嘔吐、下痢と水分の取り方について

下痢 嘔吐,

こどもの体は大人に比べて必要とする水の割合が高く、体内の水分を調節する機能も未熟です。そのため、脱水状態に陥りやすいのが特徴です。水分が失われていく状況(嘔吐下痢症、発熱時、発汗が多いとき)では、子どもの状態をよく観察して、失われた水分や塩分(電解質)をこまめに補給することが重要です。

365日年中無休で診療をする小児科クリニック「キャップスクリニック」では、小児科受診前に保護者の皆さんに知ってほしい病気と健康の知識として、以下のように説明をしています。

子どもの嘔吐、下痢等による脱水症状の対処に関するポイント

吐いた後は、飲んだり食べたりするのを我慢して、その後1〜2時間してから、スプーン1杯程度から水分の接種を開始してください。その後も15分くらいあけながら、少量を何度もあげるようにしてください。

塩分、カリウムの含まれたものを摂取することが大事です。経口補水液であるOS-1が薬局などで市販されています。塩分が多く、糖分が少なく初期には今のところ最もすぐれた飲料です。

お茶やお水は吸収が悪いので、初期は飲ませないでください。コンビニなどどこでも購入できるイオン飲料も塩分が少なく吸収が悪いので、初期にはふさわしくありません。

上記の方法をとっても4、5回嘔吐が続く場合、ぼんやりして眠りがちな状態が続く場合は、脱水が強い可能性がありますので医療機関を受診してください。

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※365日年中無休で開院する小児科「キャップスクリニック」提供

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厚生労働省・子ども医療電話相談事業
https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html

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