【韓国のお祝い(1)】生後100日のお祝い

意味と祝い方

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韓国で生後のお祝いといえば、まず生後100日目のお祝いがあります。

日本では、生後100~120日を目安に、一生食べ物に困らないように・・・との願いをこめて、「お食い初め」を行いますよね。

韓国では、昔まだ医療が発達していなかった頃、乳幼児の死亡率がとても高く、生後100日経たず亡くなる子どもも多くいました。

そこで、生まれて無事100日経つと感謝の意味を込め、家族や親戚、近所の人まで呼んでお祝いをしてきました。

現在では、簡素に家族だけでお祝いする場合が多いものの、生後100日をお祝いする慣習はしっかりと受け継がれています。

お祝い当日は、赤ちゃんは健康で長生きしてほしいという願いがこめられた、チマチョゴリなどのお祝い服を着ておめかします。

そして、家族みんなでごはんを食べたり、写真撮影を行うのが習わしです。

また、1段または2段からなる、専用のお祝い台座を用意し、果物や花、お餅、ケーキ、写真などをきれいに飾ります。

パパママと一緒に、または1人でベビーチェアなどに座らせて記念撮影をします。

この日に撮った写真は、他の写真とは扱いが異なり、本人が大人になるまで大切に保管されることが多いです。

お餅にこめられた意味

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韓国ではお祝いごとの際に、お餅を食べたり配ったりする習慣がありますが、生後100日のお祝いにもお餅が欠かせません。

100日のお祝いとして用意されるのは、白いお餅と小豆の粉をふったお餅の2種類が代表的です。

白いお餅は、神聖さや純潔さを表すものとして、長寿の意味が込められています。小豆の粉をふったお餅は、小豆色が悪い気を追い払うものとされています。

どちらのお餅もたくさん用意して、台座に飾った後は、お祝いに来てくれた人たちやご近所さんに配ったり、家族で食べたりします。

この2種類の他にも、万物の調和を意味する5色のお餅や、丈夫に育つようにという意味を込めたきな粉餅を用意する場合もあるようです。

【韓国のお祝い(2)】1歳のお祝い

メインイベントは「選び取り」

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韓国では1歳の誕生日も重要視されています。生後100日のお祝いと同様、1歳まで育ったことを感謝するという意味がこめられています。

初めての誕生日ということで、100日のお祝いよりも盛大にお祝いする家庭が多いようです。最近はホテルやレストランを貸し切ったり、ビュッフェやコース料理を用意したりと、かなり豪華!

この日は家族や親戚、パパママの友人までお祝いに駆けつけます。

事前に招待状を準備し、会場には主人公の赤ちゃんやパパママの写真が飾られるのですから、まるで結婚式のような盛り上がりようです。

そんな1歳のお祝いのメインイベントは「選び取り」です。

「選び取り」とは、子どもの前のテーブルにいろいろな物を置き、子どもが何を掴むかにより、子どもの未来を占うという行事です

日本でも、地域や家庭によっては、1歳の誕生日に「選び取り」を行うこともありますよね。

韓国では、お金持ちを意味するお金や、学者を意味する筆やペン、ゴルフ選手を意味するゴルフボールなどが選び取りのアイテムとして準備されることが多いです。

韓国らしいものでは、長寿を意味する長い糸を束ねたものや、子宝に恵まれるという意味のナツメや栗などがあります。

用意するものや数には特に決まりは無いので、パパママが思い思いに願いを込めてアイテムを並べることができます。

我が子が何をつかむのか、ギャラリーも多い分、わくわくどきどきします。1歳の誕生日の目玉イベントです。

赤ちゃんなのに指輪をプレゼント?!

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日本人から見てちょっと驚きなのが、招待客から赤ちゃんへのプレゼントです。

招待客は1歳の誕生日プレゼントとして、現金やおもちゃ、服などをおのおの贈ります。

そして韓国では、特に近しい間柄の人からは、金の指輪やブレスレットがプレゼントされるという慣習があるのです。

赤ちゃんの指にはめるものですから小さくてかわいらしいのですが、純金なので、実用的でない割にお値段はかわいらしくないことも。

とはいえ実際は、赤ちゃんが実際に身につけるのではなく、大きくなってから自分のサイズに合ったアクセサリーに作り替えるのが一般的です。

赤ちゃんに高価なアクセサリーをプレゼントするなんて面白いですね。お金に苦労しないでほしいという願いがこめられているそうです。

まとめ

現代では医療が発達して、赤ちゃんが100日や1年まで生きることは普通のこととなってきました。

しかし、赤ちゃんの成長を感謝し、祝う習わしは大切にしたいですよね。韓国では日本とは異なるお祝いの仕方があって、面白いですね。

韓国でもお祝いのスタイルも多様化してきましたから、家族だけでゆったりと祝うのも良し、親戚や友人を呼んでわいわい祝うのも良しです。

大事なのは、本来の意味である感謝と喜びの気持ちを忘れることなく、わが子の成長をお祝いすることなのかもしれませんね。

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