目次
2019年女の子の名前の傾向

コズレが実施したアンケートをもとに2019年の女の子の名づけにどんな傾向があるのかを見ていきましょう。
2019年度は特に【愛】と【莉】を使った名前が目立ち、同率1位になっています。
【愛】については女の子の名前の超定番で、昔からずっと変わらず根強い人気を誇っています。
人を愛しそして愛される女の子になってほしいという思いを込めて選ばれることが多いようです。
それに愛に包まれた幸せな家族の絆も象徴しているようですね。
【愛】を使った名前はたくさんの組み合わせがありますが、アンケートで見られたのはこちらです。
「望愛」(のあ)
「笑愛」(えま)
「愛菜」(まな)
「茉莉愛」(まりな)
“あい”という読み名をそのまま使ったものより、“あ”“ま”といった読み方で使われる傾向にあるようですね。
【莉】については“り”の音にあてる文字として今一番人気があります。
漢字の意味はジャスミンで、白っぽい華麗でいい香りのする花のイメージは女の子の名前にぴったりともいえます。
2019年は実写版『アラジン』が公開されて話題を呼んだので、もしかしたらその影響もあるのかもしれませんね。
【莉】のつく名前の例もアンケートから見ていきましょう。
「莉緒」(りお)
「優莉」(ゆり)
「莉乃」(りの)
「明莉」(あかり)
【莉】を使った名前には元気ではつらつとした響きのものが多い印象ですね。
2019年女の子の名前 漢字ランキング
2019年のコズレの調査によるとこの年に一番人気だった漢字は【愛】(あい、あ、ま、な)と【莉】(り)になっています。
【愛】についてはこの漢字を絶対使いたかったといった声も見られます。
逆に【莉】は響きや画数を気にしてつけた人が多いようですね。
この2つに続いて3位に入ったのが【乃】(の)で続いて同率の4位になったのが【華】(はな、か)と【美】(み)ですよ。
【乃】については“の”がつく名前の【美】は“み”の付く名前のまさに定番といってもいいですね。
そして【華】については“か”の付く名前で選ばれることが増えてきています。
ここにあげた5つの漢字を組み合わせるだけでもかなりたくさんの名前ができますね。
2019年女の子の名前 よみがなランキング
名前を実際声に出して呼ぶときのよみがなで見るとどんな名前が人気だったのでしょうか。
こちらも2019年のコズレアンケートから見てみると
1位「りお」(莉緒、理央、栞緒、など)
2位「えま」(瑛稀、笑愛、など)
3位「ゆうな」(優奈、結愛、など)
という結果になっています。
そしてこれに続いて、
「いちか」(一華、一禾、など)
「さな」(彩那、紗菜、など)
「ひな」(陽葵、陽愛、など)
「ひまり」(陽葵、向葵、など)
「みお」(澪、など)
「ゆい」(結依、結、など)
が続いています。
全体的に読み方で2文字の名前が多く、漢字のバリエーションが多いのと同時にひらがな書きにする人も結構いるようですね。
2018~2019年 女の子 名前 人気 ランキング
ベネッセ2019年女の子の名前ランキング
ベネッセの名前ランキングは雑誌のたまひよで発表されています。それによると2019年の女の子の人気の名前はこのようになっていますよ。
1位 陽葵(ひまり)
2位 凛(りん)
3位 芽依(めい)
4位 結菜(ゆいな)
5位 紬(つむぎ)
6位 咲良(さくら)
7位 莉子(りこ)
8位 葵(あおい)
9位 澪(みお)
10位 結月(ゆづき)
コズレランキングでも人気の高かった陽葵がトップになっています。
10位にランクインいている結月は性別こそ違うもののフィギュアスケートの羽生結弦選手の影響があるかもしれませんね。
オールアバウト2019年女の子の名前ランキング
次にオールアバウトで2019年に発表された人気の名前を見てみましょう。
1位 美月(みつき)
2位 楓(かえで)
3位 陽菜(はるな・ひな)
4位 美咲(みさき)
5位 凛(りん)
6位 杏奈(あんな)
7位 杏(あん・あんず)
8位 芽衣(めい)
9位 結衣(ゆい)
10位 玲奈(れいな・れな)
コズレランキングでは全く出てこなかった美月や楓など風流な感じがする名前がトップになっています。
また【杏】という漢字も人気のようですね。
明治安田生命2018年女の子の名前ランキング
2018年版の明治安田生命の名前ランキングはこのようになっています。
1位 結月
2位 結愛
3位 結菜
4位 杏
5位 さくら
5位 凛
7位 芽衣
8位 葵
9位 紬
10位 莉子
まずはやっぱりトップ3に【結】がつく名前が並んでいるのが目を引きますね。
他のランキングに比べると漢字1文字の名前も目立ちます。
2019年にちなんだ名前って?

