卒園を控えたお子さんの気持ちは?
友達と会えなくなるのが寂しい
園生活で子どもたちは仲間と一緒に心身ともに大きく成長していきます。
卒園する時に一番寂しいことは、楽しい思い出を共にした大好きな友達と「さよなら」をすること。
卒園式の練習や小学校生活について話をすると「友達と会えなくなるのが寂しい」とたくさんの子どもたちが口にしていました。
その反面、小学生になるに向けて楽しみな気持ちや期待を膨らませる子どもたちもたくさんいました。
年長さんになると小学生との交流が増え、小学校生活について知ることができる機会が増えます。
小学生と話をし、ランドセルを背負わせてもらうと「小学生かっこいい!早く小学生になりたい」と目を輝かせながら保育者に伝えてくれていました。

卒園を控えたママパパの気持ちは?
初めての小学校生活はママもパパも不安
年長さんになると「入園した時にはあんなに小さかったのに・・今ではこんなに大きくなって!」と成長した我が子の姿に感動するママやパパがたくさんいました。
たくさんのことができるようになったり、なんでも一緒に乗り越えられる友達ができたりと園生活で成長した我が子に喜びを感じている保護者の方が多かったです。
しかし、卒園してこれから始まる小学校での生活に不安を感じている保護者の方もたくさんいました。
お姉ちゃんやお兄ちゃんがいる場合は、保護者の方も一度小学校での生活を経験しているので不安があまり無いようでしたが、初めて我が子が小学校に進級する場合は漠然とした不安を感じる保護者の方が本当に多かったです。

お子さんの気持ちにどう接すればいいの?
悲しい、寂しい気持ちの場合
小学生になることに悲しさや寂しい気持ちを感じている子どもには、まずはその思いに寄り添ってあげることが大切です。
「友達と離れるの寂しいよね」「先生とバイバイするの悲しいよね」と子どもが感じている気持ちを言葉にしてあげると「ママもパパも私の気持ちをわかってくれている」と安心してくれますよ。
我が子の卒園することに対する悲しさや寂しさに寄り添った後に、小学校生活には楽しいことがたくさん待っているということを伝えてあげましょう。
「今まで知らなかったことをたくさん教えてもらえるんだよ」とできるだけ前向きな気持ちになれる内容を伝えてあげると子どもも小学校生活に楽しみな気持ちを膨らませることができます。

うれしい、期待の気持ちの場合
小学生になることに対してうれしい気持ちや期待の気持ちを膨らませている子どもに対しては、ママやパパも一緒にその気持ちに共感してあげましょう。
ママやパパには不安な気持ちがあるかもしれませんが、子どもが楽しい気持ちを膨らませているのであればその気持ちに共感してあげることが大切です。
一緒に小学校生活に向けて、生活習慣や準備物を用意しながら楽しく過ごしていきましょう。
小学校生活について我が子が期待を膨らませている時には、いろいろなことを教えてあげられるチャンスです。
「小学生になるまでにこんなことができるとかっこいいな!」と年長さんのうちにやっておくといい準備を親子で少しずつ進めていきましょう。

楽しく「1年生」になるために今できること
基本的なマナーや生活習慣を身につけておこう
年長さんのうちに基本的なマナーや生活習慣を身につけておくと、良い一年生のスタートがきれます。
・友達や先生にあったら「おはようございます」などの挨拶ができる
・人の話を集中して聞く
などの、人と関わる際に大切なマナーを小学生になる前に身につけておくと安心です。また、交通マナーについても理解しておくと親子ともに安心できますよ。
生活習慣では、小学校での生活を意識して早寝早起きができるようにしておきましょう。
ここで重要になってくるのはママやパパに起こしてもらうのではなく、自分で時間を管理して早寝早起きをするということです。
「もうすぐ小学生だから、自分で起きようね!」と励ましながらチャレンジしてみてくださいね。
まとめ
園生活から小学校生活へ移行していくのは、1から生活スタイルを築いていかなければならないので親子ともに不安が大きいですよね。
その不安を少なくしていけるように、年長さんになったら少しずつ小学校生活を意識して生活していきましょう。
親として1番大切なのは子どもの気持ちに寄り添うということ。親子で楽しみながら小学校生活の準備を進められるよう願っています。
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