目次
- ▼アンガーマネジメントって?
- ▼アンガーマネジメントが子育てに及ぼす効果は?
- ▼ママパパの育児の不安・悩みとは?
- ▼解決策やアドバイスは?
- ▼パパママ向け!子育てに活かせるアンガーマネジメント本をご紹介!
- ▼【1】アンガーマネジメント 1分で解決!怒らない伝え方|戸田 久実
- ▼【2】この怒り 何とかして!!と思ったら読む本|安藤 俊介
- ▼【3】「怒り」がスーッと消える本 「対人関係療法」の精神科医が教える|水島 広子
- ▼【4】子どもが変わる 怒らない子育て|嶋津良智
- ▼【5】マンガでやさしくわかるアンガーマネジメント|戸田 久実
- ▼【6】イラッとしない思考術|安藤 俊介
- ▼【7】イライラをコントロールする! 心がラクになる言い方|安藤俊介
- ▼【8】イライラしがちなあなたを変える本|安藤俊介
- ▼【9】人生の迷いが消える アドラー心理学のススメ|向後 千春
- ▼【10】マンガでよくわかる 怒らない練習|安藤 俊介(監修)
- ▼【11】「感情美人」になれる7つの扉 欲しい未来が手に入る怒りのコントロール術|柊 りおん
- ▼【12】感情的にならない本|和田 秀樹
- ▼【13】怒らないママになる子育てのルール 愛情を上手に伝えるハッピーコーチング|近藤 直樹
- ▼【14】子どもが育つ魔法の言葉|ドロシー・ロー ノルト
- ▼【15】子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本|篠 真希
- ▼【16】子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わる ほめ方・叱り方|明橋大二
- ▼【17】アンガーマネジメント入門 (朝日文庫)|安藤俊介
- ▼【18】平常心のコツ──「乱れた心」を整える93の言葉|植西 聰
- ▼子ども向けのアンガーマネジメント本をご紹介!
- ▼【1】イラスト版子どものアンガーマネジメント 怒りをコントロールする43のスキル|篠 真希・長縄 史子
- ▼【2】だいじょうぶ 自分でできる怒りの消火法ワークブック|ドーン ヒューブナー
- ▼【3】おこだでませんように|くすのき しげのり
- ▼【4】自分の怒りをしずめよう―子どものためのアンガー・マネージメント・ガイド|ジェリー・ワイルド
- ▼(ご参考)コズレ会員の絵本お気に入りランキング・おすすめ診断もチェック!
- ▼(ご参考)Amazon・楽天の絵本人気ランキングもチェック!
- ▼まとめ
アンガーマネジメントって?
自分の感情をただ押さえつけるわけではない

「アンガーマネジメント」と聞いたらあなたはどんなことを思いつくでしょうか。怒りの感情を抑え込むことと考える方もいらっしゃるでしょう。
「アンガーマネジメント」とは、コトバンクによると「いらいらや怒りを自ら管理し、適切な問題解決やコミュニケーションに結びつける心理技術のこと」と紹介されています。
つまり、ただ単純にいらいらや怒り(アンガー(anger))の感情を押さえつけたり、衝動にまかせて怒りを爆発させたりするのではありません。上手に受け流すようにコントロールすることを言います。
そして、怒りの感情を上手にコントロールすることで人間関係の場面での適切な問題解決に反映させ、より良い人間関係やコミュニケーションにしていこうとするものなんですね。
「アンガーマネジメント」は、どんな年齢の方にも必要なコミュニケーション能力のひとつといえるのではないでしょうか。子育て中のママパパにも役立つ場面が多いのもうなずけますね。
アンガーマネジメントが子育てに及ぼす効果は?
怒りのコントロールがいい親子関係を築く

