【1】洗う順番
赤ちゃんとママどっちを先に洗う?

まず赤ちゃんとママが一緒にお風呂に入る時の疑問点、一緒に体を洗うことができないので、どちらを先に洗うか、という点ですが、まずはママが先に体を洗うといいでしょう。
ねんね期の場合、ママが洗っている間、赤ちゃんは洋服を脱がせた状態でバスタオルなどでくるんであげて、お風呂場のすぐ近くの寒くない場所、ママが見える場所で待たせておきます。座布団やバウンサーなどの中で待たせておくといいかもしれません。
バウンサーや椅子など固定できるものであれば、シートベルトをしておくことを忘れないようにしてください。また、裸で赤ちゃんを待たせている間におしっこをしてしまう可能性もあります。下まで染み込んでしまう可能性があるので、防水シートを敷いておくと便利ですよ。
【2】洗い方
ねんね期~首すわり前

まずは赤ちゃん対面のたて抱きにし、赤ちゃんの足を広げた状態でママの上に寝かせて、赤ちゃんに声をかけながら首元からゆっくりお湯をかけて洗っていきます。
この時に赤ちゃんが不安にならないように「気持ちいいね~。きれいにしようね~」など声をかけてあげるのがおすすめです。
特に首筋や脇の下、肘などのシワの部分に汚れが溜まっていくのでこの時にしっかりと洗ってください。
体が終わったら頭。頭を洗う時はママが赤ちゃんになるべく寄り添ってくっつくようにし、ゆっくりと丁寧にお湯をかけて洗ってあげましょう。
基本は上記のスタイルですが、バスチェアなどを使わず、お風呂マットなどを床に敷いてあぐらをかくようにし、その間に赤ちゃんを入れて洗う、という方法でも大丈夫ですよ。
首すわり後~
首がすわってからは、リクライニングができるバスチェアを使ってお風呂に一緒に入るということができます。
ですが、首が座っているとはいえ、不安定な場合もありますので、リクライニングを1番下にして、ねんねに近い状態で赤ちゃんを座らせてあげます。
赤ちゃんの体重もずっしりしてくる頃、ママも腱鞘炎などに悩んでいるという場合や、石鹸をつけた手で赤ちゃんを触ってつるつると滑ってひやっとしたご経験もあるママもいると思います。
そんな時にバスチェアを使えばママもお風呂に入れるのが楽になりますよ。おもちゃが付いているものもありますので、腰すわり、つかまり立ちなどの時期まで長く使えますよ。
【3】お風呂に入れるコツ
お風呂が楽しみになる工夫をしよう

赤ちゃんはいつもごきげんな状態でお風呂に入ることができるとは限らないですよね。そんな時のために、お風呂=楽しいものとしてあげるように心がけてあげるといいですよ。
1番身近で簡単にできる方法は、ママのスキンシップタイムとすることです。赤ちゃんの好きな歌を歌ってあげたり、洗う時にこちょこちょをしてみたり。小さなことでも赤ちゃんはママが楽しく笑顔でいることで楽しい場所だと思ってくれるかもしれませんよ。
次にできることとして、お風呂用のおもちゃをいくつか取り入れてみる方法です。ママの歌の効果がない!となってきたら出番です。ねんね期やおすわり期の赤ちゃんにとっては音の出るもので原色系の色を使ったものがいいかもしれません。
【4】入浴前の準備
浴室内の温度や上がった後の準備が大事!

赤ちゃんは体温調節が苦手。浴室で湯船に入らない時間が長いと、すぐに体が冷えてしまいます。入浴する際に、浴室暖房や浴槽のふたを開けたままにしておくなど、浴室内を温めておきましょう。バスチェアに座らせる場合はお湯をかけて座面を温めるなどの対策をしておくこともおすすめします。
バスチェアなどの準備はもちろんですが、ここで忘れてはいけないのは、お風呂からあがった時の準備です。赤ちゃんとお風呂に入る時は洗ったら赤ちゃんを拭いて、ママも着替えて…とバタバタしてしまうことが多くなります。
入浴する際に、脱衣所の床に赤ちゃんのバスタオルを広げておきます。その際に、ママ自身のタオルもすぐにとれる場所に置いておくといいですよ。
【5】安全に入れる注意点
シャンプーや石鹸などの配置に気を付けて!

赤ちゃんと一緒にお風呂に入る時、ふとしたきっかけで普段大人しか使わないものに手が触れてしまう可能性があります。石鹸など、いい匂いがするものに興味を示し、思わず口に入れてしまう可能性もゼロではありません。
またお風呂でひげを剃るパパはカミソリをお風呂場に置いているという場合もあるかと思いますが、置いている場所によっては手足をバタバタさせた時に思わず手が当たりケガをしてしまう可能性も考えられます。
危険なものは赤ちゃんをお風呂に入れる時はお風呂場から出しておく、大人が立たないと届かないような場所に配置をかえるなど、普段大人だけでお風呂に入っていた時に気にならないものも思わぬ事故を防ぐために、置き場所を赤ちゃんの手がすぐに届かない場所にしておくと安心です。
湯量やおふろのおもちゃの管理もしっかり!
たっちできるようになると石鹸やお湯で床がかなり滑りやすくなります。まだたっちの状態が不安定なのでお風呂場にずれないような吸着式のお風呂マットなどを準備しておくと安全です。
ただ、マットやおもちゃなど浴室内に置きっぱなしだとカビがはえてしまう可能性もあります。赤ちゃんが口に入れたり直接肌に触れるものなので定期的に洗ったり乾燥させるようにすることをおすすめします。
お風呂に入る場合も1人でたっちできるようになる頃は湯量を少なくします。ママは半身浴であたたまる程度にするといいですね。
まとめ
赤ちゃんと一緒にお風呂に入る時のポイントやコツをご紹介しました。
はじめての時は特に「ママ一人だけで大丈夫かな?」と不安になることも多いかもしれませんが、今回ご紹介させていただいた内容を元に、しっかりと準備して赤ちゃんと楽しくお風呂に入る手助けになれば幸いです。
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