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地震が来たら、まずは身を守る
子どもと自分の頭を守る

地震が発生したら、まずは身を守りましょう。真っ先に気をつけなければならないのが、家屋やビルの倒壊と家具やテレビなどが倒れて押しつぶされないかということです。
自宅にいた場合は、赤ちゃんを抱き、テーブルの下や机などの下に身を隠し、頭を守ります。
あればざぶとんやクッションなどで頭を守ります。なければパパママが子どもの体をおおうようにして守ります。子どもが複数いる場合、避難訓練を経験しているのであれば、上の子に幼稚園、保育園、学校で習っている行動をとらせます。
外出先では子どもと体が離れないようにすることが1番大事です。そして、落ち着くことです。赤ちゃんの場合は抱っこかおんぶをしてしっかりと離れないようにします。
上の子どもがいる場合はしっかり手をつなぎ、くれぐれも離ればなれにならないようにしましょう。建物の近くにいた場合は、倒壊するものがない、安全なところへ移動します。
避難方法
避難所に避難する場合は家族への連絡も
そして、パパや家族とも安否確認の連絡をとりますが、電話の通信回線がパンク状態でつながらなくなることも多いです。
災害用ダイアル171や、携帯電話やスマートフォンの災害用伝言版サービスがあるということを覚えておいてください。
災害用ダイアルは、171に電話をかけ、ガイダンスに従って電話番号を入力して、家族に伝えたい伝言を録音することができます。ほかの家族が171に電話をかけ、ガイダンスに従って録音の再生を選び、電話番号を入力すれば、録音した伝言を聞くことができます。
災害用伝言版サービスは、災害時に各携帯会社が開設するもので、こちらも同じく携帯電話番号を使って伝言を録音、再生することができるサービスになります。
赤ちゃんと一緒の避難、何を持っていけばよい?
赤ちゃんの防災グッズの中身は?

次に、持ち物です。赤ちゃんが日常生活で必ず無ければならないものを準備します。まずおむつとミルクを飲むのに必要なもの一式。
母乳の方はスプーンがあれば、万が一母乳が止まってしまってもスプーンからミルクを与えることができるので1つ持ったほうが良いです。
あとはスティックシュガーと水で赤ちゃんの砂糖水を与えることができて、役に立ったという意見もあるので、スティックシュガーの持参もおすすめです。
これに保険証や母子手帳、着替えやタオル、抱っこひもかおんぶひも、離乳食などを持って避難します。赤ちゃんを連れて、しかもこれだけの荷物を持っての移動になるので緊急度の低いものはひとまず置いて避難先に向かいましょう。
自宅や避難所で注意すること
避難所の場合
避難所で過ごす場合には、特に慣れない生活でストレスがかかりますし、大勢の人がいるので感染症などにも注意が必要です。
手洗い、うがいを心がけましょう。寒い季節の場合、風邪をひいてしまうこともあるので、防寒対策も必要です。
赤ちゃんにあたたかい洋服がないときは、ひざ掛けに穴を空け、切り込みをいれれば、スリーパーのようになります。また、床に1枚ダンボールを敷くとあたたかさが違います。
普段から地震に備えよう
備えあれば憂いなし!日頃から防災用品を備えておこう

外出先でベビーカーを押していて地震が起きたとき困るのが、避難をするときにベビーカーが動きにくいということです。
エレベーターはまず止まってしまいますので、階段を使用しなければなりません。ベビーカーには常時抱っこひもを入れておくことをおすすめします。
おむつは避難生活が長くなると足りなくなる恐れがあるので、準備しておくといいのが「さらし」です。おむつの吸収体部分をはがして、まわりの部分をカバーのようにしてさらしをあてがって使います。
他にさらしを切っておんぶひものように使うこともできるので、さらしを1反準備しておくと良いです。
おむつも無いときはスーパーのレジ袋をカットしてカバー替わりにできるので、レジ袋も用意しておくと安心です。
また離乳食が始まった赤ちゃんにはパウチや瓶になっている既製品を買い置きしておくこともおすすめします。
ラジオは避難生活で情報を得るのに必需品なので、携帯用に1つ用意しておくと良いですよ。
まとめ
いつ起こるかわからない地震ですが、このように心構えを知り、準備をしておくといざというときもパニックにならないで行動できますね。
私は地震発生時、職場にいて当時赤ちゃんだった息子がとにかく心配だったので、家族との避難先などの情報共有が必要だったな、と思いました。
赤ちゃんは地震がきてもよくわかっていないのですが、ママの変化には敏感です。赤ちゃんが不安にならないように、いつもの笑顔で優しく接してあげることを心がけましょう。
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