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幼稚園のバザーでは…
幼稚園のバザーってどんな感じ?

幼稚園で開催されるバザー。入園が落ち着いた春から準備や不用品の寄付の呼びかけなどが始まり、初夏から秋にかけて催される園が多いようです。
内容は幼稚園により様々。お祭り・縁日のような遊びやゲームが主体のバザーもあれば、先生方も参加した劇やお歌が催されるところもあります。また、在園のママパパが食べ物や寄贈の品、手作り品を販売するなど様々です。
売上げの収益は、幼稚園の施設維持費や共益費に使われたり、幼稚園児の絵本遊具などに還元されることが多いようです。宗教教育を主体としている幼稚園では、恵まれない子どもたちへの寄付になることもあるそうです。
バザーの時期になると、近隣の幼稚園のバザー告知のポスターを目にすることもありますよね。幼稚園の規模によっては、ご近所の方々で大変賑わい、毎年の楽しみにしている方もいるくらいの大イベントになります。
中でも子どもたちに大人気なのが、その場でママや先生たちから教わって作ったり、手作り品として出品されるおもちゃやアクセサリーです。筆者の子どもが通っている幼稚園では、毎年大盛況で前売り券が販売されるほどです。
ここでは、そんな幼稚園バザーで活用できるおもちゃやアクセサリー工作をご紹介いたします。
男の子に人気はこんなもの
男の子には、何といってもその場ですぐに遊べたり動いたりするおもちゃが大人気!即興で作れてお友達と楽しめるものが人気です。
チャンバラの刀や剣、風船、鉄砲など、すぐに作れて楽しめ、効率よくたくさんの男の子が遊べるもが良いでしょう。
手の込んだ工作を用意したのに、説明に飽きてしまって本来の遊び方とは別の遊び方になってしまう、ということもあるそうです。
楽しく作って遊んでもらえなくては意味がないので、男の子たちが飽きずに作ってもらえるものを用意したいですね。
【1】万華鏡を作ろう
牛乳パックを使って簡単に作れちゃう!男の子にも女の子にも大人気!

万華鏡は、男の子でも女の子でも楽しめる工作です。ご家庭からの寄付で集まる材料ばかりですので、おすすめですよ。
トイレットペーパーやサランラップの芯などを使った作り方もありますが、ここでは、牛乳パックを使った万華鏡の作り方をご紹介いたします。
材料
・牛乳パック(1000ml) 1個(牛乳パックは洗って乾かす)
・透明のアクリル製A4カードケース(100均などに売っています)
・黒い画用紙
・ビーズ
・スパンコール
・色紙
・セロテープ
・はさみ
・カッター
・じょうぎ
作り方 その1

(1)カードケースをカッターで切り取ってセロテープでとめ、正三角形の一辺が7cm、高さが17cmの三角柱の筒を作ります。Aの面はカードケースを一辺が7cmの正三角形に切り取ってフタをします。
(2)画像のようにカードケースで正三角形の一辺が7.1cm、高さが1.5cmの三角柱を作ってセロテープでとめます。次にAの面に5mmほどはめこみ、セロテープで固定します。
(3)上にビーズや小さく切った色紙などを入れ、カードケースを一辺が7.1cmの正三角形に切り取ったフタをかぶせセロテープで固定します。この時フタはまだ完全には閉めず、一度仮どめして反対側から覗いてみます。そこで、ビーズなどの量を調整して、よければ固定します。
(4)三角柱の側面を黒い紙でおおい、セロテープでとめます。
作り方 その2

(5)画像のように牛乳パックを切り、4の側面に折りこんでかぶせ、セロテープで固定します。まんなかにのぞき穴をあけた黒い紙でB面側にフタをします。
<バザーで用いる際のポイント>
材料がそろっていれば、簡単に作る事が出来ます。バザーではたくさんの人でごった返しますので、材料はあらかじめ用意し、組み立てが出来る段階まで工程を簡略にしておきましょう。
紙パックは洗ってきれいに乾かし、指定の大きさにカットしておきます。カードケースも、指定の大きさにカットしておき1セットの材料をパックにしておきましょう。
当日は、親子でそれを組み立てて作るだけの状態にしておけば、大変効率がよく、バザーの混雑時でも混乱しません。
【2】楽しくて簡単!風車を作ろう
ストローとおりがみで簡単に作れちゃう!
