多いのは当然とも言えますが、妊娠の事実が確定する前からこうした雑誌を手にする方も全体の1割近くを占めていることになります。
妊娠2ヶ月は妊娠が発覚し、ママの身体に変化が起こりつつある時期。一方の妊娠5ヶ月は安定期に入り、つわりが少し落ち着いてきたり、わが子の性別が分かったりと楽しみなことが増えてくる時期ですよね。
その後は臨月に向かって購入者数が減少傾向にあり、産後に少し上昇が見られました。
ベビー&キッズ誌は妊娠中に買う人が、産後に買う人よりも多い
子どもが生まれた後の育児について全般的なテーマ扱うベビー&キッズ誌ではありますが、実は妊娠中に購入した方のほうが多いことも明らかになりました。およそ6割が「妊娠期間」に購入と回答、生後の各月に購入した人を大きく引き離していました。
出産後は生まれた赤ちゃんとの日々で多忙が予想されるため、我が子がお腹にいる間、心の余裕が少しでもある妊娠中に読みたいという心理がはたらいているのかもしれません。
どうしてその雑誌を買ったか、どんな記事が役に立ったのかなど
必要なグッズの情報を得るためが約8割を占める

どのような内容が期待されているかを探るために、購入理由を尋ねてみた結果がこちら。
2位の2.5倍と大きく引き離し単独トップとなったのが、妊娠、出産、育児にまつわるグッズの情報でした。
出産準備品にはじまり、生まれた直後から使う育児用品の数々は1人目の子どもならば、どれも初めてのものばかりですよね。
「いつ、何を揃えればいいの?」「たくさんあるけれど、どれが一番なの?」そうした疑問に答えてくれる内容がもっとも期待されていることが明らかになりました。
身につけるものや使うもの、それは赤ちゃんのものだったり、ママのものだったり。そうしたアイテムは気軽にお試しで買うことができないものが多く、使用や購入を検討する上で雑誌は貴重な情報源になっていると言えそうです。
次いで、妊娠、育児期に便利なサービスに関する情報、そして昨今、おなじみとなった「付録」を求める声が多かったです。
この記事が役に立った!面白かった!先輩ママパパのエピソード
読んでみて実際にはどのような記事が役に立ったのでしょうか。先輩ママパパの口コミとともにそれを紐解いてみることにいたしましょう。
「読者さんの出産レポート。どんなふうに陣痛が始まるのかとか病院に持って行って便利だったものなどを参考にしていました」(ぱんちゃん6さん)
「生まれ月ごとの、育児グッズ準備リストの記事 ・出産の流れの説明記事」(Tomomi_n13さん)
「出産に伴う、必要なお金と帰ってくるお金の特集。一覧と、それぞれが適応される場合と必要な手続きがまとまっていてわかりやすかった」(ほくろねこさん)
「離乳食の開始時期だったので、ちょうど離乳食カレンダーが付録についていたので購入しました」(ayapingさん)
「周期ごとのお母さん子どもの成長がイラストやグラフで示されていたもの。読むだけで今どこの時期でどんな症状があるかわかりやすかった。妊娠中に気を付けた方がいいこと。食事面など」(ひとみん15さん)
役に立った記事、企画について尋ねてみると、自由回答で多く見受けられたのが「自分や子どもの成長、発達のステージ」ごとに整理された情報に関するものでした。
つまり、「この時期」には「これをする、これが必要」あるいは「あなたや赤ちゃんの体はこうなる」というような妊娠や育児の経過を、自身の状況と重ねながら理解できる内容です。
妊娠や出産で購入した、雑誌のランキングトップ9発表!
“たまひよ”系強し!自分用にはママガール、ヴェリィが人気に

