目次
迷路絵本について
内容を知れば、「なるほど!」

かくし絵×迷路、面白そうな組み合わせですが、どんな絵本なんでしょう?筆者が不思議に思って書店で手に取ってページを開くと「なるほど!」と理解できる内容でした。
例えば、見開き1ページには迷路が描かれていて、ページのすみに書かれたお題に沿ってゴールを目指します。そして迷路を遊びながら、同時にでかくし絵を見つけるお題もついてきます。
例えば、絵の中に隠された「くるま」を探すというお題。迷路の中にさりげなく車が隠れています。一度見つかってしまえば、浮き出てくるようにはっきり見えて、もう「くるま」にしか見えなくなります。
見つけたときの快感が心地よくて、大人もはまってしまうことでしょう。
3歳児と遊んでみました!

迷路は、ただスタートからゴールまで向かえばいいわけではありません。例えば、スパイがいる道を通ること、乗り物のパーツを取り戻すこと、のように必ずお題がついています。
また、かくし絵は、「車のかたちを10個」のように指定があります。10個すべてを見つけるのはなかなか大変!1個、2個、3個…親も一緒に数えるのを手伝います。
我が家では3歳児の女児と一緒にやってみましたが、ちゃんと自分から「あった!」とかくし絵を見つけてくれました。そして、難しい迷路まであるので、見開き1ページでかなりの時間を使ってしまうのも事実。
夜、寝る前に布団の中で一緒に読んでいると、いつの間にか寝る時間を過ぎてしまっていることもしばしば。夢中になりすぎないようにしてくださいね。
おすすめの迷路絵本をご紹介します!
【1】乗り物の迷路
新幹線好きな子に

「乗り物の迷路」は、鉄道基地、工事現場、空港など、乗り物が活躍する場所が舞台です。表紙は新幹線の駅のイラストになっているので、ページを開く前に新幹線に夢中になってしまう子どもも多そうです。
はやぶさにこまちに…。好きな新幹線はあったかな?と親子で話しつつ遊べます。乗り物も、自転車、車、バスに飛行機、豪華客船とたくさん種類がありますよ。
盗まれた新発明の乗り物のパーツを取り戻すために、いろいろな乗り物に乗って探しに行こう!という冒険気分を味わえるストーリーになっているので、物語の主人公になって楽しめます。
口コミ
・このシリーズは、楽しく遊べるだけでなく、絵もきれいで知育的でもあるので、プレゼントにしたら喜ばれました。
・電車は1ページしか出てこないのですが、絵本の内容が面白いようで、ほかの乗り物にも興味を持つようになりました。
・迷路とかくし絵を組み合わせるのは楽しいアイデアです。大人も一緒になって楽しめます。
【2】宇宙の迷路
不思議な宇宙の世界も迷路に!

親が興味を持ってほしいと考える「宇宙」についての迷路もあります。宇宙関連の本は、読ませても興味がないなら1回で飽きてしまうものですが、『宇宙の迷路』なら、迷路を進めながら読めるので、2回3回と読んでもらえそう。
最初は車や飛行機から始まり、大きくなるにつれて人工衛星やスペースシャトルなどの乗り物に興味を広げてもらえるとうれしいですね。宇宙ステーションや太陽系なども登場しますよ。
「宇宙基地」から「謎の惑星」まで向かう途中で「魔法の石」を10個見つけてゴールに向かう、という壮大な宇宙旅行ができるストーリーになっています。
口コミ
・子どもの興味を引く絵柄と内容である上に、ゲームをしながら自然と知識も身につくので、小学生の間中ずっと使えそうな絵本です。
・かくし絵や迷路のほかに、かくし問題もあり、大人も一緒に夢中になってしまう魅力があります。価格以上の価値のある本です。
【3】水の国の迷路
水族館のようなスケール感が味わえる!

水の国の迷路は、他のシリーズと違い、4ページにわたる「特大パノラマ迷路」もある絵本。水族館の中にいるかのようなスケール感の大きい巨大迷路×かくし絵を楽しめます。
この本に登場する魚や海の生き物はなんと250種類!大人も知らない生き物がたくさん出てきます。クラゲの国、熱帯魚の国、深海の国や水の妖精の城など、水族館が好きな子ならわくわくする世界がいっぱいです。
口コミ
・魚や海の生き物がリアルに描かれているので、かわいいだけではなく子どもの勉強になります。
・迷路もかくし絵も楽しいようで、購入から1年経過しても、飽きることなく今でもお気に入りの絵本です。
【4】物語の迷路 アンデルセンから宮沢賢治の世界まで
文学少女のプレゼントにも