それでは、具体的に子育ての場面において、アンガーマネジメントにはどんな効果があるのでしょうか?
言葉の意味としては「感情の上手なコントロール」ということになりますが、そもそも感情をコントロールするというのは難しいですよね。
しかし、自分の中に湧き上がる感情をコントロールできると、怒りという感情は大切な子育ての教科書になってくれるのです。ご自分の体験を思い出してみるとわかりやすいかもしれません。
子どもの頃、親に理不尽な内容で怒られた経験ということはありませんか?「子どもが悪いわけではないのに怒ってしまった」「子どもに感情的に当たってしまった」という経験はどんな親にもあるものです。
その怒りは親の感情であり、その感情を元に子どもを怒るということは、いわば八つ当たりです。
教育的な意味は持ち合わせていないので、子どもにはとても不快に感じます。そういう状態が続けば親子の感情のズレにつながっていくのですね。
「アンガ―マネジメント」は、その人間関係に悪影響を及ぼす感情的な怒りをコントロールしようというものです。
ママパパの育児の不安・悩みとは?
悩みの種類も深さも人それぞれ

赤ちゃんのときは日々成長するかわいいわが子のお世話で寝る暇もありません。
少しずつ大きくなるにつれて、発達の様子やその成長ぶりを周りの子たちとわが子を比べてしまうなど…。悩みは尽きません。
また、入園や入学を控えてくると家庭内だけの親子間だけではなくなります。
地域の方々、ママ友、幼稚園・保育園での係や役員など、付き合いの幅も多岐にわたり複雑になってきます。
子どものみならず、親同士の人間関係も関わってくることが多くなりますよね。環境や人間関係がガラリと変わることで、また違った不安や悩みがママパパは抱くでしょう。
家族、親子、義父母、親族、兄弟姉妹など関係の数だけ、また子育てを取り巻く環境によってもそれぞれ不安や悩みがあると思います。
ちょっとした些細な行き違いから、多くの人を巻き込む問題まで悩みは大小さまざまです。
ゴールが見えないくらい尽きないものに感じたり、途方にくれたりすることもあります。
誰もが毎日悪戦苦闘しながら育児・家事・仕事に向き合っています。いつでも元気に明るく楽しい子育てといかないのが普通です。
解決策やアドバイスは?
赤ちゃんとの慣れない暮らしにはストレスがいっぱい

悩みや不安を抱えながら、毎日育児をしているママパパは本当に大変な思いをしていると思います。
すぐ近くに悩みや不安を共有できる相手がいればよいのですが、必ずしもそうではありませんね。また、人と話したくないときもあると思います。
気持ちが落ち込みがちになったり、ついイライラして子どもを怒り過ぎてしまい自己嫌悪に陥ったり…。
頭ではダメだと分かっていても、感情に流されてしまうことは誰だってありますよね。そんなときに「アンガーマネジメント」を取り入れてみませんか。
アンガー(イライラ、怒りの感情)をマネジメント(上手に付き合う)する方法を知れば赤ちゃん・子どもとの生活もより楽になると思います。
「アンガーマネジメント」を日常生活に取り入れるための方法としては、やはり「アンガーマネジメント」に関する本を読むことが近道なのではないでしょうか。
育児の合間に、通勤電車内で少しずつ読み進めるだけでも心が軽くなるかもしれませんよ。本のいいところはこちらのペースで読めるということです。
必要なときに、必要な情報だけを取り入れることができます。疲れているときに、本の中の言葉が素直にストンと入ってくるという経験をされた方もいるのではないでしょうか。
本を手にするタイミングは人それぞれですが、「最近、怒ってばかり」「なんだかイライラする」という方は、「アンガーマネジメント」関連の本を手に取ってみませんか。
パパママ向け!子育てに活かせるアンガーマネジメント本をご紹介!
【1】アンガーマネジメント 1分で解決!怒らない伝え方|戸田 久実
怒りをぶつけずに伝える方法がわかる

まずは怒りをため込まず、かつ相手に怒りが伝染してしまわない伝え方を紹介してくれる本です。怒りはぶつけられればそのまま伝染しもっとヒートアップしてしまいます。
こちらの中では、日常よくある場面などを通して怒りを伝染させない伝え方を紹介してくれます。
子育てにおいては親→子どもへの怒りを伝染させずに、大事なことを伝えるコツとして活かせますよ!
口コミ
・「アンガーマネジメントって何?」という方にも、「アンガーマネジメント自体は理解したけれど、実際の言葉・行動での実践イメージがわきにくい」という方にも、ヒントが満載の本です。
・イラストも分かりやすく、よく整理されていてしっかりした内容です。キーワードがコンパクトにまとめられ、分かりやすいです。
【2】この怒り 何とかして!!と思ったら読む本|安藤 俊介
どんな怒りも6秒で解消?