それでは、何の雑誌が購入されたかをランキング形式で口コミとともに見てまいりましょう。
妊娠期、子育て期を分けずに「購入した雑誌」を尋ねたところ、このような順位で各雑誌が並びました。
今年、創刊から25年目を迎えた「たまひよ」の両雑誌「たまごクラブ」「ひよこクラブ」が上位を独占。3位は第一子を懐妊されたプレママに照準を合わせた「初めてのたまごクラブ」がランクイン。
たまひよは両誌とも毎月発行される月刊誌なので、気になったタイミングで最新号を入手できる点でも多くの方の目に留まっていることが予想されます。
また2012年に創刊、今年で6年目を迎えているママガールがそれらの雑誌をおさえ4位に。子育ての情報に加え、ファッションを中心とした女性誌の定番コンテンツが充実した同誌のほか、ママが自分用に買う雑誌としてヴェリィやLDK、リンネルやマートがそれに続きました。
ランキング上にエントリーしている雑誌はおすすめ度が高いと考えられますので、ぜひチェックしてくださいね。
1位:たまごクラブ
![たまごクラブ 2018年10月号[雑誌],妊娠,雑誌,](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/image.cozre.jp/magazine/post/711068.jpg)
妊婦ママ向けに特化した雑誌のパイオニアといえばこちら、月刊誌のたまごクラブが堂々の1位!約45%の方が購入したという結果が得られました。メジャーな雑誌なのでご存知の方もきっと多いはず。四半世紀という歴史を歩んできたブランド力と、凝縮された見たい・知りたい情報や旬の付録で、多くのプレママさんから支持を得ていることが判明。
「妊活中に初めて購入したんですが妊活中にした方がいい事や不妊治療の事がわかりやすく記載されていてとても参考になった。その後妊娠してたまごクラブを購入したが肌着のプレゼントやマタニティマークがついていたりして付録もよかったし気をつけた方がいい事や出産準備などとても参考になった」(かきのたねこさん)
「等身大の胎児の絵と共に今の赤ちゃんの様子やママの身体の変化などが載っていてとても、良かったです」(えリママさん)
2位(同率):ひよこクラブ
![ひよこクラブ 2018年10月号[雑誌],妊娠,雑誌,](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/image.cozre.jp/magazine/post/711069.jpg)
1993年の創刊以来、0ヶ月~2歳の育児ライフをサポートする雑誌として不動の地位を築いている「ひよこクラブ」が第2位。たまごクラブの姉妹誌という分かりやすいコンセプト、毎号、表紙を飾る愛くるしい赤ちゃんでおなじみ。その天真爛漫な笑顔を見て思わず手にとる方も多いのでは?
「離乳食の特集で別冊の付録がありました。今でも見たりします」(11saori11さん)
2位(同率):初めてのたまごクラブ

タイトルの「初めての」が示す通り、第一子出産を控えた方が中心の読者層です。「妊娠がわかったら最初に読む本」を掲げ、妊婦さんにとって役立つ情報が満載!
全員プレゼントも含め毎号、付録が2つ以上と充実しているのもポイントで、内容も「おなかの赤ちゃん 実物大シート」や「母子手帳ポーチ」など、知りたい!欲しい!アイテムであることも魅力。
「初めての妊娠だったので、初めてのたまごクラブを購入しました。妊娠時期にあったトラブルに対する対策や、つわりの乗り切り方など役に立ちました。」(chibekiさん)
3位:ママガール
![mama girl(ママガール) 2018年 10月号 [雑誌],妊娠,雑誌,](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/image.cozre.jp/magazine/post/711071.jpg)
季刊で発行されているママファッション&ライフスタイル誌のママガールが第3位と健闘。
タイトル文字のmamaによりはっきりとママ向け雑誌ですが、一見するとファッション誌のように華やかな印象がある同誌。育児一辺倒ではなくおしゃれをしておでかけを楽しむ、ポジティブな女性像が誌面からも伝わってくる内容ばかり。
「子どもが生まれてからは女性力を絶やさないようにと、ママガールを購入して読んでいます」(ぴよりママさん)
4位:ベビモ

2002年、妊婦さん向けのプレモと同時創刊で誕生したベビモ。0~2歳の子を持つママ向けの情報を主体としつつ、パパの育児力をアップさせる応援企画など、夫婦、家族みんなで楽しめる構成となっています。
B:MING by BEAMSやミッフィーなど人気ブランドやキャラクターのとのコラボによる付録も大好評!
6位:プレモ

