子どもへの上手な叱り方|言うことを聞かない時
叱る言葉をちょっと我慢してみましょう
子どもがイヤイヤと泣いている状態の時にどんなに説明をしても、慰めても子どもは泣き止みません。
それは、自分のやりたい事に対して怒られているので、なかなか泣き止んでくれないのかもしれません。
小さい子どもにも子どもなりの意思や思いがあるからなのです。そんな時は、叱るのをちょっと我慢して子どもの様子や行動を観察して見守ってみましょう。
子どもながらに、これをやったらママやパパに怒られるだろうというのを少しは感じています。
それでも自分の意思があるので「ダメ」と言われるかもしれないけれど、行動を起こすのが子どもなのです。
また、泣き過ぎると、なぜ泣いているのかを子ども自身もわからなくなってきてしまうこともあります。
そんな時に叱らずに静かに見守ってみると、子どももママやパパが怒らない事に気づきます。子ども自身も冷静になることができるのです。
「あれ?いつもなら怒るのに何も言わない。おかしいな?ママがいつもと違う」というように子どもが親の変化やいつもと違う態度に気づいてくれるのです。
いつもと違う態度や発言をする事で子ども自身が何かに気づくチャンスが生まれてくるのです。
子どもも親も冷静になることで、ママやパパは子どもに何が伝えたいのかを明確に考えることができます。子どもも冷静にママやパパの話を聴く体勢が整うのです。
親も子どもも怒って泣いて疲れないためにも、ママやパパがまず冷静になってみることを心がけてみましょう。
子どもへの上手な叱り方|ダダをこねる時
子どもの話に耳を傾けてみましょう
大人も欲しい物がある時はそれなりの理由がありますよね?子どもも同じで欲しがる理由があるのです。
何かを欲しがっていたら、はじめに「どうしてこれが欲しいのかな?」と理由を聞いてあげてみて下さい。
そしてその理由をきちんと聞いてあげて、子どもに意見に賛同してあげると良いですね。
例えば、ママやパパには必要ない物であっても「いいね、ママもこれ欲しいな!」と子どもと同じ目線で答えてあげましょう。
それから「パパもこれが欲しいけれど今日は買えないから、今度のお誕生日の時に買いに行こうね!」などと伝えてみましょう。
もしかしたら、子どもも「今日は買えないけれど買えるかもしれない!」と見通しがつき納得することが出来るかもしれません。
ただ頭ごなしに「今日は買えない。今日はダメ」と言うのでは、買えない理由が子どもに伝わりませんよね。
まずは、子どもに買いたい理由を聞いてみましょう。そして、意見に賛同するような言葉を付け加えれば、子どもも納得する事ができるかもしれませんね!
忙しい時などはじっくり話を聞く余裕がないとは思いますが、少し余裕がある時などを使って実践してみてはいかがでしょうか?
子どもへの上手な叱り方|子どもが反発する時
叱る時のメリハリをつけましょう
叱る事は子どもを成長させるためには必要な事ではありますが、理解できないうちに叱っても意味がなくなってしまうのです。
自分の子どもがどの範囲なら理解できるのか、どんな言葉を選べばわかってくれるのかを見極める事が大切です。
子どもの理解力や成長はみんなそれぞれ違います。でも、自分の子どもだからこそわかることもあるでしょう。
幼稚園、小学校など、自分の親以外から叱られる機会もあることでしょう。
ママパパがいつも叱ってばかりいては叱られるのは当たり前と思ってしまい、他人から叱られてもいつもの事と思ってしまうのです。
叱る時のメリハリを普段から付けることで、叱られる事が当たり前にはならないはずです。また、叱られるのが当たり前になってしまうと、子どもは自分への自信をなくしていきます。
「自分はいつも叱られているから、自分はダメな子なんだ」と思ってしまうかもしれません。子どもがいけないことをしてしまったら、叱ることは大切なことです。
しかし、叱りっぱなしではなく、失敗してしまっても「ダメな子ではない、ママやパパにとっては大切な子」という事をきちんと伝えましょう。
子どもの年齢や個性に合わせて、言葉や態度などでしっかり表してあげるようにしましょう。子どももママやパパの気持ちを受け止めて自信を持つことができるでしょう。
まとめ
子どもへの上手な叱り方とコツについてご紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか?
子育て中のママパパは色々とやることもあり、子どもと正面から向き合う時間もなかなかないと思います。
しかし、叱るタイミングが子どもと向き合える、子どもの話に耳を傾ける絶好のチャンスなのです。
この機会を逃さずにぜひ子どもと向き合ってみてくださいね。子どもの成長が感じられるチャンスかもしれません!
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