スイスはとってもゆるい出産スタイル
スイスの病室はLDRで超リラックス

スイスではLDRが主流です。ご存知の方は多いでしょうが、LDRとは「Labor Delivery Recovery」の頭文字をとり省略したもので、直訳すると「陣痛分娩回復室」という意味になります。つまり、陣痛開始から出産まで移動の必要がなく、リラックスしてお産にのぞめます。
筆者が入院した病院のLDRは、部屋自体とても広く、家族全員応援に来ても問題ない広さでした。
分娩台に早変わりするベッドは円形に近くとても幅広なので、のたうち回っても大丈夫です(笑)。
その他、普通の入院患者用ベッド(出産後はこのベッドに乗ったまま、ガラガラと入院する部屋まで運ばれます)、付き添いの旦那さま用にソファーベッド、そして何と水中出産もできるように浴槽も完備されていました。
ベッドと浴槽の上部には、天井から神社の鈴緒(=お参りするときに鳴らす鈴に下がってるもの)さながらの、痛み逃しの為のロープが吊るされていて、これから始まる陣痛、そしてお産がリアルに想像でき少し恐怖を感じてしまいました。
スイスでは日本同様、出産形式の希望を事前に伝えますが、患者(というより国民自体)の数が少ないためでしょうか?実際はとてもゆるーく、臨機応変にいろいろ対応してもらえます。
そのため、陣痛の最中に「ちょっと水中出産を試したくなっちゃった。」というのも可能です。また、浴槽は水中出産の為だけではなく、陣痛を和らげるリラックス効果があるとして、いつでも勝手にしかも何度も!お湯をためて使用することができます。
まとめ
いかがでしたか?臨機応変に出産方法を変える事ができたり、勝手に入浴することができたり、麻酔を追加するボタンを自分で押せたり...と、なんだかスイスのお産はとってもゆるいなぁ~と感じてしまった筆者でした。
事実、その後の出産・入院生活でも衝撃のゆるさを体験することに!
次回は出産編(後編)をご紹介したいと思います。
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