ところ変われば、習慣変わる?
妊娠したかな?と思ったら

もしかして、赤ちゃんが?そんなときは、ここオーストリアでも、まずするべきことは日本と同じ。妊娠検査薬で、妊娠している可能性があるのか、自分でチェックします。
わたしはそもそも、妊娠検査薬をドイツ語で何というのかがわかっていませんでしたし、どこで買えるのかも定かではなかったので、まず夫に、「妊娠してるかも...」と恐る恐る告げました。
夫は、その言葉を聞くと数秒間動きを止めて、わたしを見つめたのち、あっという間に家を飛び出してどこかへ行ってしまったので、一瞬「え!?逃げた?!」と思ったのですが、数分後、妊娠検査薬を握りしめて帰ってきました。
妊娠検査薬はドイツ語で「Schwangerschaftstest」(シュバンガーシャフツテスト)といい、薬局で購入することができます。
こういうことは、女性がひとりでやることだと思っていたので、夫の行動にはちょっぴり驚いたのでした。
産婦人科でチェック!

もしも検査薬で陽性だったのなら、次にすることは産婦人科で検査をすることです。これも、日本と同じ手順ですね。
わたしは特にかかりつけの産婦人科がなかったので、インターネットでいちばん自宅に近い産婦人科を探して予約しました。妊娠中、何度も通うことになるので、近いのは大事なポイントの一つだと思います。
この日も、わたしはひとりで行くつもりだったのですが、夫は半休をとってついてくるというのでびっくり。わたしの夫がたまたまそういう人なのかと思っていたのですが、病院についてみると、待合室にはたくさんのカップルが仲良く寄り添って座っていました。
産婦人科は女性ばかりがいる場所、というイメージが頭の中にあったわたしは、これも大変なカルチャーショックでした。
妊娠していることが確定したら

予約した産婦人科で、本当に妊娠しているかエコーで見てもらいます。
日本では、お医者さんと妊婦さんの間がカーテンでしきられているなど、プライバシーの配慮がなされているようですが、ここオーストリアでは、そのような気遣いは皆無!
でも、かえってあっけらかんとした雰囲気なので、わたしにとっては気楽でよかったかもしれません。
「うーん、まだなにも見えないなあ」と、お医者さんがおっしゃるので、そうかあ、検査薬が間違っていたのかなあ、と思ったら...
「きみが妊娠しているってところまでは見えてるんだけどねえ~」
えー!!そんな大事なことをさらっと!?
「おめでとうございます。おめでたですよ(キリッ)」という、ドラマみたいな展開を期待していたのですが、ここ、オーストリアでは、おめでた告知もあっけらかんだったのでした。
診察室をでると、受付で名前をよばれて、「おめでとうございます。手帳とプレゼントですよ」と、黄色い手帳と、大きな箱を受け取りました。
この手帳はMutter-Kind-Pass(ムッターキントパス)といい、日本の母子手帳にあたるものです。
どこの国にもあるものなんですね!
箱をあけてみると、哺乳瓶、おしゃぶり、妊娠出産情報が書かれた本、赤ちゃんの靴下など、今までの人生でまったく縁がなかったものがぎっしり。
「パパへ、これから眠れなくなりますよ」と書かれた栄養ドリンクまで入っていて、なかなかお茶目なギフトボックスでした。
ギフトボックスの哺乳瓶を取り出して手にしたとき、ようやく妊娠したんだ!という実感がわいてきたのでした。
まとめ
ドキドキのオーストリア・ウィーンでの初妊婦生活は、こんなふうに始まりました。
わからないこと、戸惑うことがたくさんの、初めての海外での妊娠生活。
これからも続けてお伝えしていきたいと思います。どうぞお付き合いのほどよろしくお願いします!
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