親子でテーマについて、話しあいたい絵本
【上級者向け おすすめ英語絵本(1)】深いストーリーがいつまでも心に残る絵本

邦題「おおきな木」として日本でも有名な1冊。英語の教科書に載せられていることもあるので、ご存知の方も多いでしょう。
原題「Giving tree(与える木)」のとおり、木はひとりの少年の人生を通じて、与えられるものはすべて与えつくします。
幼いころには遊び相手になり、実を与え、成長後は家を建てるために枝を伐らせ、ついには船をつくるために太い幹を切り倒して与えます。
すべてを与え、切り株だけが残った木。少年は、身勝手だったのでしょうか。木の自己犠牲は、正しかったのでしょうか。
文章は平易ですが、これほど深く考えさせられる絵本は多くありません。シンプルな絵と、原文の味わい深さを楽しみましょう。
親子で哲学っぽく「少年の気持ち」、「木の気持ち」について話しあうのもいいかもしれませんね。
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【上級者向け おすすめ英語絵本(2】さまざまな見方ができる物語

邦題「ちいさいおうち」として日本でも知られている1冊です。丘の上の小さいおうち。
片田舎でリンゴの木やお花畑にかこまれて、おだやかに幸せにたたずんでいました。
が、時代と共に周囲から緑が消え、大きな道ができ、背の高いアパートが建ち、ついには住んでいた人たちもいなくなってしまいます。
人工的な照明の中で、ポツンと取り残されます。小さなおうちは、どうなってしまうのでしょう。
優しいおうちに感情移入して、いわばひとつの人生として読むこともできます。
都市と人との関わりや、都市化の弊害について子どもと話し合ってみませんか。すばらしい挿絵ともあいまって、親子で考えさせられる一冊ですよ。
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ゲーム感覚でさらに英語への関心UPするかも!?
【上級者向け おすすめ英語絵本(3)】英語の早口ことばに挑戦しよう

「Mr. Spinks thinks the sphinx stinks(Mr. スピンクスはスフィンクスが臭いと思ってる)」。
日本語では何でもない文ですが、実はこれ、英語の早口言葉なんです。A~Z順にたくさんの英語の早口言葉や面白い言いまわしが収録されています。
筆者の子ども英語のレッスンでも、英語の早口言葉には大ウケ(特に高学年)してくれます。
子どもたちは少しでも上手に言おうと競って練習します。とっても楽しく、英語の面白いフレーズに親しんでいましたよ。
ゲーム感覚で、親子いっしょに練習するのがコツです。外国人のお友だちができた時に、披露してみましょう。
英語の早口言葉をひとつ、ふたつ言えると、自己紹介や最初のつかみはOKですね。小ネタになるかもしれませんよ。
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Read Aloud!・音読するならおすすめ!
【上級者向け おすすめ英語絵本(4)】英語をしゃべる楽しさを知ってもらう

表紙から分かる通り、ちょっとだけ怖~い絵本をご紹介。お話は荒野からはじまり、主人公は暗い森をぬけて、古城へむかいます。それから暗がりのホールを抜けて、通路を見つけ…。
黒猫に導かれ、まるで本当に自分が進んでいっているかのような臨場感のある文章にドキドキしっぱなし! 最後のオチも楽しいです。
読み聞かせする時に、上級者におすすめしたいのは、ずばりリード・アラウド(音読)です。
音読は、子どもも声を出して一緒に読むというもの。最初は1文ずつ(または区切りのいい節)で区切り、リーダーの後につづいてお子さんに真似をしてもらいます。
「A Dark, Dark Tale」は、内容のよさもさることながら、文章が韻を踏んでいるので、とても美しく読み上げやすいですよ。
はじめは上手に朗読できないかもしれませんが、何度か繰り返すうちに、めきめき上達してきます。
読めるようになってきたら今度は、いつもと反対にお子さんから読み聞かせをしてもらいましょう。
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まとめ
英語をステップアップしたい方向けの絵本、今回ご紹介したのはほんの一例です。ご家庭によってペースや声質など、オーダーメイドのアクティビティができるのが、読み聞かせの魅力ですね。
英語はあくまで「言葉」、思考やコミュニケーションのツールにすぎません。たんに英語を話せる人になるのではなく、いつか英語を使って何かを成し遂げられる人になってほしいですね…。夢は広がりますね。
オモシロおかしく、時に深く、それぞれのお子さんにいちばんふさわしい形で読み聞かせができるとベストですよね。
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・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。