2019年にちなんだ名前というとやはり“令和”に関する名前になるのではないでしょうか。“れい”がつく女の子の名前は多いですよね。
アンケートでも「玲那」や「伶華」という名前が挙がってきていました。
他にも2019年のNHKの朝ドラ2作の主人公にちなんで、“なつ”や“きみこ”、またその主演女優にちなんで“すず”や“えりか”も候補になるのではないでしょうか。
2019年にAKB48を卒業した人気メンバー指原莉乃さんから“りの”というのも考えられますね。
またスポーツ界で2019年に最も活躍した女性選手というと大坂なおみさんです。“なおみ”という名前は漢字の組み合わせがたくさんあってそれを考えるのも楽しそうです。
珍しい個性的な女の子の名前一覧
海外系

アンケートを見ているとグローバル化の影響なのか外国風の名前が見られました。
・りあな
両親が歌手のリアーナが好きだった為
・大亜奈(だいあな)
世界に通じ、なおかつ美しいイメージの名前にしたかったという理由
・える
美術家の名前にちなんでいる。
・める
おもちゃの人形のメルちゃんからつけたと聞きました。
・步符里
ポプリちゃん。かわいらしいイメージからつけたみたいです。
・まいり
アメリカっぽい名前を付けたくてマイリーを元に決めた
・セア
海好き無夫婦でSEAからセアとつけたと聞きました。
・瑠那
イタリア語で月という意味
・セレサ
スペイン語で桜の意味
ひらがなよりカタカナで書いた方がしっくりくるような感じがして、響きも外国語っぽいですね。
まるでプリンセスな名前
やはり女の子だからでしょうか、プリンセスを連想させるような名前もありましたよ。
・プリンセス
・プリンセスキャンディー
・ティアラ
複数あったのですが“姫”や“星”と書いてティアラと読むという回答も。
・アリエル
ディズニーのアリエルからきています。
・ティナ
・じゅえる
宝石、宝物と言う意味で。
・姫空輝(きあら)
プリンセスのような女の子になってもらいたいという思いを込めて。
・もあな
ディズニー映画にもなり有名になったこの名前ですが、ラテン語からきているそうです。
人気キャラからとった名前
ママが好きなキャラクターや人気アニメのキャラからとったという名前もいくつか見られましたよ。
・キティ
キティちゃんが好きなので
・きき らら
ききららのキャラクターが好きだかかと思われます。
・みにい
親がディズニー好きのようです。
・女輝(めいてる)
・可愛蜂蜜
キューティハニーの漢字バージョンになっています。
・リボン
両親がアトムがすきで、兄はアトム、妹はリボンとつけました。
ハワイっぽい名前
ご両親がハワイに思い出があるのでしょうか。ハワイ語にちなんだ名前もいくつかありました。
・うる(羽琉)
ハワイ語から考えたと言っていました。
・まはろ
・アロハ
・來虹
ハワイ語で天使という意味らしいです。
・真愛(まかな) ハワイ語でプレゼントという意味
ハワイもそうですが良心の思い出の国や場所を元に名前を付けるのは珍しいことではありませんよ。
漢字の読み方が個性的な名前
漢字を見ただけではなかなか読み方が想像できない名前もありましたよ。
・悠(はるか)
もともと男の子の予定だったらしくこの漢字を使いたかっものの、女の子だったのではるかと読ませたようです。
・純愛(ぴゅあ)
・桜音(さくら)
・海(まりん)
・紅海(くみ)
紅のように何色にも染まることなく自分らしく海のように大きく育ってほしいという願いが込められています。
・愛心(あいき)
・心幹(こえだ)
・麗心(うるは)
麗しい心の子に育つようにとのことです。
・彩月(あずき)
・波亜都(はあと)
・海椛(うみか)
・麗笑(るうわ)
麗しく笑う姿が似合う女の子に育つようにという意味でつけられています。
季節を感じる女の子の名前
春の季節を感じる女の子の名前
春というと始まりの季節というイメージがあり、また春に咲く花もたくさんあることから女の子の名前が考えやすい季節ですね。
春の柔らかでパステルカラーな雰囲気を名前に取り入れてみるのはいかがでしょうか。
まずは直球で【春】(はる)が入る名前です。
・千春
・心春
・はるな、春菜
・早春
・はるね
そして日本で春というとやはり【桜】(さくら)が真っ先に思い浮かびますね。
