26年間で5000人以上の小学校受験をお手伝いしてきたメリーランド教育研究所から、小学校受験や子育てに関する情報をお届けします。今回は大きなテーマ、「小学校受験をする理由」についてです。

小学校受験とは


私立小学校と国立小学校、公立小学校の違い


小学校には、大きく分けて3つの種類があります。このうち入学試験が必要なのが私立と国立、不要なのが公立。まずは、それぞれの運営母体、教育内容、授業料、その他の特徴についてまとめました。































私立小学校国立小学校公立小学校
運営母体学校法人国立学校法人地方公共団体
教育内容建学の精神
(+学習指導要領)
学習指導要領
+附属教育大の施策
学習指導要領
授業料約10~100万円/年間0円/年間0円/年間
その他創始者の理念や伝統を重んじ、学校ごとに教育方針が異なる。倍率が非常に高く、選抜方法に抽選がある。居住地により学区が決まっており、学区内の小学校に入学する。

 
 
教育内容や費用の面で、それぞれに違いがあることが分かりますね。私立小学校は民営、国立・公立小学校は公営の機関ですので、授業料に大きな差があります。それぞれに選ぶべき理由がありますので、次に、入試がある私立・国立小学校の特徴について説明します。

子どもの個性に合わせて選べる私立小学校


私立小学校の特徴は、なんといっても独自の理念に基づく学校運営です。カリキュラム策定や設備、校外連携の面で学校独自の判断をし易いため、学校ごとに運営方針が異なります。また、教員採用の仕組みが国公立とは違い、1つの学校に専属での採用となることが多いため、担任だった先生が長く学校に在籍していて、卒業生にとって学校が"ふるさと"になるということも特徴的です。

ユニークな教育の例


ある私立小学校では校内の畑で作物を育て、給食室に納め、給食にして全校生徒に食べてもらう活動を1年生から行っています。"食育"を大切にしているこの学校では、専属の栄養教諭さんが毎日食堂に立っていて、食事をとる子ども達を見守っています。
また、ある私立小学校では学童活動のためにNPO法人と連携して「大工の親方に教わり、守衛さんの小屋を作ろう!プロジェクト」と題し、小学生がノコギリと金槌で小屋作りに励みました。無口でぶっきらぼうな大工の親方の前で始めはオドオドしていた子ども達が、それぞれに工夫し、努力をすることで成長していきました。完成した小屋は実際に守衛さんが毎日使用しているので、人のために役に立つことの充実感を感じられるプログラムでした。

なぜ私立小学校を受験するのか?


私立小学校を受験された親御さんたちのご意見です。これらの情報は学校によって異なるので、全ての私立小学校に共通するとは限らないことをご留意ください。
・中学校受験をさせたくないから
・放課後預かりが充実しているので、働く母親の助けになるから
・いじめに先生が力強く対応してくれそうだから
・親自身がその学校の出身で、子どもにも同じ経験をさせてあげたいから
・英語教育が充実しているから
・先生がずっと同じ学校で教鞭を執っていて、故郷のように感じられるから

最新カリキュラムで学ぶ国立小学校


国立小学校の教育は、基本的に文部科学省が策定する学習指導要領に準拠してカリキュラムが創られているので、公立小学校と大きな違いはありません。ただし、多くの国立小学校が国立教育大学(筑波大、学芸大など)の附属校として設立されているため、各教育大の検証実験や、改定予定の学習指導要領を試す場として選ばれることがあるため、国の教育方針をいち早く実践する学校であるといえます。
国立小学校の教師は厳しい選抜の下に採用されていると言われ、また、子ども達も受験を経て選ばれることから、教育熱心な家庭の子どもが集まる傾向にあるといえます。入学試験は一般的な選抜試験に加え、抽選があることが大きな特徴。万全に準備をして受験に臨んでも、最後は「運」で合否が決定します。

なぜ国立小学校を受験するのか?


国立小学校を受験された親御さんたちのご意見です。これらの情報は学校によって異なるので、全ての国立小学校に共通するとは限らないことをご留意ください。
・安い学費で特別な教育が受けられるから
・レベルの高い子どもが集まるから
・大学は受験させたいので、勉強に集中できる環境を与えたいから
・公立小学校に通わせたくないから
・試験が難しくなく、特別な準備が必要なさそうだから

まとめ


子どもをよく見て考えよう


どの学校を選ぶかということは、どんな教育を受けさせ、どんな大人になって欲しいかを考え、決めるということです。どの学校が合っているかは、そのご家庭と子ども次第。不自然なことを強引に進めるのではなく、正しい知識を身につけて、親として自信を持って子どもの人生をサポートしてあげましょう。
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