漫画『落第忍者乱太郎』とは

実は累計部数900万部突破の大ヒットコミックス

落第忍者乱太郎 58巻 (あさひコミックス),乱太郎,原作,漫画出典:www.amazon.co.jp

アニメの原作にあたる作品はこちらの漫画。朝日小学生新聞で1986年に連載が開始され今なお人気の続いている『落第忍者乱太郎』です。

描いているのは漫画家・尼子騒兵衛さん。まるでおじさんのようなペンネームですが実は女性です。

尼子さんの自宅兼事務所には中世の歴史を愛する余り、火縄銃や刀剣、古い文献が揃い、更には至る所にどんでん返しや抜け穴などが仕掛けられ、まるでからくり屋敷のようになっているそうです。

「子どもはごまかしが効かないから手を抜かずに描く」をモットーに、あくまでも小学生向けのギャグマンガらしくひたすら笑える物語を展開しながらも、時代考察はかなり緻密。アニメ以上に、話の合間に忍術の詳しい説明や当時の風俗の解説などがたっぷり盛り込まれています。

自動販売機や腕時計などその時代に無いもので、子どもが見ても明らかにギャグだとわかるものは登場しても、時代の紛らわしい小判は出さない、絶妙なバランス感覚にこだわりが見られます。

小さい子どもには少し難しい日本語表現(例えば「年寄りの冷や水」など)にはワク線外で丁寧に説明が入れられています。

最新58巻まで刊行されている単行本(2015年10月現在)をイチから全て読破するのはなかなか大変ですが、どこから読んでも楽しめるのがこの作品の良いところ。

初期は登場キャラクターもまだあまり多くなく、メインキャラの乱太郎・きり丸・しんべヱを中心としたギャグテイストが強い話が中心です。巻が進むに従って仲間や先輩達が数多く登場して、物語もより深く複雑になっていきます。

この商品の基本情報

商品情報
*メーカー:朝日新聞出版
*著作者:尼子騒兵衛
*参考価格:¥ 583
*ページ数:240

原作とアニメとの違い

こんなところがアニメと違う

乱・きり・しん,乱太郎,原作,漫画出典:publications.asahi.com

アニメの世界しか知らなかった人にとっては、原作漫画の世界には最初少し戸惑いを覚えるかもしれません。

まずは原作とアニメのタイトルの違いについて。これはNHKで「落第」という言葉が放送コードに抵触する為に、代わりに「忍者のたまご=忍たま」という名前が付けられたという説があります。

そして全体的に絵柄が違います。アニメでは丸っこくて可愛らしさが目立ちますが、原作はやや独特で乱太郎をはじめとする1年は組のメンバーの頭身も低め。先生や上級生達は背が高く大人っぽく描かれています。

アニメでよく鐘をついている「忍犬ヘムヘム」が原作にはいなかったり(モデルとなった犬はいます)、アニメではヒロイン的存在のくノ一達が原作ではあまり出番がなかったりとキャラによっても違いが。

また、原作では、ストーリーや語り口にその時どきの世相を反映することも多く、時にはシビアな描写も見られます。漫画ならではの表現やパロディ要素も原作だけに見られるものです。

アニメでは原作と同じシーンでもセリフや表現がマイルドになっていたり、キャラクターによってはデザインや性格が大きくアレンジされていることも。

ただ表現の変更点は多くても、目上の人や年上の人に対して礼節を重んじ、上級生や先生に対してしっかりと敬語を使うのは原作もアニメも同じ。決して礼儀正しさを忘れない忍たま達の姿は、ぜひ現代の子ども達にも参考にしてほしいところです。

原作とアニメを見比べて違いを探すのも面白いですね。公式サイトで漫画をためし読みできるので、まずはそちらを覗いてみてはいかがでしょうか?

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原作漫画の単行本だけでなく、こんな商品もおすすめ!

1年は組の仲間たちのいる世界をもっと味わいたくなったら、こちらもおすすめです。

【1】「らくだいにんじゃらんたろう きょうふのほしゅうじゅぎょう」

1年は組のみんなと一緒に、楽しく(?)補習授業

らくだいにんじゃらんたろう きょうふのほしゅうじゅぎょう―忍タマといっしょにあそぼう!,乱太郎,原作,漫画出典:www.amazon.co.jp

こちらの商品は迷路やクイズ、絵さがしなどの遊びがたっぷり詰まった大型遊び絵本で、1年は組のメンバーと一緒に補習授業を受けることができます。

もちろん先生や先輩も続々と登場して、ページ上をお馴染みの顔ぶれが賑やかに駆けまわります。最後まで読み終わる頃には、忍者についても詳しくなっているはず。

この商品の基本情報

商品情報
*メーカー:ポプラ社
*著作者:尼子 騒兵衛
*参考価格:¥ 1,296
*パッケージサイズ:30cm x 21cm x 1cm

この商品の口コミ

・マンガ形式になっているところもあり、カラーもキレイで読みやすかったです。
・全ページがつるつるしたコーティングがされていて、ジュースやお菓子を上からこぼしてしまってもサッと拭いてしまえるので安心して子どもに読ませられます。

【2】「乱太郎の忍者の世界」

忍者についてより掘り下げて学べる本

乱太郎の忍者の世界,乱太郎,原作,漫画出典:www.amazon.co.jp

漫画を読んで忍者について興味を持ったら、こちらの本はいかがでしょうか。

この「乱太郎の忍者の世界」は、原作漫画と同様に作者の尼子騒兵衛さんが書かれています。

忍者はどんな服装をしていたのか、どんな忍術を使っていたか、どういう武器や道具があったのかといった時代背景や知識がオールカラーで詳しく解説されています。

写真やイラストが豊富で、忍者の世界を楽しく学べるようになっています。子ども向けのようで意外に内容が深く、忍び屋敷の見取り図や九字の印の結び方、全国の忍者についてまとめた日本地図なども入っているので、親子でじっくり楽しめます。

この商品の基本情報

商品情報
*メーカー:朝日新聞社
*著作者:尼子 騒兵衛
*参考価格:¥ 1,728
*ページ数:40

この商品の口コミ

・オールカラーの写真やイラストが満載で、見ていて楽しい。説明もわかりやすく、忍者の資料としてもよくできていると思います。
・『落第忍者乱太郎』と併せてよむことで、この本で紹介している忍術をつかっていたりするので楽しいと思います。

まとめ

現在ではTVアニメだけでなくアニメ映画、実写映画、小説、スマホアプリ、ミュージカルに至るまで、あらゆるメディアに展開している『忍たま乱太郎』。その根幹である原作『落第忍者乱太郎』もぜひ一度読んでみてください。

ちょっとディープな世界観ですが、乱太郎を始めとする1年は組のメンバーは、漫画の中でも変わらず前向きでいつも元気いっぱいです。そんな彼らの活躍に、きっとパワーを貰えることでしょう。

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