ドカンと爆発してしまいそうな怒りをスーッと沈めてくれるようなサプリメントのような一冊です。イラスト付きで具体的な場面での怒りの対処方法について解説してくれます。
子どもに対してドカンと爆発してしまう前に読んでおきたいですね。イラスト付きなのでわかりやすく読み進めやすいですよ。
口コミ
・イラスト入りで読みやすい内容なので、一気に読んでしまいました。
・怒りの感情の取り扱い方を知りたい方、身につけたい方におすすめです。
【3】「怒り」がスーッと消える本 「対人関係療法」の精神科医が教える|水島 広子
怒りを知ってうまく付き合う

「対人関係療法」の専門家である精神科医の先生が書かれた一冊です。あなたの怒りの原因が何なのかや具体的な対処法などをわかりやすく解説してくれます。
日常での活かし方のヒントがわかりやすいアンガーマネジメント本なので、子育てにおいても夫婦関係においても参考になるでしょう。
専門家が書いているという安心感があり、医学的な視点から見た怒りという感情の正体を静かに見つめなおすことができますよ。
口コミ
・コミュニケーション不全の原因、「怒り」のメカニズムをとても分かりやすく説明してくれています。
・怒る人の内面について知り抜いている感じで、よく描写されており、アドバイスもわかりやすいです。正義で綱引きしても得るところはないなど生活の知恵いっぱいあり、参考になります。
【4】子どもが変わる 怒らない子育て|嶋津良智
怒らないと自分からやる子に?

こちらは子育てにフォーカスしたアンガーマネジメント本です。親の怒りがわが子にどう伝わっているのか本を通して知ることができます。
自分がしてしまっている言動を思い出しながら読み進めると、親子の間で何が問題になっているのか見えてきますね。
口コミ
・簡潔で説得力のある文章に、心が揺さぶられました。何度でも読み返したくなる本です!頼りがいのある本に出会えました。
・子育ての話ですが、サラリーマンの上司部下の関係にも十分当てはまります。 もちろん子育て中の親にも必読の内容!分かりやすく、実践しやすいと思います。
【5】マンガでやさしくわかるアンガーマネジメント|戸田 久実
マンガなので読みやすい!

「日本アンガーマネジメント協会」の認定本の中でもマンガでやさしくわかる一冊です。
マンガで書かれているので、「アンガーマネジメント」の方法を学びたい方の入門書としてぴったりです。
内容は、信用金庫で働くOLがプロジェクトリーダーに任命されます。メンバーの非協力さに怒りを爆発させてしまう…。というところからストーリーが始まります。
子育てとは、関係のない内容に一見思いますが、手法的には活用できる面が多いと思いますよ。
話の内容もストーリー仕立てになっているので、理解もしやすいです。仕事でも家庭でも自分の「怒り」をコントロールすると物事も潤滑に進みやすいようです。
共働きのご家庭や、職場復帰をする予定のママにも大いに役立ってくれることでしょう。
口コミ
・ストーリーの中に「アンガーマネジメント」の手法が紹介されているので分かりやすかったです。マンガなので、頭に入りやすく、読みやすかったです。
【6】イラッとしない思考術|安藤 俊介
イライラして後悔しないための思考術

何をしてもイライラする。もはや、イライラしている自分にもイライラする。という負のスパイラルに陥ってしまった経験はありませんか?
誰しもイライラしなくて済むなら、イライラしない人生を過ごしたいですよね。
考え方をほんの少し工夫するだけで、イライラしなくても済むことがたくさんあるそうですよ。
こちらには、「職場」「家庭」「自分」「環境」と4つのシチュエーションでの基本的な思考術が書かれています。
きっと、「そういうこと、あるある」と共感しながら読み進められるでしょう。
最後には、思考術ではなく心の持ち方やメンタルについて書かれています。実はこれが一番大事なことなのではないかな?と思いました。
口コミ
・シチュエーション別での怒りの対処法が紹介されているので、具体的で分かりやすいです。怒りに対しての考え方のヒントをもらえました。
【7】イライラをコントロールする! 心がラクになる言い方|安藤俊介
イライラはコントロールできる!

