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赤ちゃんのしゃっくりの原因は?
赤ちゃんは胎児のときからしゃっくりをしている
妊娠中に、胎動とは別にお腹が規則的にピクッピクッと動いたことはありませんか?それは、おなかにいる赤ちゃんのしゃっくりです。胎児の頃からしゃっくりをしているんですね。
胎児は出産後に肺呼吸がスムーズにできるよう、横隔膜を上下させて呼吸の練習をしているとも言われています。いつもの胎動と違うと感じ、心配になる妊婦さんもいるかもしれませんがしゃっくりと分かれば安心です。
赤ちゃんがしゃっくりをしても大丈夫?
大人のしゃっくりも赤ちゃんのしゃっくりも仕組みは同じです。しかし赤ちゃんは大人と比較して頻繁にしゃっくりをすることも。
それは、成長過程にある赤ちゃんの横隔膜が未発達なためです。ちょっとした刺激でしゃっくりが起こりやすいのです。大人と比べて回数が多いと感じられますが、それほど苦しいものではないようですので安心してくださいね。
赤ちゃんはどんなときにしゃっくりをするの?
お腹がいっぱいになったとき
赤ちゃんは自分で飲む量や食べる量を調節できません。そのためお腹いっぱいになったときや、空気も一緒に飲み込んで横隔膜やみぞおちを圧迫するとしゃっくりが起こりやすくなります。
おしっこでおむつが濡れているとき
おむつの表面がサラサラしていても、濡れたおむつはやがて体温より低い温度となり、下半身を冷やしてしゃっくりを引き起こすことがあります。
頻繁におむつを替える必要はありませんが、たっぷりおしっこをしたと思ったら早めにおむつを交換してあげましょう。
身体が冷えたとき
寒い屋外へ出たときや汗で衣服が濡れてしまったときなども、身体が反応してしゃっくりが出ることがあります。
赤ちゃんは自律神経がまだ発達していないため体温調節が上手くできません。状況に応じて衣服をこまめに着せ替えるようにしましょう。
赤ちゃんのしゃっくりを止める方法は?ほっとくのもOK!
無理に止めなくても自然におさまります
赤ちゃんのしゃっくりは長い時間続くこともありますが、ほとんどの場合自然におさまります。無理に止めようとせず様子を見てあげるだけでも大丈夫です。
しかし、もししゃっくりを止めたいときは次に挙げる3つの方法を試してみましょう。
【2】新しいおむつに交換する
おむつが濡れて体温が下がっている場合はおむつを替えましょう。温かいウェットティッシュやガーゼで濡れたおしりを優しく拭いてあげれば、下がった体温も改善しやすいでしょう。
【3】身体を温める
寒さが原因でしゃっくりが出ているときは、お湯で固くしぼったタオルなどでみぞおち周辺を温めましょう。また、衣服を追加したり、手足や背中をさすって温めても効果があります。
その他の方法

その他にも、母乳・ミルク・湯ざましなどを飲ませるのもしゃっくりを止める方法のひとつです。体温を上げるためにも、温かい飲み物を飲ませるのは効果的です。
ちなみに、しゃっくりをしたまま母乳を与え続けても問題ありません。また、首が据わっていればうつぶせにするのもいいでしょう。うつぶせにすることで首を持ち上げようとし、しゃっくりが止まることがあります。
ただし、寝返りがまだ出来ない赤ちゃんは窒息の危険があるため、必ず目を離さないようにしましょう。逆にしゃっくりの止め方で避けたいのはビックリさせること。
しゃっくりを止める時のメジャーな方法ですが、大人とは違います。赤ちゃんの場合はしゃっくりが止まるどころか、驚いて泣いてしまうかもしれません。
こんなしゃっくりは要注意!苦しそう・長く続く場合は病気の可能性も
点頭てんかん(ウエスト症候群)の疑いがあることも
しゃっくりと同時に手足をビクッとさせて機嫌も悪い状態が続くと、点頭てんかん(ウエスト症候群)の疑いがあります。
点頭てんかんは早期発見・早期治療が予後を左右するため、おかしいと感じたら早めに医師に相談し検査を受けましょう。
母乳が原因?
母乳の成分が原因でしゃっくりを引き起こすことがあります。もしママが特定の食品を摂取したときにしゃっくりが頻発するようであれば、拒否反応としてしゃっくりを引き起こしているかもしれません。
脂肪分の高い乳製品や卵、ナッツ類など、食材と関連していると思われるときは摂取を控えましょう。
薬が原因
薬を飲んだあとにしゃっくりが出やすい場合は、薬の副作用に反応しているためかもしれません。年齢に適した量を与えたか確認し、心配なときは薬を処方した医師に相談しましょう
成長につれて自然としゃっくりの回数も減ってくる
赤ちゃんは成長するに従って横隔膜が発達するだけでなく、ミルクなど自分で飲む量を調節するようになるため、徐々にしゃっくりの回数も少なくなります。
まとめ
赤ちゃんが何度もしゃっくりをする姿はかわいく見える反面、苦しくないのかと心配になりますね。0歳児の赤ちゃんが頻繁にしゃっくりするのは自然なことですが、しゃっくりの原因をきちんと知って不安を解消しましょう。
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