宇宙や新幹線だと主に男の子に人気がありそうですが、こちらは女の子のファンも多い絵本、文学の世界に入り込める「物語の迷路」です。サブタイトルは、「アンデルセンから宮沢賢治まで」。
「不思議の国のアリス」、「宝島」、「オズの魔法使い」、「銀河鉄道の夜」など、さまざまな物語の1ページに入って「話のタネ」を見つけ、かくし扉から次の物語の世界へひとっとび!
ママパパも小さい頃に一度は読んだことのある物語ばかりで懐かしくなってしまいますね。
口コミ
・絵がとてもきれいで繊細で、子どもだけでなく大人も懐かしい気持ちになりながら一緒に読める絵本です。
・冒険や迷路が好きな子どもにプレゼントしたら、とても喜ばれました。イラストも素敵なので、香川元太郎さんのほかのシリーズも読みたくなりました。
【5】進化の迷路 原始の海から人類誕生まで
男の子のロマン!恐竜の世界

たくさんの古代生物と男の子のロマンがぎっしり詰まった絵本です。「三葉虫の入り江」「恐竜の平原」など、現代では見ることのできない世界へタイムスリップした気分になれますよ。
歴史考証イラストの専門家として学習参考書などのイラストを手掛ける香川元太郎さんらしい、細部までこだわった丁寧なイラストが本当に素晴らしく、魅入ってしまいます。
口コミ
・迷路にかくし絵、アイテム探しなど課題がたくさんあって忙しく、なかなか次のページに進みません。とても新鮮で新しい迷路の絵本で全シリーズ揃えたくなりました。
・迷路をしながら子どもが「デボン紀」「白亜紀」とどんどん単語を覚えてしまってびっくりしました。とにかく楽しく学べる絵本です。
【6】自然遺産の迷路 屋久島発世界一周旅行へ
旅行したいママにもプレゼント!

世界自然遺産をテーマにした迷路絵本です。日本の屋久島からスタートし、グレート・バリア・リーフなどの世界自然遺産を巡りながら世界旅行ができてしまいます。
子育て中で最近旅行していないママへの旅行代わりとして、親子で楽しむのもおすすめです。親子で自然遺産の勉強にもなりますね。知らない遺産もあるかも?
たとえばタンザニアの「ンゴロンゴロ」、ご存知ですか?初めて聞いたママはぜひ迷路をしながら覚えてくださいね。
口コミ
・字の多い本を買っていても興味を持たない子どもに購入したところ、世界遺産の地名や世界地図にも興味を持ち始め、たくさん覚えました。ただ読むだけの本よりも勉強になっているようです。
・保育園の子どもたちに見せていますが、迷路が得意な年長さんだけでなく、年少さんも楽しそうにイラストを眺めています。友達と競い合って楽しそうに遊んでいます。
【7】文明の迷路―古代都市をめぐってアトランティスへ
歴史が好きになってくれるかも!

自然の次は文明です。「◯◯文明」など世界の歴史は得意分野ではなかったパパママも、絵本で迷路で遊びながらなら、自然と頭に入りそうですよね。
幼児の頭は柔軟なので、知らないうちに「インカ文明」や「メソポタミア文明」などの難しい単語を覚えてくれたりするかも。古代都市が精密に描かれていて、エジプト文明ではピラミッド、南太平洋文明ではモアイ像に会えますよ。
口コミ
・イラストがとてもきれいで、ページをめくるたびに全く違う雰囲気になっているので、まだ字が読めない子どもでも世界旅行に行った気分になっているようでお気に入りです。
・時代考証もされているので、少しずつですが歴史の勉強にもなっています。1人で読んでいるうちに難しい世界文明の名前が言えるようになりました。
(ご参考)コズレ会員の絵本お気に入りランキング・おすすめ診断もチェック!
(ご参考)Amazon・楽天の絵本人気ランキングもチェック!
まとめ
PHP研究所の香川元太郎さんの『◯◯の迷路』シリーズ。書店で人気と書いてあり、1冊購入して家で親子で楽しんでみたら、見事に親子でハマりました。
紹介した以外にもシリーズ化されて発売されているようです。3歳児の年少さんには早い気がしましたが、親子で楽しむと2回目、3回目は自分でかくし絵を見つけてくれるようになって、「すごい!」と感動します。
たくさんのシリーズがあったので、インターネットでポチっと購入してしまいそうな予感です。知育本としても活躍しそうな『◯◯の迷路』シリーズに注目です!
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。