上司、先輩、部下、家庭内、友達、近所の人、ママ友、学校の役員、子どもの担任の先生など…。
あなたは、どんなシュチエーションでイライラワードを受けることが多いですか?
こちらでは、イライラワードを受けたときの対処法や気持ちの切り替え方、イライラをコントロールする心構えが書かれています。
イライラワードを言い換えたり、前向きにするためのポジティブワードが挙げられていたりととっても参考になります。
怒りのコントロールってできなさそうですが、実はできるとのこと。メモ帳に怒りを記録したり、イライラのコントロールの仕方など、生活の場面でも実践できそうなこともたくさん挙げられています。
口コミ
・日常の場面で受けやすいイライラワードに対する最適なリアクションを学べます。いろいろなシチュエーション別に書いてあって参考になりました。
【8】イライラしがちなあなたを変える本|安藤俊介
自分の気持ちと上手に付き合う

職場や家庭などコミュニケーションが発生する場では、必ず誰もがイライラを経験したことがあるのではないでしょうか。
主に対人関係でのイライラのメカニズムについて説明されています。イライラするとどうしても、自分を否定してしまいますよね。
こちらの中では、「イライラしたときには自己否定はしなくてOK!相手との価値観の違いでイライラしてしまうだけ」と説明されています。
読んでいると、気持ち的にも楽になれると思いますよ。仕事面でも家庭面でも参考になる一冊です。
自分のイライラする気持ちとの付き合い方を変えたい方はぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。
考え方や行動を少し変えるだけで、イライラしがちな自分から卒業できるかもしれませんよ。
口コミ
・イライラしがちな心をコントロールする方法が分かります。イライラを客観的に見ることで心がスーッと楽になりました。
・文字数が適量で読みやすいです。子ども、社会人、子育て中のママ、どんな方にも共通する内容です。
【9】人生の迷いが消える アドラー心理学のススメ|向後 千春
アドラー心理学の見方で問題を解決する

イライラを「アドラー心理学」から解説した一冊です。「アドラー心理学のススメ」という題名だけを聞くと内容が難しそうな気もしますね。
本の内容は、日常で起こることに置き替えて書かれているのでとっても分かりやすいですよ。特に、40代前後の様々な経験してきた世代の方におすすめです。
一般的に心理学や自己啓発本では、手法やコツが紹介されていることが多いですね。こちらは、根底から人生観や世界観を変えようとしています。
イライラすることを抑えられない方。ぜひ一度、だまされたと思って読んでみてはいかがでしょうか。
口コミ
・日々の色々な問題や悩みを「アドラー心理学」の観点から解析しています。「アドラー心理学」の入門書としても使える一冊です。
・二色刷りで見やすく、文章も簡単で内容も分かりやすいです。
【10】マンガでよくわかる 怒らない練習|安藤 俊介(監修)
怒りのメカニズムから付き合い方まで学べる

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事 安藤俊介氏監修のこの本は、怒らないコツをわかりやすくマンガで解説しています。
マンガなので活字が苦手な人も、通勤、通学、ほんの隙間時間にサクっと読めるのがうれしいですね。
登場人物は婦人服売り場に勤める「まなみさん」。デパートといえばクレーム対応はつきものです。
そのクレーム対応に限界を感じていた矢先、とある警備員があらわれ、怒りに対するノウハウを教えてくれるのです。
読者は”まなみさん”になってアンガーマネジメント協会直伝の怒らないノウハウを一緒に学んでいけますよ。
ストーリーの最後にまさか!という展開があり、マンガとしても楽しめる本です。
口コミ
・マンガで表現されているのでとてもわかりやすいです。怒りそのものを理解し改善することができます。
【11】「感情美人」になれる7つの扉 欲しい未来が手に入る怒りのコントロール術|柊 りおん
怒りのタイプ別対処法がわかる

