リトミックとは?
リトミックとは一言でいうと何?
上の説明を見て、具体的にどういった手法なの?と思った方も多いのではないでしょうか。そこでここではもうちょっと簡単に説明します。
リトミックとは、音楽を聞きながらそれに合わせて体を自由に動かして表現することです。
もともとは音楽を専門的に学ぶ学生のためにつくられたものだったのですが、それが幼児教育にも応用できるということが分かり世界に広がっていきました。
音楽が赤ちゃんや小さい子どもの脳の成長にいい影響を与えることは、色々な研究でもわかっています。リトミックでは、音楽と体の動きを合わせることで、ますます脳にいい刺激を送ることができます。
脳や体の発達によく、しかも純粋に楽しいとなれば、小さいお子さんの習い事によく選ばれるというのにも頷けますね。
リトミックの効果って?
運動能力がつく
リトミックでは、体を動かすというのも重要な要素になっています。
音楽にあわせて体を動かしていると、お家や公園での遊びではなかなかしない動きが引き出されます。
こうすることで、楽しみながら身体能力や基礎体力がどんどん身についていきますよ。
さらに音感やリズム感といった、、音楽を学ぶ上で重要な要素も自然と発達していきます。
集中力が身につく
音楽を聞いて表現するということは、ぼーっと聞いていてはできません。
音楽を耳と心で真剣に聞き、なおかつ自分がそこから何を感じたのかを常に意識していないといけないですよね。
リトミックでこうした意識付けを繰り返していくことで、徐々に集中力が培われていくと言われています。
集中力は勉強・仕事・スポーツ・遊びなどあらゆる活動にとってとても大切な物です。それを小さな子どもの頃に身に付けられるというのはその子にとってとても貴重なことになりますね。
また、リトミックで文字や数字や絵を使うことで、そういったものにぐんと親しみを感じやすくなります。
リトミックはいつから始めればいい?
1歳のリトミック
1歳の頃は音楽に親しみ少しずつ表現する土台を築いていきます。
レッスンを受けるならママやパパと一緒に参加する形になるでしょう。少しずつリトミック教室の先生や、周りのお友達との交流にも慣れていきますよ。
最初は上手くできなくても、ママやパパがやって見せてあげることで次第に自分でもできるようになっていきます。
脳の発達が著しい時期でもあるので、いい音楽をいっぱい聞かせてあげたいですね。
2歳のリトミック
2歳になるともうリトミックにママやパパが一緒に参加するのではなく、見守りやサポートに回ってもらいます。
子どもたちは音楽を聞きながら、自分1人の力でで考えて動けるようになってきますよ。
周りの友達とお話する機会も増えることで、協調性や連帯感も徐々に身についてきます。
叩くだけなど簡単な楽器を取り入れたり、音階に関連付けた表現を取り入れたり音楽への理解や関心もさらに高まります。
3歳のリトミック
脳の大部分が完成しさらに自立心も強くなってくると言われているのが、3歳くらいだと言われています。
ママやパパとはバイバイして子どもたちだけでリトミックのレッスンができるようになります。
友だちとのかかわりを持つことが楽しくなってくる時期でもあり、子どもたちの自立したいという気持ちを育むことにつながります。
リトミックの内容も、音階やリズムをとったりと音楽的感覚をさらに磨いていくようになり、さらに言葉や数の数え方等を取り入れられるようになりますよ。
4歳のリトミック
4歳になると、運動能力がさらに高くなり手先もぐんと器用になります。それにともないよりダイナミックで複雑な表現ができるようになりますよ。
音感も高い音と低い音を聞き分けたり、左右の手で別々に違うリズムを奏でたりと音楽に対する理解度がさらに深まっていきます。
また音を聞きながら、形や線だけでなく数字やひらがなを書くことにも挑戦していきますよ。
5歳のリトミック
言葉が十分に発達し、社会性がぐんと高まってくるのが5歳の頃です。リトミックでも1人で表現するのはもちろん、友達とペアやグループになっての表現もできるようになってきます。
ドレミの音階をある程度正確に聞き取ったり、また楽譜を読んだり書いたりといったことにも挑戦していけます。音楽への取り組みが少しずつ専門的なことへも広がっていきますね。
恥ずかしさが芽生えてくる頃でもあるので、表現力と行動力でそれを克服していきます。
リトミックを始めるなら
リトミックを行っている保育園・幼稚園に通う
保育園や幼稚園によってはリトミックを日々の活動に取り入れているところもあります。
もしそういった保育園や幼稚園に行くことになれば、わざわざ習い事をする必要はないですよね。
周りにリトミック教室がなかったり、幼稚園や保育園への入学が近いのであれば、リトミックがあるかないかも各園の指導要綱などで確認してみてください。
幼稚園や保育園でならママやパパがリトミックに参加したり付き添ったりといった手間がなく、お子さんも慣れ親しんだ先生やお友達とリラックスして取り組めるのではないでしょうか。
おうちで本、DVD、CDを使って自分でやってみる
近くに教室やリトミックを取り入れている幼稚園がない場合でも、あきらめる必要はありません。
お家でリトミックに取り組めるDVDやCDそれに本などの教材がたくさん発売されています。
特にまだ小さいお子さんは、家で機嫌がいい時にママやパパと一緒にマイペースにできるというのはメリットになりますね。リトミックでおうち遊びのバリエーションも広がりそうです。
DVDなどで一度お家でやってみてから本格的に教室に通うかどうか決めるというのもいいですね。
【1】楽しみながらからだを動かす1~5歳のかんたんリトミック|ナツメ社

リトミックは何かから、リトミックの基本的な実施方法まで詳しく解説されています。
ピアノで弾くための楽譜と、それに合うような体の動かし方がのっているので、幼稚園やまた家庭などでリトミックをする時の入門書ですが、家庭でリトミックをする時の参考にもなりますね。
【2】しまじろうのわお! うた・ダンススペシャル!! Vol.1 [DVD]|ソニーミュージックエンタテインメント
![しまじろうのわお! うた・ダンススペシャル!! Vol.1 [DVD],リトミックとは?,](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/image.cozre.jp/magazine/post/686327.jpg)
小さい子達に大人気のしまじろうと一緒に歌やダンスを楽しめるDVDシリーズです。
テレビ番組「しまじろうのわお!」で登場した歌やダンスを集めたもので、聞いていると自然に体が動き出してしまいそうな楽しい曲が15曲収録されていますよ。
【参考】
・リトミックとは(リトミック研究センター)
https://www.eurhythmics.or.jp/whats/
・リトミックとは(日本ジャック=ダルクローズ協会)
https://www.j-dalcroze-society.com/eurythmics
まとめ
音楽にのせて子どもたちの健やかな成長を育むリトミックは日本で沢山の人から30年以上も支持されているのにも納得ですね。
リトミックはとにかく楽しそうで、小さいお子さんにおすすめです。
習い事をしてみようかなと思ったらまずはリトミックをチェックしてみるのはいかがでしょうか。
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