出典:youtu.be幼稚園児に人気の動くおもちゃと言ったら風車!簡単で、かつお手頃な値段の材料で作る事が出来ます。ここでは、針金を使わずにストローを使って簡単にできる風車をご紹介いたします。
材料
・おりがみまたは正方形の画用紙 1枚
・ストロー(先端が蛇腹で曲がるタイプ) 1本
・つまようじ 1本
・はさみ
・のり(または両面テープ)
作り方
(1)おりがみ(画用紙)に対角線で折り目を付けます。
(2)はさみで折り目に沿って4本の切れ込みを入れます。この時、中心まで切らずに1.5cm残すようにしておきます。
(3)切れ目を入れたら、中心にのりを付けて、おりがみを貼り付けていきます。この時、中心の一か所に貼り付けるようにします。
(4)のりが乾いたら、中心につまようじを刺します。つまようじの3分の2くらいまで刺し込みます。刺したら、取れないようにセロハンテープで根元を固定しておくと安心です。
(5)つまようじをストローに刺し込みます。
<バザーで活用する際のポイント>
使うものが決まっているので、バザーに備えて1つのキットにしておくと大変効率が良いです。
おりがみやストロー、つまようじを1つの袋に入れ、「風車作成キット」にしておきましょう。道具のはさみやノリはみんなでシェアして使えば、楽しくお友達と作る事が出来ます。
【3】スライムを作ろう
年長さんの男の子向け!気持ち悪いけれどはまってしまうママパパ続出!
出典:youtu.be子ども特に、男の子に大人気のスライム作りはいかがでしょうか?小さな子どもにはちょっと難しいですが、実際バザーで「スライムづくり」に挑戦したという話を小耳にはさみ、紹介してみました。
工程は保護者の方が手伝ったり、あらかじめ作成したものを披露するのもおすすめ。好奇心いっぱいの子どもたちの人気をさらうこと請け合いです。
材料
・洗濯のり 100ml( PVAポリビニルアルコール系のもの)
・水 200ml
・ホウ砂(ドラッグストアなどで簡単に入手できます)
・着色剤(食用色素や絵の具)
・ボウル 1つ
・コップ 2個
・割りばし
・紙コップ
作り方
(1)洗濯のりと水をボウルに注ぎます。この際に硬さを調整します。柔らかいスライムが好みの場合は水を多めに入れます。目安はのり1に対して水が2です。着色剤を入れて色を付けます。この際、良くかき混ぜてください。
(2)ホウ砂の水溶液を作ります。コップに100mlの水を入れて、ホウ砂を小さじで1杯(1g)入れて溶かします。
(3)1のボウルの中に、2のホウ砂の水溶液を割りばしでかき混ぜながら少しずつ入れて混ぜ合わせます。
(4)固まり始めるまで混ぜ続けます。ある程度固まったら、手でこねてスライムのようにぷよぷよに仕上げて遊びましょう!持ち運ぶ際は、紙コップに入れておくと便利です。
<バザーで活用する際のコツ>
作るまでの工程が多いので少し時間がかかります。また、ホウ砂という薬を使うので、小さい子どもが多い幼稚園でのバザーでは遊びの体験として1から4までは保護者や先生がセッティングしておくと安心です。
または、完全にスライムで出来上がったものをコップに入れて子どもたちに配布して楽しんでもらうのが良いかもしれません。口に入れたりしないよう注意して見守って遊ぶようにしましょう。
遊び方
壁にくっつけたり、机上に転がしたりして遊びましょう。遊んだあとはきれいに手を洗いましょう。
【4】パスタを使って可愛いアクセサリーを作ろう
材料
・リボン型のパスタ
・パッチン止めヘアピン
・ボンド(グルーガンでもOK)
・水彩絵具(アクリル絵具でもOK)
・ニス(水彩用で乾くと耐水性になるもの)
・ヘアピン(パッチンどめ)
・筆
・パレット
・グルーガンなどの接着剤
作り方
(1)リボンパスタに絵の具を使って色を塗り乾かします。
(2)リボンにニスを塗り、光沢を出します。
(3)乾いたら裏にボンド(グルーガン)を付けて、ヘアピンに接着します。
(4)完全に乾いたら出来上がり!