著者は感情美人デザイナーの柊りおんさんです。ご自身も離婚裁判や親の介護、育児などから怒りをコントロールできなかったご経験があり、イライラの対応策がないか追及されました。
そこから生まれたアンガーマネジメントの手法はとても説得力があります。怒りをタイプ別に分け、その解決方法が実証データに基づき具体的に書かれているので、いますぐ実践できることばかり。
さらに怒りの奥まで踏み込み、孤独や不安、自己否定についても書かれています。働く女性にぜひ読んでいただきたい一冊です。
怒りを理性でコントロールし、人生を劇的に変化させる方法を学んで、一緒に感情美人になりませんか?
口コミ
・読んだあと肩の力が抜けました。実践的な内容ですが、著者の言葉一つが温かく感じ、ほっと安心する内容でした。
・脳科学などいろいろな角度から論理的に説明がしてあり、とても説得力がありました。女性向きなおしゃれなデザインの本ですが、男性にもおすすめです。
【12】感情的にならない本|和田 秀樹
穏やかな気持ちを保つ対処法

心理学者の和田秀樹さんの本です。はじめに、表紙の「不機嫌な人は幼稚にみえる」という言葉にはっとさせられます。
そうです。思い起こせば不機嫌でイライラしている人は、感情的にならずに冷静に対応している人を、みな「大人だ~」と表現しますよね。
不機嫌な人は幼稚、こどもだったのです。そんな不機嫌な感情の対処法を著者はわかりやすく教えてくれます。
人間関係は主に感情関係です。気に入らない人はちょっとした一言で腹が立ったりしたりするものです。
しかし、そこですぐに感情的になると自分が幼稚にみられて損をします。そんなときは「黙殺する」「ほうっておくことが良い」と著者はいいます。
ほうっておけば、感情はやがておさまってくるもの。一言言ってやろうかなどと考えると相手の嫌な感情をまともに向きあうことになるので、そこは軽く受け流すのが大人の対応。
このように心穏やかに過ごす技術や考え方を、精神医学の立場から具体的に紹介している本です。
口コミ
・いかにして感情的になってしまう状態に陥らないようにするか、のノウハウが述べられています。簡単、明瞭、面白い文章で皆さんの悩みを楽しく解決してくれそうな本です。
・いやな感情は、「放っておく」。シンプルで実践しやすい内容でした。
・言葉に説得力があり、面白くてすらすらと読めました。「自分は自分。人は人でいいんだ」って気持ちになれ、とても楽になりました。
【13】怒らないママになる子育てのルール 愛情を上手に伝えるハッピーコーチング|近藤 直樹
子どもを怒って自己嫌悪に陥っているママに

コーチングのプロの著者が、子育てにこそコーチングを取り入れた方がよいのではないかと考え、満を持して執筆した本です。
随所にママに対する温かい目線でアドバイスされているのが印象的です。怒鳴りたくない、でも毎日ガミガミ注意せざるをえない…。
そんな毎日に嫌気がさした子育てに悩んでいるママ、落ち込んでいるママにぜひ読んでほしい本。
コーチングを取り入れている幼稚園の協力のもと、実際に子どもが成長している具体例を紹介しています。
そのため、状況にあったコーチングをいますぐ取り入れられますよ。子育てママに限らず、ビジネスパーソンにもぜひ読んでいただきたい一冊です。
口コミ
・子育てに苦しんでいるママに密着している本です。コーチングを子育てに効率的に使える方法が書いてあります。
・子育て本として感動する事例も多くとてもいい本です。子育て本コーナーだけでなく、ビジネス書のコーナーにも置いてほしい一冊です。
【14】子どもが育つ魔法の言葉|ドロシー・ロー ノルト
子育てバイブルのベストセラー

いわずと知れた、世界22か国で愛読されている名著です。著者ドロシー・ロー・ノルトは40年にわたり家族関係について講義を行っています。
家庭教育の子育てコンサルタントであり、ご自身も3人の子どもを持つ母親です。
この本は「子は親の鏡」というご自身が書いた詩の一行一行を、解説する形で進んでいきます。
親は子どもにとって最初に出会う、最も影響力のある手本です。その親の背中を見て子どもは育ちます。
「叱りつけてばかりいると、子どもは悪い子なんだと思ってしまう。」「広い心で接すればキレる子にはならない」など、子どもに対する接し方のヒントが詰まっていますよ。
子は親の鏡。迷ったときはこの本に立ち返って、基本を確認したいですね。
口コミ
・子育てに知恵が実例を交えながら語られています。「育てること」すべての人にふれてもらいたい良い本です。
・子どもが産まれる前に読んだ本ですが、子どもが産まれてからも役立っています。言葉がけは大事だな、ということに気づかされます。子育てに自信のないときに読み直します。
・手元に置いておいて、自分自身を振り返る為に読むのも良いと思います。
【15】子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本|篠 真希
お母さん向けアンガーマネジメント

