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『いちにち◯◯』シリーズとは?
子どもがなりたいアレになっちゃう絵本

『いちにち◯◯』は、さく:ふくべあきひろさん、え:かわしまななえさんの絵本シリーズです。
乗り物が好きな子は、「しんかんせんになりたい!」、昆虫が好きな子は「かぶとむしになりたい!」なんて夢を持つことってありますよね。
『いちにち〇〇』シリーズは、例えば写真の「いちにちのりもの」であれば、「しんかんせんになりたい」と思っている子が、実際にしんかんせんになってしまうんです。
そのほかのシリーズでは、昔話の主人公になったりおもちゃになったり昆虫になったり。その度に子どもは「こんなハズじゃなかった!」と思うんです。泣いているページまで…。まさにブラックユーモア!こんな展開の絵本、今までなかったですよね。
例えば「いちにちのりもの」はこんなあらすじ
マツコ・デラックスのお墨つき?大人にもおすすめです!

この本、子どもはどう感じるんだろう?と思って我が家でも読んでみたのですが、乗り物が大好きな息子も娘の1人で熱中して読んでいました。
まだ、ブラックユーモアが理解できる年齢でもないと思うのですが、言葉遣いがおもしろいのか笑いのツボを刺激されるようで、とても気に入っています。
実際にそのものになって体験して苦労している主人公の姿から、日々接している物事のすごさや大変さを感じているのかもしれませんね。
ある番組で、マツコ・デラックスさん、有吉さんからは「子どもに読ませたくない」とお墨付き(?)をいただいたようですが、子どもは一度読んだら大ハマリ!他のシリーズを本屋さんで見つけて「あっ!『いちにち◯◯』だ~!」と言うほど気に入ってます。
おすすめの『いちにち◯◯』シリーズを紹介します!
【1】いちにちのりもの|ふくべ あきひろ
こんなのりものになったらどうなる?

子どもが大好きなしんかんせんに、ショベルカー、ごみしゅうしゅうしゃ。でも、しんかんせんは速すぎるし、ショベルカーは歯が痛くなってしまうし、ごみしゅうしゃだって口を大きく開けていないといけないからたいへん。
子どもが、のりものになりたいのか、のりものの運転手になりたいのか…などママやパパとお話しながら読んでも楽しいかもしれませんね。
口コミ
・子どもに見せられない絵本として紹介されていましたが、全く逆で、子どもがよろこぶ絵本だと思いますし、大人も見て面白いと思います。
・とにかく主人公の表情がいいし、着眼点がおもしろいです。
【2】いちにちむかしばなし|ふくべ あきひろ
むかしばなしの主人公になったら……

お話好きな子には『いちにちむかしばなし』はいかがでしょうか?金太郎になったらこんなかっこうでおすもうするんじゃなかった!と恥ずかしがったり、ブレーメンの音楽隊はこんなに乗ったら落ちちゃうよ~と嘆きます。
このように、昔話の主人公も大変だったということがわかるお話。昔話は登場するよりも、やっぱり読む方が楽?
口コミ
・6歳と2歳の娘が大絶賛! うちに遊びに来る子どもたちももれなくハマっています。
・見開きに簡単なストーリー紹介があるのはうれしい配慮です。有名なシーンも子ども視点で見てみるとけっこう笑えますね。
【3】いちにちこんちゅう|ふくべ あきひろ
「むし」になってみるとどうなる?

今回は「いちにちこんちゅう」。虫が大好きで、こんちゅうになってみたい子もきっといますよね。
いちにちアリはとちゅうでケーキをひろってゴールまでいけるかな?いちにちフンコロガシはフンゴロゴロゴロゴロ~っとフンにころがされちゃう!
この昆虫にならなってみたい!と思えたりもします。虫の世界で生活するとこんな感じ?と思える内容になっています。
【4】いちにちおばけ |ふくべ あきひろ
おばけって怖くない!いちにちおばけになってみよう

いちにちおばけは、『いちにち○○』シリーズでもハッピーエンドの内容で、ぜひおばけを怖がっている子に読んでもらいたい本です。
からかさおばけは雨がふってもへっちゃらだ!のっぺらぼうは顔をかきかきしたらイケメンに変身!メデゥーサは手ぶらでも平気だよ!
おもしろいのは、ミイラおとこに変身すると包帯で「人助け」ができることです。他のシリーズは「なってみたら、意外に大変だった」というオチですが、おばけシリーズは「なってみたら案外良かった」という趣向なんです。
口コミ
・おばけにハマっている2歳の子どものお気に入りで、一人でケラケラ笑いながら見ています。
・おそろしいお化けがとびこんできますが、子どもたちはなぜか怖がらずに釘付けです!
【5】いちにちおもちゃ|ふくべ あきひろ
おもちゃになるとどうなる?

みんなが楽しむおもちゃになってみよう!
くれよんは紙にこすりつけられて、いたたたた~。ぬりえはぐちゃぐちゃにぬられて、変な顔。いろんなおもちゃになってみた。だけど、おもちゃって思っていたよりたいへんなんだな~。
いつも、おもちゃをポイっとしてしまう子どもに「大切に扱おう」と言うためにもいい絵本です。おもちゃを粗末にしないように読み聞かせしてみるのもおすすめですよ。
口コミ
・読んだあとはおもちゃに今日も一日ごくろうさま!と感謝したくなる絵本です。
・子どもにも分かりやすく、大人も、絵のおもしろさに、思わず吹き出してしまう絵本です。おすすめです!
【6】いちにちぶんぼうぐ|ふくべ あきひろ
文房具を大切に!

この『いちにちぶんぼうぐ』ではぶんぼうぐに変身!「お勉強が苦手なお子様に」と説明文にはあります。
クリップはしっかり紙を止めるためにがんばっていることがわかり、「ぶんぼうぐって、がんばってるなぁ」と実感できるはずです。
勉強が苦手で、文房具を粗末にしてしまう子に読ませたら、大切にしてくれるかも。この本でもシュールな笑いが健在です!
口コミ
・7歳の息子のために購入しました。主人公の表情が楽しく大笑い。「僕は文房具でなくて しあわせ!」と思っているようです。
・文房具を使った時に、あんなに無理なことをしていると考えると大切に使いたくなる気持ちが出てきました。
まとめ
『いちにち〇〇』シリーズ、おすすめです!我が家の子どもたちには大ウケでしたよ。
「いちにちのりもの」では、コンクリートミキサー車になった主人公を、「これ、うえええとか言ってるじゃん!」なんて突っ込んでる始末です。
シュールな笑いが大人から見てもおもしろく、子どもが何度も「これ読んで」という大人気の『いちにち○○』シリーズです。ぜひお子さんと一緒に楽しんで読んでくださいね。
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