・桜 もしくは さくら
・美桜
その他にも春を連想させる名前はまだまだあります。
・陽菜
・ももか
・弥生
・つくし
夏の季節を感じる女の子の名前
夏を感じる名前はきらきら光る太陽や海など、明るくエネルギーいっぱいのイメージのものが多いです。
具体的にはどのような名前が挙がっているのかというとまずはやっぱり【夏】がつく名前です。
・夏奈、夏菜、(なつな)
・夏海、夏美、(なつみ)
・夏樹、夏希(なつき)
・夏帆(なつほ)
・夏歌(なつか)
・琉夏(るか)
・千夏(ちなつ、ちか)
・小夏(こなつ)
・夏(なつ)
このように夏がつく女の子の名前はかなりバリエーションが豊富ですね。
さらに同じ読み方でも使う感じによって印象が変わったり個性的になったりしますよ。
次に夏を連想させる名前というと【海】を使った名前や海にちなんだものを使ったものでしょう。
・海音(うみね)
・七海(ななみ)
・渚(なぎさ)
海に関する名前は爽やかな感じがするだけでなく、海をまたいで活躍する女の子になってほしいという願いを込めてつけることもあるのではないでしょうか。
そしてもう一つ夏を代表するあの花にちなんだ名前も支持が高いです。
・向日葵(ひまわり)
・向葵(ひまり)
この他にも葉月(はづき)や皐月(さつき)など生まれた月にちなんだ名前もありました。
秋の季節を感じる女の子の名前
秋の季節を感じる女の子の名前にはどんなものがあるのでしょうか。
まずはこちらも【秋】をつかったり“あき”という読み方を取り入れた名前があげられます。
・秋穂(あきほ)
・秋葉(あきは)
・亜紀(あき)
また秋の風物詩である紅葉を連想させる名前もたくさんありました。
・楓(かえで)
・紅葉(もみじ)
・このは
この他にも柚子(ゆず)や茜(あかね)なんかもありますね。
秋を連想する名前は趣深い響きや見た目の名前が多い印象です。
冬の季節を感じる女の子の名前
冬を感じる女の子の名前ってあまり浮かばないかもしれませんが、考えてみると結構出てきます。
やっぱりまずは【冬】を使った名前が定番ですね。
・冬花、冬華(ふゆか)
・美冬、未冬(みふゆ)
・冬音(ふゆね)
・真冬(まふゆ)
冬の空気のように透明感のある響きの名前になりますね。
そして冬生まれの女の子に一番人気の漢字というと【雪】がダントツでトップです。
・小雪(こゆき)
・千雪(ちゆき)
・雪乃(ゆきの)
・雪(ゆき)
・雪奈(ゆきな)
・雪花(ゆきか)
・雪子(ゆきこ)
真っ白で可憐な雪のイメージでとてもかわいい名前が多いです。
名付けのポイントを先輩ママに聞いてみた!
名前の漢字がポイント!
漢字は名前の意味を表し見た目のバランスや印象を決める重要なポイントですね。
「夫婦で使いたい漢字があったのでこれにしました。」
「上の子と同じ漢字を使いたかった。」
「愛という漢字を使いたくてそこから考えました。あと画数と名字とのバランスを考えて決めました。」
「子どもが出来るまで、夫婦の危機が何度かありました。離婚を考えていた時に、子どもを授かることができて、子どもが私たち夫婦を結んでくれたと思い、結という漢字を使いたく、名前を決めました。」
「祖父の名前の字を使いたい思いがありました。男の子っぽくなってしまうと思い、違う名前を考えようと思ったのですが、パートナーがネットや雑誌で色々調べてくれて、画数も良く、意味合いも良かったので、その名前にしました」
「性別が分かる前から、男の子なら旦那さんの漢字から一文字、女の子なら私の漢字から一文字取りたいという旦那さんのこだわりがありました。性別が分かり、女の子だったので私の漢字から”瑛”を取り、智瑛にしました。」
「旦那さんの付けたい漢字とわたしの好きな響きを合わせてつけた。」
「親の名前からつけたい漢字を決めてから、苗字とのバランスで画数の良い漢字をいくつか候補に出していました。将来のことを考えてあまりキラキラネームにはしたくないと話していました。最終的には産まれてから赤ちゃんの表情を見て似合うと思う方にしました。」
“どうしても使いたい漢字があった”や“両親や家族から一字とりたかった”という声が多かったです。
漢字が決まるとそれだけでぐんと名前が考えやすくなりますね。
画数がポイント!