この本の著者、アンガーマネジメントの講師の篠 真希さんもご自身が母親なので、共感できることが多い内容です。
悩み多きママに寄り添ってくれる本なのではないでしょうか。「最近怒ってばかりだな」と感じているママならぜひ読んでほしい本です。
目次を読んでいるだけで、「そうそう!そうなのよ!」と納得できる内容ばかりです。
怒りの原因を知ることで回避できることがたくさんあるということが分かります。
お子さんが小さいころからイライラせずに毎日を送れたらご自身も、お子さんも自信がついて親子共にハッピーになれること間違いないでしょう。
お子さんが赤ちゃん、幼児期を過ぎても育児が続く限り、繰り返し読んでみるとよいと思います。手元に置いておきたい一冊になると思いますよ。
口コミ
・親の気持ちを代弁してくれているようで自分だけじゃないと、今日からまた頑張ろうという気持ちになりました。
・すぐにでも試そうと思える内容が盛りだくさんです。読んだだけで気分がとても楽になりました。
【16】子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わる ほめ方・叱り方|明橋大二
ほめ方がわかれば叱ることも減る

明橋大二さんの書いた「子育てハッピーアドバイス」シリーズはベストセラーになっています。
本屋さんの店頭で見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。かわいいイラストとともに、アドバイスがやさしい言葉で書かれています。
全ページにわたり本の構成が長々と書いてないので、育児中のちょっとしたすき間時間でも読むことができますよ。
叱り方を学ぶまえに、ほめ方を学ぶことの方が大切とのこと。子どもを上手にほめることができるようになれば、叱ることも上手になりますよ。アンガーマネジメントのみならず、育児バイブルとしてもおすすめのシリーズ本です。
ママ向けだけではなく、パパ向けに書かれているシリーズもあります。いろいろチェックしてみてくださいね。
口コミ
・母親目線で書かれた内容でシンプルですが、読むと元気が出てきます。子どもとの接し方もマンガで描かれているので分かりやすいです。
・自己肯定感を育むためのほめ方、叱り方について良い例と悪い例が4コマ漫画で紹介されています。具体的なアドバイスがたくさん書かれていました。
【17】アンガーマネジメント入門 (朝日文庫)|安藤俊介
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事が書いた入門本

著者の安藤俊介さんは現在、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事を務めています。日本に「アンガーマネジメント」を普及させた方です。
この本は育児に関するというよりも、子どもたちを指導する立場の先生や部下を指導する上司の方にも人気のある「アンガーマネジメントとは何か」を分かりやすくまとめた、言わば教科書のような本です。
文庫本なのでお求めやすいですし、持ち運びもしやすいのがいいですね。子どもが成長すれば、家族以外の人たちとも関わっていかなければいけません。
子どもが大きくなれば子どもの交友関係も広がり、ときには子どもの友人を叱らなければならないときもあるかもしれません。そういったときにもどう対処すればよいのか、参考になる一冊だと思います。
口コミ
・基本的なことがよくわかる内容で読みやすくすぐに読み終えることができました。アンガーマネージメント入門書に最適だと思います。
・怒りの本質は何かについて考えるようになりました。内容はすぐに実践できるものばかりでした。
【18】平常心のコツ──「乱れた心」を整える93の言葉|植西 聰
穏やかに生きるためのコツがわかる

