戌の日は安産祈願をしよう

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妊娠5ヶ月になったら行う安産祈願。戌の日にお参りに行くことは知っているけれど、どのような由来があって、どんな事を行うのかご存じでしょうか。

まずはcozreの記事で戌の日の基礎知識を予習してみましょう。

大阪府の安産祈願で有名な神社やお寺をご紹介します

住吉大社|大阪市住吉区

住吉大社の概要

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全国約2300社ある住吉神社の総本社でもある住吉大社は、1800年もの歴史があり、「摂津国の一宮」として古代より人々から信仰が厚い神社として親しまれています。

住吉大社には、お祓いの神様、航海安全の神様、和歌の神様、農耕・産業の神様・武の神様・相撲の神様が御祭神として祀られ、さまざまな御神徳があります。

その歴史の古さから、国宝や重要文化財として指定されている建物や文化財が多く、関西を代表する大社として、住吉大社の御神徳を求める人々が現在でも大勢参拝に訪れています。

住吉大社が安産祈願で有名な理由

住吉大社は、御祭神に神功皇后を祀っていることから、安産にご利益があると信仰されています。

神功皇后は応神天皇を身ごもったまま出陣しましたが、住吉大社の御神徳により、無事に帰還して出産しました。この故事から、妊婦が安産の帯を締める習俗ができたといわれています。

また源頼朝の寵愛を受けて懐妊した丹後局が北条政子から逃れ、大社に着いたところで産気づき、大石を抱いて男児を出産したという言い伝えがある「誕生石」があります。

この石の周りに落ちている小石を拾い、紙に包んで腹帯に挟んで安産のお守りにするという信仰が今でも続いています。

住吉大社の安産祈願の初穂料、授かりもの、注意点

初穂料 /10,000円
授与品 / 子まもり・腹帯・誕生石の御守りなど
腹帯  / 授与品に含む
受付時間 / 9時~16時、予約不要
アクセス / 南海本線「住吉大社駅」徒歩3分、南海高野線「住吉東駅」徒歩5分、阪堺電気軌道
阪堺線 「住吉鳥居前駅」徒歩すぐ
注意事項 /腹帯はさらしタイプかコルセットタイプのどちらかを選択。御祈祷時の撮影は禁止

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常光円満寺|吹田市

常光円満寺の概要

常光円満寺,安産祈願,神社,大阪出典:www.enmanji.com

常光円満寺は、西暦736年に行基菩薩さまによって開山された、1250年以上の歴史のあるお寺です。古くから、足利将軍や名将吹田氏の菩提寺としと深く信仰されていました。

御本尊に聖観世音菩薩観音さまを、開祖に行基菩薩を信仰しています。常光円満寺は、高野山の金剛峰寺を総本山とする高野山真言宗です。

常光円満寺は、悩める人々の救済を祈り、いつまでも光あふれる円満な家庭であるように願うお寺です。

常光円満寺が安産祈願で有名な理由

事前予約、個別制なので待ち時間が少なく、家族みんなで落ち着いて安産祈願していただくことができます。

また妊婦さんが体調不良などで常光円満寺に行かれない場合、代理の方が安産祈願に行くことも可能です。

遠方で行かれない場合でも、インターネットで安産祈願の申し込みをすると、希望日の17時の勤行に特別祈祷をしていただくことができます。授かりものは郵送で送っていただけます。

常光円満寺の安産祈願の初穂料、授かりもの、注意点

祈祷料 /7,000円
授与品 /安産祈祷札、安産御守、安産ろうそくなど
腹帯  /1,000円、持参も可能
受付時間 /9時~16時30分、要予約
アクセス /JR吹田駅・阪急吹田駅徒歩5分、無料駐車場有
注意事項 /土日の戌の日に限り、合同祈祷

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坐摩神社|大阪市中央区

坐摩神社の概要

坐摩神社,安産祈願,神社,大阪出典:www.ikasuri.or.jp

一般的には「ざまじんじゃ」と呼ばれることも多いのですが、正式名称は「いかすりじんじゃ」と言います。歴史は古く、神功皇后が新羅の国から帰還された際に奉祀されたのが始まりとされています。

居住地を守り給う住居守護の神、行路の安全を守り給う旅行安全の神、安産守護の神、流水・井泉の神を祀り、地元の守護として多くの人から敬われています。

坐摩神社が安産祈願で有名な理由

神功天皇が皇后の安産祈願を坐摩神社で行ったと伝えられています。また、明治天皇が生まれる時にも宮中より祈願され、坐摩神社で安産祈願を行いました。

そして明治天皇が、坐摩神社の秋季大祭当日に誕生されたことから、安産祈願の神社として崇められています。

坐摩神社の安産祈願の初穂料、授かりもの、注意点

初穂料 /7,000円~
授与品 /鈴守、岩田帯
腹帯  /授与品に含む
受付時間 /9時~17時、要予約
アクセス /市営地下鉄本町駅15番、21番出口徒歩3分、駐車場有(5台分)

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宝珠院|箕面市

宝珠院の概要

宝珠院,安産祈願,神社,大阪出典:www.houshuin.com

西暦810年ごろに弘法大師によって創建されたと伝えられている由緒ある寺院です。宝珠院は、高野山真言宗の寺院であり、摂津八十八ヶ所霊場の大五十六番霊場となっています。

昔は如意輪寺として多くの塔頭がありましたが、現在はこの宝珠院と少し離れたところに奥の院があります。

宝珠院が安産祈願で有名な理由

宝珠院の本尊である如意輪観音菩薩は安産子安観音と呼ばれ、広く古くから、安産、子安・幸福と知恵を授ける観音様として信仰され、現在でもそのご利益を授かるため安産祈願に訪れる方が多くいます。

安産祈願後は出産予定日過ぎまで 無事安産を毎日祈願し、お子様へ“福知二徳(幸福と知恵)”を授けてくださるそうです。

宝珠院の安産祈願の初穂料、授かりもの、注意点

祈願料/5,000円
授与品 /安産お守り、功徳のろうそく、「如意輪観世音菩薩」御姿
腹帯  /持参、購入も可能
受付時間 /9時~16時半、要予約
アクセス /御堂筋線 北大阪急行「千里中央」駅・阪急電鉄 箕面線「箕面」駅より阪急バス、無料駐車場有
注意事項/腹帯は購入の場合、犬印妊婦帯1,200円、晒の腹帯1,000円

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まとめ

安産祈願は、必ず戌の日に行わなければならないものではありません。体調に合わせて、無理せずご都合が良いときに安産祈願をしてください。

自分にぴったりの神社やお寺を見つけて、ご利益をいただいてきてくださいね。

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