【1】楽しい雰囲気で食欲増進!

楽しく美味しい食卓を目指しましょう

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近年になって「こ食」という言葉を使ってお家ご飯に警鐘が鳴っていることはご存じでしょうか?「こ食」とは…家族が別々に食事を摂る「孤食」や、家族で食卓を囲むけれど別々の物を食べる「個食」、食の細いことを指す「小食」、偏り固まったものしか食べない「固食」など、それら全ての問題の総称です。

保育園では離乳食に移行してから1歳児頃までは先生と数人のお友達(0歳児さんなら2人、1歳児さんなら6人ほどでしょうか)と一緒にご飯を食べます。2歳児さん以降からは園にもよるかもしれませんがクラスみんなでご飯を食べるようになります。大好きなお友達や先生と同じご飯を一緒に食べる、楽しい食事の時間です。

家庭と保育園との1番の違いは、楽しむだけでなく、子どもが同じ年齢のお友達が食べる姿を見ることができることにあると考えています。身近な大人が美味しそうに食べることも大切ですが、他の子どもが食べる姿、食べて先生に褒めてもらえる姿を見て「僕(私)もたべてみようかな」と思うのかもしれません。

お家でのご飯は「固食」と「個食」がどうしても起きやすいので、「こ食」にならないように意識することが大切です。

夕ご飯はパパは仕事で帰りが遅くなってしまう、兄弟姉妹は習い事だったり仕方の無い理由がたくさありますよね。なので、子どもが食べている時には一旦家事を忘れ一緒に食べる習慣をつけてみるて欲しいと思うのです。

朝も忙しいけど「ちゃんと食べなさい」と支度をしながら横目に言うのではなく、用意は後にしても大丈夫なように少し時間に余裕をもてるようにし、一緒の食卓について見守ったり一緒に朝食をとるように意識してみましょう。

【2】食べる順番と食事時間で進みが変わる!

食べる順番と食事にかかる時間を見直す

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好き嫌いが多いお子さんの場合には食べる順番に気を遣っているパパママも多いかもしれませんね。

順番の考え方は基本的にはそうした場合と同じです。

・苦手な物は早めに食べるようにする
・好きな物は後で食べたり、嫌いな物と一緒に食べるようにする
・お茶はなるべく食後にする

などです。

この時苦手な物にはかみ切りにくい物やパサパサするものも含みます。そうしたものはなるべく早い段階で食べるクセをつけていきたいものです。

また保育園では残さず食べる子がお家では嫌いな物が食べられない場合、実際に相談に乗ったことはあってもお家での様子を見たわけではないので想像による見解になってしまうのですが、大好きなパパママには甘えたい気持ちが大きな理由なのかなと思っています。

そこで声かけを変えてみるのも良いかもしれません。「保育園ではピーマン食べらるのになんで食べられないの?」と言うよりも「保育園でピーマン食べられたって先生が褒めてたよ。パパママも食べられるとこ見られたら嬉しいな」と、苦手な物も食べると大好きなママパパが喜んでくれると子どもが思えるようなポジティブな声かけにしてみてください。

またお茶は、口にたくさん含んでしまっているときに飲ませてしまいがちなのですが、少量ずつ飲むことは難しい場合が多いので、お腹が膨れてしまうことがあります。食事中はできるだけ汁物やスープで口の中の物を流すようにするのも良いでしょう。

適切な食事の時間

お腹がいっぱいになる感覚は皆さんご存じだと思います。ではそのメカニズムは知っていますか?

