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妊娠かも!妊娠検査薬はいつから使える?
妊娠検査薬とは?陽性、陰性とは

妊娠検査薬はhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンに反応する仕組みになっています。このhCGは妊娠すると徐々に分泌が増加し、尿の中にも排出されます。
妊娠検査薬はこの尿の中に含まれるhCGに反応して陽性か陰性かを判定します。陽性であれば妊娠している可能性があり、陰性であれば妊娠していないということになります。
ただし、市販の妊娠検査薬の多くは、使用できるのが生理予定日1週間後からです。ですのでこの時期より早く検査をした場合、妊娠していても陰性の結果がでることがあります。
また、陽性反応が出た時でも正常な妊娠である場合の他に、子宮外妊娠や流産後でhCGが高いために反応したということもあります。ですので、陽性が出たら早めに産婦人科を受診して正常な妊娠かどうかの確認をしましょう。
妊娠検査薬には2種類ある
妊娠検査薬には生理予定日から使えるもの(チェックワンファスト)と、生理予定日1週間後から使えるもの(チェックワン、クリアブルーなど)があります。
現在は薬事法の改正でチェックワンファストは処方箋薬局(購入の際は薬剤師が対応し購入者の氏名、住所、電話番号などの記入が必要)でしか購入できません。また、その他の妊娠検査薬は第2類に分類され、ドラックストアなどで簡単に購入できます。
妊娠検査薬はいつから使える?
ドラッグストアなどで簡単に購入できる第2類の妊娠検査薬(チェックワンやクリアブルーなど)は生理予定日1週間後から検査が可能です。
フライング検査とは
フライング検査すると?
それではフライング検査は正確性があるのでしょうか。フライング検査をして陽性が出たけれど、その後にもう1度検査をしたら今度は陰性が出たということもあります。
この場合、化学流産をしてしまったか蒸発線を陽性と間違ってしまったなどの原因が考えられます。化学流産とは、受精はしたけれど受精卵が着床できず、胎嚢の確認ができない場合のことをいいます。
一般的に不妊原因のない男女の受精率は80~85%です。ですがその後の着床できる率となると20~30%までに低下します。
妊娠は胎嚢が確認できて初めて妊娠と認められるため、化学流産は産科的には流産と認められないこともあります。
また、妊娠検査薬の検査判定時間を過ぎてからうすいグレーの線が出ることがあり、これを蒸発線といいます。
この蒸発線は妊娠検査薬に染み込んだ水分が蒸発する際に、濃縮された尿の成分が線となって出てくることがあります。また、尿の成分の濃度があがることで検査薬が誤反応を起こすこともあります。
フライング検査で陽性だったら
フライング検査で陽性だったら?
フライング検査で陽性であった場合でも再度生理予定日1週間後に検査をすることをおすすめします。なぜなら、フライング検査で陽性が出ても化学流産や蒸発線を陽性反応と見間違えてしまっていることもあるからです。
そのため、生理予定日1週間後に再度検査をし、そこでも陽性反応が出たら1度産婦人科を受診してみてください。
陽性でも生理がくることも
陽性反応が出ても生理がくるということはフライング検査の結果が偽陽性であったということです。
先ほども述べましたが化学流産や蒸発線を陽性反応と見間違えてしまった可能性があります。基礎体温をつけている人であれば生理がきた時点で基礎体温も低温になります。
フライング検査で陰性だったら
陰性でも陽性になることも
フライング検査で陰性が出ても正しい時期に検査をしたら陽性反応が出たということはあります。hCGの分泌の増加には個人差がありますので、誰もがフライング検査で陽性反応が出るわけではありません。フライング検査で陰性が出ても落ち込まずにまずは正しい時期にもう1度検査することが必要です。
病院(産婦人科)に行く目安
体験談:早過ぎるのを承知で産婦人科へ
monoiさんからの体験談:
フライング気味で検査薬を使い、陽性反応だったため、早過ぎるのを承知で産科へ診察に行きました。3週目だったため当然胎芽も確認できず、しばらく緊張状態の日々を過ごし、かなりの心的ストレスがあったと思います。
4週の始めごろからつわりがスタートし、胃がムカムカしたり食べ物やトイレで使っていた芳香剤の臭いなどに敏感になったりしました。軽度の吐き気や貧血のようなだるさも感じました。
妊娠検査薬をご紹介します
【1】クリアブルー|オムロン
世界中で使用されている妊娠検査薬

クリアブルーは、ユニパス社(イギリス)が開発した妊娠検査薬で、世界50ヶ国以上で販売されています。第2類医薬品に分類され、ドラックストアなどに購入でき、生理予定日の約1週間後から検査可能です。操作はシンプルで分かりやすく、検査時間もわずか1分と短く簡単です。
【2】チェックワン|アラクス
時間が経っても判定結果が消えずに残る

チェックワンも第2類医薬品に分類され、生理予定日の約1週間後から検査することができます。特徴は、判定時間がわずか1分と短いことと検査後時間が経っても判定結果が消えずに残る点です。結果を後からでもパートナーに見せることができます。
【3】ドゥーテスト|ロート製薬
少量の尿で検査できる

ロート製薬のドゥーテスト・hCGは生理予定日の約1週間後から使用できる第2類医薬品に分類される妊娠検査薬です。少量の尿で検査でき、採尿部が大きいためかけやすく、持ち手も太く持ちやすい設計です。
【4】P-チェック・S |ミズホメディー
手が汚れにくいロングタイプスティック

こちらのP-チェック・S も上記でご紹介した3商品と同じく、第2類医薬品に分類され、生理予定日の約1週間後から検査可能です。採尿部が大きいので尿をかけやすく、手が汚れにくいロングタイプスティックなのも使いやすいポイントです。
【5】チェックワンファスト|アクラス
生理予定日当日から検査可能
チェックワンファストは生理予定日当日から検査可能で、フライング検査をしたい方には頼りになる妊娠検査薬です。
しかし上記までに紹介した商品とは違い、医療用体外診断用医薬品に分類されているので薬剤師による対面販売でしか購入することができません。なお、購入の際は、氏名、住所、電話番号などの個人情報を記入しなければいけません。
取り扱いのない薬局もありますので、前もってメーカーのホームページなどで取扱店を確認してからお買い求めくださいね。
今回、ご紹介した商品の詳細はこちら
【6】Luckytest 早期妊娠検査スティック|ラッキーテスト
欧米で人気のある早期妊娠検査薬

Luckytestはアメリカ製の商品で、欧米市場で人気のある早期妊娠検査薬です。個人差はありますが、生理予定日2日前頃から反応し始め、フライング検査をしたい方におすすめです。日本からはネット通販で購入することができ、日本語版使用説明書が同梱されています。
参考価格: 2,350 円
まとめ
妊娠検査薬の仕組みやフライング検査について詳しく説明させていただきました。
妊娠検査薬は正しい時期に使ってこそ正しい結果が出るものです。気長にリラックスして使用適正時期まで待ってみてくださいね。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。