4位のベビモの姉妹誌、プレモも上位にランクイン。こちらは妊娠5ヶ月~10ヶ月のプレママ向けを対象とした雑誌ですが、近年はさらにさかのぼって妊娠超初期から初期(2~4ヶ月)のプレママを対象にしたマイファーストプレモも年1回の発行で登場。
両誌に加え、ラグジュアリーな世界観を打ち出した高級路線のPre-mo Luxe(プレモリュクス)もやはり年1回のペースで発行されるなど、プレモのブランド化が進められ、たまひよ系雑誌を追い上げています。
7位:ヴェリィ
![VERY(ヴェリィ) 2018年 10 月号 [雑誌],妊娠,雑誌,](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/image.cozre.jp/magazine/post/711075.jpg)
ママガールに次いで、自分用のママ雑誌として7位に登場したのがヴェリィです。
結婚、出産、育児、復職。女性にはこうした「転機」が訪れるとの考えから、それぞれのステージにふさわしいファッション&ライフスタイルを提案する雑誌。
ベビーカーや電動アシスト自転車、おもちゃ、お洋服等さまざまなコラボを各メーカーと展開するなど、読者を巻き込んだ商品開発を手がけていることでも話題に。
8位:LDK
![LDK(エルディーケー) 2018年 11 月号 [雑誌],妊娠,雑誌,](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/image.cozre.jp/magazine/post/711076.jpg)
消費者目線で競合商品を一斉にテスト、“辛口”採点することで話題の月刊誌LDK(エルディーケー)
ユニークな切り口で紹介する商品情報のほか、家電製品の意外な使い方や資産形成のコツなどノウハウ系企画も充実。主婦層を中心に支持が広がっている雑誌です。
LDKから派生したムックとしてLDK with Babyがあり、こちらも育児用品を本誌同様、批評性をもってレビューした圧巻の情報が凝縮されています。
「おむつ、ミルク、ベビーカーなどの商品比較などに役立ちました。店頭で比較するポイントなども知れてよかったです。買う必要のないものなども書いてあるのでとても助かりました」(かきほりちゃんさん)
9位(同率):リンネル

ナチュラル系ファッション雑誌No.1を掲げるリンネルには、表紙や中面の企画でママ枠のモデルやタレント、女優も登場。本アンケートでも、子育て世代が共感する女性ファッション誌としての人気が高いことが明らかになりました。
9位(同率):マート
![Mart(マート) 2018年 10 月号 [雑誌],妊娠,雑誌,](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/image.cozre.jp/magazine/post/711078.jpg)
読者を“「生活を楽しむ」消費のエキスパート”ととらえ、その女性たちとの対話からヒット商品を生み出してきた雑誌マート
フレンチ鍋のル・クルーゼ、シリコン製調理器具のルクエ、ハイアールの冷凍庫など、誌面で取り上げられ大きな話題となったアイテムは数多く、調理器具や生活家電を掘り下げて紹介する情報は特に充実しています。
9位(同率):赤ちゃんがほしい

自分用のママ雑誌ヴェリィ、マートとともに同率で9位となったのが「赤ちゃんが欲しい」でした。“赤ほし”の愛称で親しまれている同誌は妊活、不妊治療などのテーマを専門とする誌面作りが支持され続け、創刊から18年目を迎えている雑誌です。
「赤ほしは、妊活についての情報が多く役に立った。経験者の体験談や子宝神社などについても載っていたので参考になってよかった。」(accmakissさん)
まとめ
いかがでしたでしょうか。開いた時のサイズ感、写真をふんだんに使った誌面など、雑誌は目からも楽しめる内容が充実。妊娠期のリラックスした時間にはちょうどよい読み物ではないでしょうか。
今回のアンケートでは「雑誌に掲載されている商品を購入した」という方が、多くいらっしゃいました。通販と連動している特集もあるなど、雑誌はグッズ選びのきっかけとして期待されている面があるようです。
最新の出産・育児アイテムをはじめ、お産の知識、情報収集を期待して雑誌を検討している方はぜひご参考にしてみてください!
※アンケート実施期間:2018年4月3日~2018年4月6日
有効回答数:3,081
質問方法:Webアンケート
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