あやす抱っこは小さく縦揺れ
赤ちゃんが泣いた時にはまずは基本的な事をチェック

乳児さんはまだ、自分の気持ちやして欲しいことを言葉にして伝えることが出来ません。楽しいときや、心地よいときには天使の笑顔でしめしてくれますが、不快な気持ちや要求は「泣く」という行動でママやパパにうったえかけます。
日頃お世話をしているママなら、「泣く」という同じ行動の中でもこれは「おむつかな?」、「お腹空いたのかな?」、「眠たくなっちゃったのかな?」と見当をつけることができるかもしれません。しかし、急に育児をすることになったパパにとっては、ただ同じように泣いているだけに見えてしまうかもしれません。
赤ちゃんが泣き出した時にはまず以下のことをチェックしてみましょう。
・おむつが汚れていないか
・お腹が空いていないか
・眠そうにしていないか
・体調不良はないか
おおまかにはこの4項目を確認してあげると、原因が見つかると思います。後は何で泣いていたのかが分かれば、パパも行動が出来るかと思います。
泣き止まない時には、ゆったりと縦揺れの抱っこをしてみましょう!
しかし、そうした原因は全く見あたらないのに泣いてしまうことも多くあります。そんな時には、慌てずにゆったりと関わりを持ちましょう。
赤ちゃんは横抱きの方がパパからしたら、支えやすいですし楽かもしれませんが、縦抱きの方が落ち着く子どもが多いように現場で感じています。
もし理由が見つからずに赤ちゃんが泣いていたら、縦抱きをしてゆっくりとほんちょっとの上下動で良いので、たてゆれであやしてみてください。
声かけは優しく低い声
男性ならではの低いトーンで赤ちゃんに安心感を!

ママや女性の高い声は遠くにいても通りやすく、パパや男性の低い声は子どもが注目しやすいというメリットがあります。赤ちゃんが落ち着かない様子であったり泣いてしまっていたら、優しい声でゆっくりと低いトーンで声をかけてあげてください。
筆者は保育現場で声のトーンを意識して関わるようにしています。遊んでいるときや戸外など、一斉に声を聞いて欲しいときには高い声で。子どもがかんしゃくを起こしていたり、泣いてしまっている時、また集中して話を聞いて欲しいときには低い声を使うようにしています。
男性ならではの深く落ち着いた声で、お子さんとの関わりをゆったりと作って欲しいなと思います。
ミルク、食事は機嫌に合わせて
食事は一日のトータルを意識して、無理強いはしない!

人にとって食事が大切なことは言うまでもありませんよね?
そんな大切な食事だからこそ、赤ちゃんが泣いてミルクを飲んでくれなかったり、食事やおやつを嫌がったりすると不安に思うでしょう。もしかしたら、お子さんの為を思って無理矢理にでも食べさせなければ!と考えたことのある人も多いかもしれませんね。
食事の理想はやはり3食(ミルクの場合にはある程度決まった時間に)しっかりと摂ることになります。ですが補食としての「おやつ」で朝食が少なかったからおやつを多くしたりも可能です。
1回1回の食事やおやつを大切にしながらも、機嫌や体調によっては難しいこともたくさんあるので、食事は1日のトータルで考えるようにして、少し肩の力を抜くことができるとお子さんにとってもパパにとっても良いのかなと思います。
まとめ
今回はママが不在の時のパパ育児を、しっかりと、そして肩の力を抜いて行うためのアドバイスをしてみました。
同じ男性として、また保育士という専門職として意識してみて欲しいことを3つあげましたが、少しの意識で今すぐにでも実行することが出来るものだと思っています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
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