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鉛筆の持ち方が成績に関係する?
持ち方が悪いと子どもに負担がかかる

正しい鉛筆の持ち方ができないと、どんなことが良くないでしょうか?
見た目が悪い、字がきれいに書けないなどは、多くの保護者の方が感じていると思います。しかし、それだけではなく、勉強の成績にも大きく関係していると言われています。
例えば、鉛筆の持ち方が悪いと、字を書く時に非常に疲れやすくなります。そうすると、漢字を練習して覚えるときには、何度も書くことが子どもには大きな負担になってしまいます。
したがって、漢字の学習にも悪影響になりますね。それだけではなく、字を書くことそのものが大変な負担になりますから、授業中にノートを書くことが億劫になって、勉強のやる気もそがれがちです。
また、自分で書いている字が自分の手で隠れてしまうこともあります。そうすると、細かな部分で字を間違ってしまう、筆算で計算をする時に繰り上がりの数字が見えなくて、計算ミスをするということもあります。
そういったことがあって、鉛筆を正しく持つことは、学習が定着していくために非常に大切なことなのです。成績にも大きく影響することが分かっていただけるのではないでしょうか。
鉛筆の持ち方はずっと間違ったままになってしまいがち!
間違ったクセは直りづらい

鉛筆を正しく持てる子どもの割合についてのある調査の結果を紹介します。
小学校1年生では正しく持てる子どもは、3.8%、小学校2年生では2.3%、小学校3年生では5.6%、小学校4年生では2.9%、小学校5年生では4.7%、小学校6年生では4.7%、中学校1年生では4.1%、高校生では7.2%、大学生では7.6%ということです。
ほとんどの人が鉛筆を正しく持てていないのですが、年齢が上がっても、正しく持てる人の割合はほとんど増えていきません。
つまり、最初に間違った持ち方で鉛筆を持つようになってしまったら、そのままなかなか直らずにずっと正しくない持ち方で鉛筆を持つようになってしまうということです。
そう考えると、できるだけ早い段階で、鉛筆の正しい持ち方を身につけさせることが大切だということが分かりますね。
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鉛筆の正しい持ち方は小学校入学前に身につけさせよう!
クレヨンを使い始める頃から習慣づけを

では、小学校に入学したときから鉛筆の持ち方を教えようとお考えの方も多いかもしれません。実は、それでは遅い場合もあります。
ほとんどの子どもたちは、お絵かきが大好きです。幼稚園や保育所の段階でも、色々とお絵かきをすることが多いと思います。
そういうときには、鉛筆ではなくクレヨンを使ってお絵かきをすることが多いと思います。クレヨンは正しい持ち方ではなくても、それほど困ったことはおきません。
そのため、クレヨンの持ち方を指導することは少なく、好きに絵を描かせることがほとんどだと思います。そのため、クレヨンの持ち方から習慣になってしまって、鉛筆の間違った持ち方が習慣になってしまうことも多いようです。
「早すぎるのではないかな」とお考えの方も多いかもしれませんが、つまり、クレヨンを使い始める段階から、正しい持ち方を身につけさせることが大切なのです。
正しい持ち方で持ちやすいクレヨンは?
太くて持ちやすい三角形のクレヨン

小さい子どもに正しい持ち方を指導するのは、意外と難しいものです。
言葉で説明しても、なかなか説明が理解できないこともあります。絵を描きたい気持ちが強いと、持ち方を気にせずどんどん描こうとすることも自然なことです。大人が一生懸命に正しく持たせようとしても、なかなか無理があるものです。
そういったこともあって、小さい子どもに正しいクレヨンの持ち方を覚えさせるには、持ちやすいクレヨンを使うことが、良い方法だと思われます。
その一つが太くて持ちやすい三角形のクレヨンです。軸が三角形になっているので、子どもでも自然と親指と人差し指と中指の3本の指で持ちやすくなっているようです。
まとめ
正しい持ち方で鉛筆を持つことは成績にも関係してくるほど大切なことです。一度間違った持ち方でクセになってしまうと、なかなか直せないので、小学校入学前に習慣づけることが良い方法だと言われています。
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