人間の身体は食事を取ることで血糖値が上昇し、エネルギーが十分に摂取できた!と判断するようになっています。血糖値が上昇すると脳にある視床下部という部分の満腹中枢が刺激され、満足感やもう食べなくてもいいや!というお腹がいっぱいな状態になるのです。ちなみに胃に食事が運ばれてから満腹中枢が刺激されるまでの間には20分ほどかかると言われています。

子どもが食べ残しをする原因として好き嫌いの他に、この食事時間が大きく関わっているのです。お家では大人と一緒に食べたり、会話を楽しみながら食べることが多いと思います。この時に子どもが食べ始めてから時間が長くかかると、食事が途中であっても満腹中枢が刺激されて食べられなくなることが起こるのです。

保育園では30分を目安に食事時間を設定することが多いです。満腹中枢がお腹いっぱいと感じるまでに食べきるようにするのですね。この時に個人差があるので、食事量なども少なめを用意したりと工夫しています。保育園では皆がご飯を残さず食べられる、ということを目的にしているからです。

こうした身体のメカニズムもあるので、お家での食事時間も30分程度に決めると良いかもしれません。時間に制限があると、大人としても食べさせる意識付けになりますね。

【3】注意!朝ごはん抜きが影響している

朝食抜きが日中の活動に影響をして、夕方の食欲が不足しているのかも

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朝食は日中の活動のエネルギーを補給するためにとても重要です。日中の活動を具体的にすると、保育園では戸外遊びや製作、リトミックなどがあります。学生であれば勉強ですね。

朝食を抜いてしまうと、脳のエネルギーであるブドウ糖の不足によって、集中力や元気が出ない状態になります。すると、活動量が減るので昼食も少なくなり、夕方もボーっとしてしまったりと活動量が減り、夕方になってもお腹が空かなかったり、機嫌が悪いなんてことに繋がるのです。

夕飯をあまり食べないという相談があった場合には、朝食を毎朝食べているのかをまず保育士はチェックします。そして日中の活動量、昼食の量を見直して、家庭と連携して対応するようにしています。

【4】食べ過ぎてしまう場合の知恵

食べてくれないのも困るけど、食べ過ぎも心配

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今、幼児肥満など子どものメタボなんて呼ばれる社会問題もありますね。たくさん食べるのは見ていても美味しそうにしてくれて嬉しいのですが、何事も過ぎると問題が出てきてしまいます。

幼児肥満なども生活習慣病と見られる面もありますから詳しくは専門家の方にお任せするとして、ここでは援助の仕方についてご紹介します。

保育園では食事時間が決まっていますし、実は栄養士の先生が食事量も大方決めてくれています。食事量が決まっているのは1度の食事で摂取したい栄養素をしっかり食べるためであり、1回の食事で納めたいカロリーの量が決まっているからなのです。

たくさん食べる子どもも満足できて、それでいてカロリーオーバーにならないためには…。ズバリ!小分けにして時間をかけて食べるようにすることです。

なんかセコイやり方だなと思った方もいらっしゃるかもしれませんが、満腹中枢の話を思い出してみましょう。

たくさん食べ過ぎてしまう子どもの特徴として「早食い」が多く当てはまります。たくさん食べる子どもは満腹中枢がお腹いっぱいと判断するまでに、たくさんお腹に入れてしまうのです。

なので食事の総量は変えずに、最初に出すご飯の量を少し減らします。なるべくゆっくりと食べるようにも促しながら、足りなければおかわりという形にするのです。こうすると早食いの子どもも時間をかけて食べることができるようになるので、次第に満腹中枢が刺激されお腹いっぱいになります。

まとめ

今回は食事について特に援助に焦点を当てて考えてみました。これらに加えて、普段からパパママが気にかけている嫌いな物は細かくしたり、全部食べられたらゼリーなどご褒美を用意するなどの方法も併せてするともっと良いと思います。

色々とご紹介しましたが、必要な栄養とエネルギー(カロリー)が摂取できていれば、子どもが楽しく美味しくできる食事以上に良い食事というのは無いのではないかと思っています。

「こ食」や肥満についても触れました。食事に関する問題にも留意しながら、楽しく美味しい食事を家族で楽しむようにしてみてくださいね。

最後に!もし朝食も食べているし、夕飯前にも公園に行ったりしているのに夕飯が食べられないという場合には、昼食が多かったり、活動量が多すぎて疲れてしまっている場合なども考えられます。保育園の先生に相談をして、1回の食事量や運動量などについて保育園と家庭が協力しながら見直してみると良いかと思います。

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