赤ちゃんの言葉の発達

生後2~3ヶ月ごろ

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生後2~3ヶ月の赤ちゃんはすでに周りからの働きかけに反応するようになります。

まずこの頃になると、声を出して楽しそうに笑うようになります

また発語が見られるようにもなります。この時期の発語はクーイング(cooing)と呼ばれるもので、泣いているわけではなく「あ~あ~」や「う~う~」など、母音を中心とした声を出します。

これは舌や唇を使うことなく発することができる発語です。ちなみにクーイングは元々鳩の鳴き声という意味があり、赤ちゃんの発語がそれに似ていることから転じています。

クーイングで出される言葉にはあまり意味がなく、赤ちゃんは自分で声の出し方を確かめている、また声を出すことを楽しんでいると考えられています。

生後4~6ヶ月ごろ

この月齢に達すると、周りからの働きかけにさらに反応するようになります。

時々「キャッキャッ」と声を出して笑うようになります。

またパパやママが話している言葉の真似をして、何か言葉を発しようとするようになります。

この時期になると、発語に子音が加わるようになり、「だ~」や「ぶ~」など、舌や唇を使って発語するようになります。次第に「だ~だ~」や「まんまん」などのように、連続した発語も聞かれるようになります。

徐々に、パパやママの気を引くための発語がみられるようにもなります。言葉をコミュニケーションのツールとして使い出そうとするのが、この時期だと言っても良いかもしれません。

生後7~8ヶ月ごろ

使うことができる喃語のパターンが著しく増加する時期です。

この時期になると、連続して聞こえる音の中に含まれる言語の構造に気づき出し、日本語の持つ特徴を感じ取ることができるようになると考えられています。

パパやママの話しかける言葉の抑揚の違いがわかり出すだけでなく、自分の名前など、重要な単語を理解し始めるのもこの時期です。

言葉と共に、「バイバイ」など身振りを加えると、徐々に理解を示すことができるようになります。

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生後9~11ヶ月ごろ

赤ちゃんによっては、意味のある発語がでてくるようになるかもしれません。それに合わせて、喃語が徐々に減ってきます。

「パパ」「ママ」など簡単な言葉を、正しく使えるようになる子もいます。

またパパやママの動きを真似することもあり、行動のパターンも増えます。自分の興味があるものに、指差しするようになるかもしれません。

生後12ヶ月ごろ

この時期の前後から、意味のある単語を話し出すようになります。語彙が増えてきて、発語はできなくても、パパやママの話す言葉をかなり理解できるようになっています。

ただし、子どもの発達には個人差がありますので、この時期に一つも単語を話さないからと、過度に心配する必要はありません。

事実、平成26年に厚生労働省が実施した「乳幼児身体発達調査」によると、この時期に57.6%の赤ちゃんが1語以上の単語を話すようになっていました。つまり半分弱の赤ちゃんは、まだ一つも単語が話せていませんでした。

赤ちゃんのペースに合わせ、見守ってあげてください。ただどうしても心配であれば、かかりつけの小児科の先生にご相談ください。

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赤ちゃんはどうやって言葉を覚えるの?

ママやパパができることとは?

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赤ちゃんに話しかける際は、ペアレンティーズ(Parenties)と呼ばれる話し方が良いと言われています。

これは、高めの音で母音を強調しながらゆっくり、はっきりと発音して話すことを意味します。同時に表情も豊かに話しかけます。いわゆる「赤ちゃん言葉」を強調した話し方ですね。

2020年2月、米国科学アカデミー紀要に発表されたペアレンティーズの効果を検証した論文があります。生後6ヶ月以降、保護者がペアレンティーズの指導を受けペアレンティーズを活用して赤ちゃんに話しかけた群と、特別なことをしなかった群で、赤ちゃんの言語能力を比較しています。

結果は、ペアレンティーズを意識して用いた群では子どもの喃語が増え、生後18ヶ月の時点では、語彙力も2倍の差が生まれていました。

この他、歌のリズムに合わせて話しかけることも効果的と言われています。

赤ちゃんの話す喃語には、笑顔で返事をしてあげてください。
また言葉を話し出しても、「教える」よりも「確認する」くらいの接し方が良いでしょう。

まとめ

人が言葉を覚える目的は、コミュニケーション手段を持つためです。コミュニケーションには、表情などを用いた非言語コミュニケーションもあります。

生まれたばかりの赤ちゃんでも、20cmくらいの距離であれば焦点があい、識別できると言われています。赤ちゃんを抱っこしたときや、赤ちゃんが何か言葉を発したときは、できるだけ目を合わせて微笑みかけてあげてください。

そこから、一生にわたるパパ、ママと赤ちゃんのコミュニケーションが始まるのです。

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