マタニティフォトとは?
ごく限られた妊娠期間を専門カメラマンの手で撮影!

妊娠中のお腹の丸みを強調し撮影するマタニティフォト。英語圏ではMaternity photographyとして広く浸透していて、専門のカメラマンやスタジオがあるほどです。
筆者の住むドイツ語圏スイスでも、Schwangerschaftsfoto(シュヴァンガ―シャフツフォト)と呼ばれるマタニティフォトは、やはり広く一般的に浸透していて、専門のカメラマンやスタジオを簡単に探すことができます。地域の婦人科や、産科医院、助産師協会などから紹介してもらう事もできるほど一般的です。
最近では日本でも、専門のカメラマンやスタジオが増えてきています。中には女性スタッフのみで運営しているというスタジオもあり、おすすめです。一生に限られた期間しかない妊娠期間。さらにその中でもお腹の丸みがきれいに見えるのは、妊娠後期の数週間という本当に限られた期間だけ。
この限られた期間の神秘的な姿を、ぜひ写真に収めることをおすすめします!
撮影するメリットは?
妊娠中しか撮れない貴重な写真を記念に残せる
マタニティフォトが撮れる時期は、人生の中で本当にわずかな期間です。特別な時期の写真は、一生の宝物になりますよ。
妊娠の喜びを実感できる
妊娠中の姿を写真にして目にすると、お腹の中の命の尊さや、誕生に向けた幸福感をあらためて感じることができるかもしれません。
家族やパートナーと一緒に撮れば、さらに喜びを分かち合えますね。
生まれてくる子どもと思い出を共有できる
将来子どもが大きくなった時、自分がお腹にいた時のママを写真で見せることができます。
マタニティフォトを見ながら、妊娠中の思い出話をするなど、家族の絆を深める機会が作れますよ。
マタニティフォトの撮影時期はいつ?
第一子の場合

マタニティフォトの撮影に適した時期は、一般的に妊娠28週から36週と言われています。第一子の場合は、お腹の出方がゆっくりしている場合が多いので、妊娠32週から36週までの間がおすすめです。
せっかくなら出産予定日ギリギリまで待って、大きなおなかを撮影したい!という考えの方もいるかもしれませんが、36週以降の臨月の撮影は、トラブル防止のため予約できないスタジオもありますのでチェックが必要です。
第二子以降の場合
第二子以降はおなかの出るのが早いといわれています。妊娠7ヶ月の28週でもかなりふくらみが目立っているのではないでしょうか?
出産直前は上の子のケアや出産準備もあり、バタバタしそうな第二子以降の妊娠では、妊娠28週から34週位までの、臨月より少し早めの撮影をおすすめします。
撮影は上の子と一緒のショットも撮ってくれるスタジオがほとんどですので、お子さんの状態を考慮することも大切です。例えばお昼寝が必要な年齢の子の場合は、お昼寝時間をさける等ベストな状態の時間帯を考えてくださいね!
また、普段と違う雰囲気に緊張してしまうお子さんもいます。お子さんが笑顔になれる、お気に入りのアイテム(おもちゃやお菓子など)を用意する事をおすすめします!
双子の場合
双子妊娠の方にこそおすすめしたいのが、マタニティフォトです!双子の出産後は息つく暇もない大忙しの育児が待っています。妊娠期間はできるだけ自分のために、やりたいことを全てやる位の気持ちで時間を使うことをおすすめします。
何も問題がなく体調も良ければ、妊娠28週からがマタニティフォトに適した時期ですが、双子妊娠の場合、出産前に大事をとって管理入院になることが珍しくありません。中には妊娠28週で切迫早産で管理入院なんて方も!
自分の体調やお腹の出方などを色々と考えて、予約の時期を決めるといいと思います。双子の場合お腹の出方は2人分なので、妊娠6ヶ月でも十分な大きさがあることもあります。妊娠後期を待たずに、体調の良い妊娠中期に予約してもいいかもしれませんね。
マタニティフォト撮影の予約方法
撮影予約
スタジオを決めたら次は予約です。たいていのスタジオはホームページ上からオンライン予約することができ、中には予約の混雑状況などをチェックできる所もあります。
スタジオによっては予約が取りづらいところもありますので、その場合は早めの予約をおすすめしますが、キャンセル料がかかることもあるので注意が必要です。
予約時に確認しておきたいこと
マタニティフォトスタジオの中には、女性スタッフのみで運営しているところもあります。男性カメラマンは少し恥ずかしい...という方は、予約時に確認することをおすすめします。
また、ヘアメイクはついているか?衣装や小物のレンタルは?等、撮影時の身だしなみや当日の服装、持ち物なども確認するといいと思います。
人気のスタジオで早めの予約が必要な場合は、キャンセル料についてもあわせて問い合わせしておきたいポイントですね。
衣装の予約などの詳細
レンタル衣装の種類、また有料か無料かなども問い合わせしておきたいですね。レンタル衣装がない場合は、どのような服装で行くべきか、また、おすすめの衣装や持ち物などもアドバイスしてもらうことをおすすめします。
マタニティフォト撮影当日の流れ
打ち合わせ・衣装選び
どんな雰囲気の写真を撮りたいかなど、具体的なイメージがある方はここでアピール。
初めてでよくわからないという方も、相手はプロですので打ち合わせ中に色々なアドバイスをしてるのでご安心を。
レンタル衣装の方は、この時間を利用して衣装を選びます。また、衣装や小物などを持参している方も打ち合わせ時に見せることで、雰囲気にあったセットや壁紙等が決めやすくなり、その後の撮影がスムーズにいきます。
着替え・ヘアメイク
着替えやヘアメイク、またベリーペイントなどを頼んでいる方の準備の時間です。スタジオによっては全体で何分という時間区切りをしているところもあるので、その場合着替えはなるべく速やかに済ませると時間を撮影に有効に使えますよ。
撮影
スタジオやプランによって、撮影時間やカット数、ポーズ数などが変わってきます。中には時間内ポーズ、衣装替え無制限というところもあり、マタニティドレスやカジュアルな私服など様々な衣装やポーズで、ガラッと違う雰囲気の写真を撮ってもらう事ができます。
相手はプロのカメラマン。緊張をほぐしてくれ、とても和やかな雰囲気で撮影は進みます。ここは女優になった気分で、思いっきり写真撮影を楽しんでしまいましょう!
写真の選定
撮ってもらった写真をモニターに映してもらってプリントする写真を選びます。撮影プランにより写真のプリントが料金内に含まれているもの、またオプションで別途注文というものがありますので、そのあたりも考慮して撮影プランの予約をするといいと思います。
スタジオやプランにより、料金内にデータの受け渡しが含まれているもの、また一部データ渡し(プリント分のみ等)、またはデータは完全にオプション注文など、扱いが異なりますのでこちらもあわせてチェックが必要です。
写真の受け取り
スタジオから写真が郵送されるか、またはスタジオに受け取りに行きます。
プリントしてもらう写真は、妊娠線やお腹の産毛など気になるところを加工処理してもらえます。画像の加工処理も料金内に含まれる場合と、別途オプション注文する場合とプランにより異なります。
まとめ
今回はマタニティフォトについてご紹介しましたがいかがでしたか?最近はたくさんのスタジオでマタニティフォト撮影を行っていて、段々と一般的になってきています。
予約も簡単にできますし、プロのスタッフが緊張を上手にほぐしてくれますので安心ですよ。女性の一生のうちのごく限られた短い時間である神聖な妊娠期間。この機会にぜひ、マタニティフォトを撮影されてはいかがでしょうか?
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。