<バザーで活用する際のポイント>
リボンパスタは脆くて壊れやすいので、子どもにあらかじめ言っておくと良いかもしれません。特に色塗りの際はお気を付けください。
色塗りまでの作業を子どもたちだけで楽しんでもら、ピンに接着する作業は大人がやってあげると良いかもしれません。グルーガンは熱があるため、そのほうが安心です。
材料
・ABCパスタ
・木製アイスクリームスプーン
・ボンド(グルーガンでもOK)
・水彩絵具(アクリル絵具でもOK)
・ニス(水彩用で乾くと耐水性になるもの)
・ブローチピン
・筆
・ピンセット(無くても可)
・パレット
・グルーガン(またはボンドでもOK)
作り方
(1)自分の名前のイニシャルパスタを選びます。
(2)アイスクリームスプーンに好きな色を塗って乾かします。
(3)乾いたら、スプーンの中央部分に自分の名前のアルファベットパスタを配置して接着します。
(4)乾いたらニスを塗り光沢を出します。
(5)乾いたらスプーン裏にボンド(またはグルーガン)を付けて、ブローチピンを着けます。
(6)完全に乾いたら出来上がり!
<バザーで活用する際のポイント>
木製のアイスクリームスプーンは、ネットショップでまとめて大量購入も出来る安上がり素材です。ブローチピンも同じくネットショップや手芸屋さんで入手できます。
細々と散らばりやすい材料が多いので、トレーや小さい容器に入れてテーブルで作業するようにすると安心です。リボンパスタ同様、接着作業は大人が代わって作業してあげると安心です。
遊び方
完全に乾いたら、洋服に着けて楽しみましょう!グルーガンのほうが、乾くのが早いのでおすすめ。火傷しないように大人の人と一緒に作りましょう。
【5】布描きクレヨンを使った エコバックやTシャツ作り
材料
・布製エコバッグ(白Tシャツや白ハンカチもOK)
・布描きクレヨン(布用スタンプあると尚可)
・アイロン
作り方
作り方は簡単!布製品(布製バッグ・シャツ・ハンカチ)に布描き用クレヨンで絵を描き、最後に色を定着させるためにアイロンをあてたら出来上がりです。
クレヨンと一緒に布用スタンプなどを使ってデザインしても良いかもしれません。
<バザーで活用する際のポイント>
準備も簡単で、子どもたちにも大人気です。クレヨンは無印良品やぺんてるから布描き専用のものが販売されており、手軽に入手できます。
また、布製バッグもハンドメイドコーナーやネットショップなどで簡単に手に入れる事が出来ます。
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まとめ
いかがでしたか?実際にその場で工作として親子で楽しめるものと、おもちゃとして子どもたちに作って渡せるもの両方を意識してご紹介いたしました。ゲームの景品にもおすすめですよ。
どの幼稚園のバザーも毎年とても賑わいます。幼稚園にもよりますが、準備やセッティングは先生よりも父母会が主体となる幼稚園が多いようです。
そういった場合、子どもの傍らでママパパが奮闘しないといけません。準備は簡単でいて手の込んだものを用意したいですね!
様々な趣向のこもった手作りおもちゃを用意して、子どもたちに楽しんでもらいましょう!
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。