子どもの絵はどう変化する?

年少の時期

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年少のころの子どもは、肩からの純粋な筋肉の動きによって絵を描いています。そのため、何かを観察して描いているという訳ではありません。

子どもたちが描いているのは、純粋なイメージです。

近現代の芸術家が子どものような絵を純粋なものと解釈して、好んで描いていたのも理解することができると思います。なぐりがきのように見えますが、子どもたちは熱心に描いています。

体の成長に伴って、肩から、腕、そして手首から指へと徐々に先端へと筋肉の動きの幅が変化していきます。

これは、大人が絵を描いている動作を真似ようとしているためだと言われています。筋肉の動きの発達によって、子どもたちの描く絵は単なるなぐりがきから線による描画へと変化していきます。

年中の時期

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年中のころの子どもは、人物を描くことを好むようになります

この時期も引き続き子どもたちは頭の中のイメージに基づいて描くため、対象を観察して描いている訳ではないとされています。

そのため、彼らの描く人物は広く共通した特徴(円によって描かれた頭部や一対の点による目など)を示します。

また、興味深い特徴として、子どもたちは腕よりも足を描くことが早いのが通常です。頭部や目、足などのパーツが、完璧に組み合わされることはあまり見られません。

このような描き方は、視力や性別、国籍に左右されるものではないとされています。すべての子どもが同じようなイメージを抱いているのは少し不思議で面白いですね。

年長の時期

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年長のころの子どもは、ある図式に沿ってさまざまなものを描くようになります

家や花などの要素を大まかに認識して描くため、子どもたちの描く絵にはまだあまり大きな違いは見られないことが一つの特徴です。

また、同じ子どもであれば一つのパターンに沿ってモチーフを描くとされています。いつも同じような手順で「花」を描いている、と思い当たることがあればそのような理由によるためです。

この時期になると、子どもたちは単なる筋肉の運動としてではなく、興味を持ったこと、あるいは知っていることを表現するために絵を描くようになります。

「花はこういう形じゃないでしょう」と指導するよりは、子どもの伝えたいことに寄り添いコミュニケーションをとることが理想的です。

絵が上手になるコツはあるの?

「上手」な絵を描く必要はなし!

子どもの絵の描きかたは成長とともに段階的に変化していきます。もちろん個人差も見られます。ですので、急いで「上手」な絵を描く必要はありません。安心して夢中になれる時間をつくることが大切です。

この時期の子どもの絵は子ども自身を表しているので、子ども目線に立った声かけをしましょう。

どう声をかけて良いか分からない方は、「青く塗ったんだね」などの事実を伝えることが有効です。共感してあげることが大切になりますよ。

絵が楽しく書けるようになるアイテムとは?

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水でお絵かきができる商品です。

全身を使ってのびのびと描くことはとても楽しいものですが、大人でも服や部屋を汚してしまいがちです。こちらは乾かすことで繰り返し使用できますので、後片付けがとてもラクです。

お子さんにぴったりの大きさで自由に表現を楽しむことが出来ます。また、シートの裏側は防水仕様になっているため、水で部屋をびしょ濡れにしてしまう心配もありません。

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子どもが絵を見せてくれても忙しくて「後にして!」と思うことはよくありますよね。お子さん自身がついついスマホやテレビの画面に夢中になってしまうこともよくあると思います。

そんな時は、お風呂の時間を利用して子どもとじっくりコミュニケーションをとってみるのはいかがでしょうか。

ロール部分は耐水紙を使用しているため破れにくく、また落としてもお湯に浮くため安心です。壁に書いたあとも流せばさっと消えます。

きっと、毎日のお風呂の時間が楽しみになるはずです。

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子どもたちと絵を描くことは楽しいことです。しかし、他の人が使っている色を使いたがったりトラブルもしばしば起こります。

絵の具なら取り分けることが出来るため、みんなで一緒に楽しむことが出来ます。

筆で描くだけではなく、石や落ち葉など好奇心に合わせてさまざまな物を使って絵を描いてみるのも素晴らしい体験になるはずです。

自分で色をつくる体験もわくわくするものになるでしょう。水性のため服や机を汚してしまっても洗えば落ちるので安心です。

まとめ

何気なく描いているようにみえるお子さんの絵。実は、子どもの発達と絵は密接に関係しているものです。

作品を通して成長をいつくしむことが出来たら素敵ですよね。おうち時間の楽しみ方の1つとして、おうちでお子さんと一緒にお絵かきをしてみるのはいかがでしょうか。
(文中の画像は筆者による子どもの絵の再現です)

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