赤ちゃんをエコーでしっかり確認!
オーストリア、母子手帳で定められた妊娠中の検診

妊娠しているかどうかの確認をしに産婦人科に行ったのが2週間前。妊娠が確認され、その場で母子手帳を渡されました。私の世界はぐるりと一転、全く違うものに!
母子手帳をみると、オーストリアで定められている産婦人科での妊娠中の健診は5回となっています。5回って、少ない!?大丈夫なの?と、不安になりましたが、実際はそれプラス出産する病院での健診やら内科の健診やらあれこれあるので、結局はそれなりに忙しく病院通いすることになりました。
さて、2週間前、赤ちゃんは小さすぎて見えなかったため、再診することになっていた私。産婦人科に来るのは2回目ですが、前回は確認だけだっため、今回が母子手帳で定められた検診の1回目となります。
小さな赤ちゃん
前回に続き、なぜか今回も半休をとって妊婦健診についてきた主人。いかに主人といえど、産婦人科の待合室で男性と並んで座ることは、日本人の私からすると何となく居心地が悪いものだったのですが、本人はどこ吹く風。のんきにウォーターサーバーから水を汲んで飲みつつ、雑誌を読んでいます。まあ、これもお国柄なのかもしれません。
受付を済ませると、すぐに名前を呼ばれたので、診察室に入りました。赤ちゃんがまだ小さく、エコーはお腹の上からできないということで、主人には待合室で待っていてもらいました。
「母子手帳検診の1回目だね」と、先生に確認され、早速エコーを見てみると、、、、
わー!見えた!!今回ははっきり見えました。
HARIBO(ハリボー)という、クマの形をしたグミのお菓子をご存知でしょうか?私の目には、赤ちゃんが、ちょうどそのクマのお菓子のように見えたため、思わずHARIBOだ!と歓声をあげて先生に笑われてしまいました。
「2週間前は、ほとんど何も見えなかったのに、こんなに一気に大きくなるもんですね。びっくりです」と、先生に感想を伝えたところ、「今が一番すごい時だよ。もう、爆発的に大きくなっていくからねー」とのこと。
この小さなクマのグミのお菓子のような赤ちゃんが、8ヶ月後には3キログラムくらいになってこの世に生まれてくるなんて、神秘としか言いようがありません!
ゆるい妊婦生活のルール
妊婦健診の最後に、「何か質問、気になることなどはありますか?」と聞かれたので、初めての妊娠だった私は、気になっていたことをどんどん質問しました。
自転車に乗っていい?食べちゃいけないものはありますか?予定していたツェッケンというマダニの予防注射(オーストリアにいるマダニは病原菌を持っていることがあり、噛まれて感染すると命を失う危険性もあるのです)はしていいですか?等です。
自転車は、お腹が大きくなってきてバランスを崩す心配がない限り、普通にのっていいとのこと。食べ物は、生の魚と肉を食べないようにする、アルコールは控える、とのこと。
オーストリアには海がないので、日本のように新鮮なお魚が手に入りません。妊娠中に生魚から、トキソプラズマに感染することを防ぐために、生魚は要注意です。トキソプラズマに感染すると、赤ちゃんに重大な影響を与えることがあるそうです。
マダニの予防注射は、妊娠初期には赤ちゃんに悪影響がでるので、しないように、とのことでした。
「他には、何かないんですか?あれやっちゃだめとか、これやっちゃだめとか。」思ったより禁止事項が少ないので、さらに先生を問い詰めると、
「オーストリアで君みたいに早く妊娠に気づく人は少ないよー。妊娠3ヶ月目くらいでようやく妊娠してるかも、ってくる人も多いからね。で、そういう人は気づかないで初期にいろいろやらかしてるけど、案外大丈夫だから、平気平気。普通に過ごしてね。考えすぎると余計ストレスだからねー。」
と、にこやかに流されました。思ったより、ゆるく妊娠生活ができそうです。
ただ、この時、「あー!妊娠前にお寿司食べておけばよかったな…」と深く後悔したのでした。
まとめ
お寿司禁止令は、少し辛いですが、基本的に楽しめそうな妊娠生活のスタートです。と、思いきや、このころから始まってきたのが、そう、つわり。
次回は海外オーストリアでどうやってつわりを乗り切ったのかお話ししたいと思います。それでは、また!
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