子どもの喘息について
子どもの喘息の見分け方。ヒューヒュー、ゼーゼーには注意!
子どもの背中に耳を当ててみてください。子どもが息をする度に、喘鳴(ヒューヒュー、ゼーゼーという特徴的な音)が聞こえたら喘息の可能性が高いです。
また、風邪のウイルスが原因として発症することも多いので、子どもの「コホコホ」とした咳が続く場合も注意が必要です。
子どもが息苦しいと訴えた場合も、喘息のサインです。
お近くのかかりつけ医などへ受診することをおすすめします。
喘息の原因は?
タバコなどアレルギー以外の要因
タバコの煙、気圧の変化や冬の冷たい空気も発作が増える要因となります。
季節でいうと秋から冬に入るまでの9〜11月が、喘息の発作が増える傾向にあります。
親や家族の遺伝
喘息については、遺伝との相関性はほとんどないと言われています。ただし、先ほど述べたアレルギー体質は遺伝することがあります。アレルギー体質のため、喘息にかかりやすくなるのです。
そのため、アレルゲンの排除や部屋を掃除することなどで喘息にかかりづらくなる環境をつくってあげるようにしましょう。
子どもの喘息の治療・ケア
運動は出来る?水泳は喘息に良い?
薬で発作が治まった状態なら、通常の運動をしても構いません。運動をして、体を強くすることも、喘息を治す一つの方法です。
特に水泳は発作が起こりにくく、おすすめの運動です。ただし、プールの塩素が子どもによっては刺激になるため、自分の子どもは大丈夫かどうかの注意は必要です。
病院を受診するときは小児科でいい?
まずは、小児科の受診をおすすめします。子どもの病気や発作に関しては様々な要因があるため、小児科医の判断のもと、治療方針を決めていただいた方が良いかと思います。
また、小児科で対応しきれないケースも「どの診療科目が良い」かを紹介してくれます。
吸入ステロイド剤は正しく使おう
吸入ステロイド剤は段階に応じて、低用量〜高用量の製品を使い分けることが大切です。
喘息の症状が毎週出るほどではない人は、低用量のステロイド剤をお使いください。単独で使うだけで治る人もいます。
自分はどの治療ステップなのか?どの用量のステロイド剤を使うべきか?判断を間違うと強い作用を持つ薬なので、注意が必要です。
治療方法を医師にご相談の上、早く健康になってくださいね。
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※夜間休日、お子さまの健康状態に心配なことがある場合や受診の目安に迷った場合は子ども医療電話相談♯8000に相談をおすすめします。
厚生労働省・子ども医療電話相談事業
https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html
まとめ
今回は喘息について、見分け方、その症状、原因、治療法などについてご紹介しました。
喘息は放っておくと症状が悪化し、子どもが苦しい思いをしてしまいます。喘息かな?と思ったら迷わず小児科で受診してください。
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