名前の画数から占う姓名判断はあまりに有名ですが、苗字と合わせて運気のいい名前にしたいと考える人も多いようです。
また苗字とのバランスや書きやすさを考えた時にも、画数は重要になりますね。
「苗字の画数が多い方なので出来るだけ少ない名前の画数で姓名判断で良いもの。反映させなかったのは付けたいと思った漢字を旦那に反対されて入れなかった。」
「まず、音を決め、画数診断で良かったものの中から季節性や読みやすさなどを考慮して絞り込んだ。海外でも発音されやすいことも考えた」
「呼びやすくて、漢字は画数もいいものを選びました」
「私の場合は画数を重視していたので、姓名判断のサイトですごく調べました。当初考えていた名前は画数が良くなかったので諦めましたが、そのサイトでは自分の苗字に合うおすすめの名前がいくつか出るので、その中に『陽暖(ひなた)』という名前がありました。漢字も読み方も暖かみがあるので、春生まれの娘にピッタリだなと思い、この名前に決めました。今でもすごく気に入っている名前です。」
響きがポイント!
重視したポイントで一番順位が高かった響き。名前はやはり声に出して読んだ時にどんなふうに響くのかがとても大切ですよね。
「名前は主人が呼びたいという音の響きから決めたため、苗字と合う漢字の候補をリストアップし、苗字と合わせながら良いバランスのものを選びました。」
「ずっと呼んでいく名前なので、響き、なんと呼んであげたいか、で決めました。」
「呼ばれたときに響きがかわいいもの、秋らしいもの、読みやすいもの、また母親が平仮名なので。」
「音の響きがきれいなもの、海外でも通用しそうなものを選びました。なので、純日本的な名前を避けました。」
「女の子のため、柔らかく、温かみのある音の響きにしたかった。流行り過ぎておらず、古風な和の雰囲気が感じられるような音を探していたところ、満場一致で音がまず決まった。そこから、画数も多少参考にしながら、漢字を探していった。これまで漢字の意味を深く意識したことのなかった漢字であったが、調べていくうちに、とても良い意味だということを知り、とても良い名前に出逢えてように感じています。」
「優しくて女の子らしい響きを重視しました。」
イニシャルがポイント!
イニシャルやローマ字で書いたときの並びにこだわるという意見もありました。
「名前がローマ字でヘボン式でも変わらない文字かつ、読みが一致、キラキラにならない説明しやすい名前の中から姓名判断で吉以上のを探しました」
イニシャルに関してはアルファベットの組み合わせがおかしくなっていないかも気にしておいてあげたいですね。
聞き取りやすいことがポイント!
自己紹介した時にすっと覚えてもらえるよう、聞き取りやすい名前というのも結構大切です。名前を何度も聞き返されるのってそれが毎回になると面倒だったりしますよ。
またさらに海外で呼ばれた場合の聞きとりやすさを考えたという声もいくつか見られました。
「海外の方にも発音しやすく、覚えやすいという点を重視して考えました」
「父親が韓国人なので日本と韓国どちらでも通用する名前が絶対条件。結婚前から私が女の子なら名付けたかった名前がちょうど当てはまり”はな”に。漢字も考えましたが結局、字画で選んだ漢字の意味にとらわれないようにとゆう気持ちでひらがなにしました。そのかわり字画は良くないです。」
からかわれやすいを防ぐのがポイント!
小学校に行くようになるとクラスの子に名前でからかわれたりするのも珍しくありません。
ママやパパにも名前が原因でからかわれて嫌な思いをした記憶がある人も結構いるのではないでしょうか。
からかわれやすい名前ではないか考えながら候補を絞っていったという声もたくさんありました。
「女の子と分かっていくつか候補があったのですが、旦那が絆結と書いてきずはが良い!と言い出しました。漢字は意味的にも良いと思ったのですが、将来友達にキズちゃんと呼ばれるようになった時、傷とゆう意味で虐められるのではないかと思い付けるのをやめました。それで私の真とゆう漢字を取り、そこに暖とゆう漢字を足して子どもに」
「日本人ならではの名前にしたかった。かわいくても、ぱっと読めない名前は可哀想なので選びませんでした。」
「読み方の響きと、将来変なあだ名をつけられないようにと意識しました
漢字に意味をもたせました」
まとめ
2019年に人気の名前を色々紹介してきましたが、気になるものはあったでしょうか。
実際にどんな風に名付けしたのかその声を聴いていくと、皆さん本当によく考えてお子さんの名前を決めているようですね。
お子さんの名前を考える時間は本当に幸せなひと時でもあります。じっくりしっかり考えてピッタリくるの名前を見つけてくださいね。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。