手洗い・うがいが大切な理由は?

ばい菌、ウイルスを洗い流そう

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小さな子どもに手洗いやうがいの大切さを知らせ、身に着けさせるのは難しいようですが、集団生活であれば割とすぐに身についていきます。

外から帰ったあと、食事の前、トイレの後、おやつの前などは、園では生活の一部となっています。

「バイキン、バイバイ!きれいにしようね!」と声をかけ、手洗いとうがいの効果的なやり方を先生が実践し見せながら伝えていきます。絵本なども効果的ですね。

園で実践している手洗い&うがい方法

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「どのようにしたら習慣づくか」だけではなく、手洗い・うがいの意味を理解し「なぜ必要なのか」を感じられるよう、園の先生たちは様々な保育を通して伝えています。その方法を見ていきましょう。

【1】手洗いは歌ってやってみよう

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使う石鹸は固形石鹸ではなく、ポンプ式のものが望ましいかと思います。ポンプ式のものなら出てくる石鹸は自分だけが触れるので清潔ですし、泡タイプのものなら泡立てが苦手な子どもも扱いやすく、手中に石鹸が広がり扱いやすいでしょう。

石鹸を使わない手洗いは、手・全体へばい菌を広げるだけで意味はありません。石鹸の適量や全体への広げ方も覚えるまでは声掛けをしたり、イラストにして目の前に張り付けておきます。

出典:youtu.be

手のひらと甲だけではなく、指の間、手首、指先も洗うように指導しています。水で濡らして終わるような手洗いにならないよう、歌をうたい終わるまで手洗いをする約束を作っても良いでしょう。

「ハッピーバースデーの歌2回分」や「これくらいの おべんとうばこに…」で始まるおべんとうばこの歌など、手洗いの望ましい時間にぴったりの歌や、手洗い石鹸メーカーの歌など、様々な歌があります。難しければ動画を参考にするのもありです。楽しく、しっかり、洗えるように見守ります。

【2】うがいは大人がやって見せよう

うがいについても、保育士がやって見せて教えてます。水を含み、上を向いてガラガラと空気を出すのが難しく、初めは水を飲みこんでしまう子もいるでしょう。

うがいができないお子さんは、口ゆすぎだけでも効果があると言われています。友達や保育士のうがいを見ているうちに、できるようになるので焦らず見守ります。

まずは、口の中に水を含み数秒キープするところからスタートし、歯磨きの時の口すすぎ、年中から年長さんになるにつれ大人のようなうがいができるようになっていきます。

また、うがい薬などは必要なく、水うがいで十分だとも言われています。練習の時はできていなくても「できたね!」「またうがいするところを見たいなぁ」などと褒め、認められることを励みに続けて習慣になるように促します。

【3】しっかりと認めてあげる言葉かけを!

集団生活での手洗い&うがいについては、習慣づくまでは正しいやり方を伝えながらも、できていないときに叱ったりすることなく、褒めてあげたり、やったことを認める言葉がけを心がけます。

やり方を叱られたり、注意ばかりを受けると、難しい、面倒くさい、いつも叱られる、やりたくない、やらないという連鎖になり、先生やママパパが見ていなければしなくなったりします。しっかりと認めてあげる言葉をかけてあげましょう。

おうちでもできる手洗い・うがいの習慣

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保育園や幼稚園で手洗い&うがいの習慣がついてくることで、家庭でも少しずつ習慣になっていくはずです。ママパパが家庭で気を付けることは、どんなことでしょうか。

外から帰ってきたら

保育園や幼稚園からの帰宅後はもちろん、遊びに行ったあとや家族で買い物に出かけたあとも、手洗い&うがいをしましょう。

子どもだけに促して、ママパパがしない…といったことのないようにします。家族全員で行うことが習慣づけにつながっていきます。

トイレの後

自宅であっても、トイレの後は必ず手洗いをするように促しましょう。うんちのときだけ、女の子だけ…などと限定せず、トイレに行ったあとは、必ず手を洗うということを習慣にすれば面倒がらずできるようになっていきます。

男の子はおしっこのあと手を洗わない子が多くみられますが、トイレのドアノブやスイッチにもばい菌は潜んでいます。必ず洗うようにしましょう。

食事の前

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自宅で過ごしていても、食事やおやつなど食べる前には必ず手洗いをしましょう。家の中のものやおもちゃ、様々なものを触って遊んだり過ごしたりするうちに、知らずにばい菌は手についていますね。

手洗いの必要性についてなかなか理解を促せないときは、手洗いについての絵本を読み聞かせてあげることも効果的です。

小さなお子さんなら「ノンタン あわぷくぷくぷくぷぷぷう」などがおすすめ!手洗いの必要性を子どもながらに感じられますよ。

まとめ

手洗いやうがいは子どもにとっては面倒と感じるものです。そのため、小さなころから生活習慣の一部と捉えられるよう、園生活や家庭生活において子どもと関わる全ての人が一緒に行うことが大切になります。できたね!と認めながら、楽しく習慣にしていきましょう。

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