「平常心のコツ──「乱れた心」を整える93の言葉」も子育て中のママパパにおすすめの一冊です。
本来はビジネス書のジャンルになる本かもしれませんが。仕事をしているママ、共働き世帯が多いこの時代に、一家に一冊あるとよい本だと思います。
育児のみならず、さまざまな年代の方向けの内容です。お子さんが大きくなってからスポーツ少年団などで活躍する日が来るでしょう。
そういったときにも、お子さんにどうすれば緊張しないかなどを教えるにも参考にできるヒントになると思いますよ。
書いてあることは、ごくごく何てことのない単純なことなのですが、日々忙しさに追われている育児中のママパパには、つい忘れがちなことで、グッと響くことがあるでしょう。
もちろん、部下や上司との関係に悩むママパパにも適した本と言えます。読み込むとき間がないときでも、各ページの冒頭に書いてある「言葉」を読んでくださいね。
少し読むだけでも気持ちの整理のコツや、気分が晴れる思考の仕方などヒントがもらえると思いますよ。
口コミ
・ひとつのテーマに見開き2ページ分の構成で見やすく読みやすかったです。気になるテーマだけを読んでも、どこから読んでも為になります。
・誰にでもあるようなよくある事例が登場します。読んでいると心が落ち着いてきます。気持ちの切り替えをしたい方におすすめです。
子ども向けのアンガーマネジメント本をご紹介!
【1】イラスト版子どものアンガーマネジメント 怒りをコントロールする43のスキル|篠 真希・長縄 史子
子どもが直面する場面別での対処法がわかる

こちらは、子ども達に自分たちの感情について客観的に知ってもらうための一冊です。
友達といてイライラしてしまうそのとき、自分の心で何が起こっているのか、そしてその感情をどう納めればいいのか、具体的な場面が紹介されています。
親子で一緒に感情をコントロールする練習ができ、アンガ―マネジメントのスキルアップをはかれる本になっています。
子どもも成長するにつれ、集団生活が始まりますよね。そのような中での友人や先生との関係、自分の感情との向き合い方を学べます。
口コミ
・子どもにとってリアルな事例に沿って、アンガーマネジメント的にどう考えればいいのか、どう振る舞えばいいのかが、わかりやすく丁寧に説明されています。
・大人でも取り組みがいのある内容が満載なので、親子で一緒に読んだり話し合ったりしながら学ぶのもおすすめです。
【2】だいじょうぶ 自分でできる怒りの消火法ワークブック|ドーン ヒューブナー
子どもと一緒にできるワークブック形式

子どもが自分自身で怒りの受け流し方を学ぶことができる、アメリカ心理学会によるセルフアンガーマネジメント本です。
心理学の中の認知行動療法に基づいて、怒りの感情に対する受け止め方を子どもに分かりやすく解説しています。
また、その後の対処の仕方も子ども向けに解説してあり、とても分かりやすい内容になっています。小学生位の子どもだったら、自分で読んで理解できると思いますよ。
口コミ
・この本を読んで、自分の怒りが何なのか、どうすれば良いか判ったようです。以前より怒りを静めることができているようで、子ども自身が「この本のおかげ」と言っています。
・子どもと一緒にワークをして親子で学んでいくと良いと思います。とても建設的な内容なので、すんなりと入ってきました。
【3】おこだでませんように|くすのき しげのり
いつも怒られている男の子の絵本

こちらは有名な絵本ですね。絵本から「アンガーマネジメント」を学べる一冊だと思いますよ。
怒りを学ぶということは、子どもにとっても友達関係を作る上で大切なことです。怒りを学ぶことで、子どもは自分自身の自制心を鍛えることにもなります。
「どうして怒られてしまうのか…」、自分の感情が引き起こす問題を素直に見つめることのできる一冊です。
「おこだでませんように」の絵本の中には、子どもの素直な気持ちが込められています。
怒られてばかりの主人公の男の子の立場に立って、子どもの気持ちを、親子関係をもう一度振り返ってみませんか?
口コミ
・小学校教員でもある、くすのきさんの実体験がもとになった作品です。誰もが子どもの頃をふりかえり、共感できる絵本です。
・子どもと正面から向かい合いたい大人向けの絵本です。読んでいる大人は必ず感動して泣いてしまいます。
【4】自分の怒りをしずめよう―子どものためのアンガー・マネージメント・ガイド|ジェリー・ワイルド
子どもが1人で読めるアンガーマネジメント本

物事が思い通りにいかないとキレる人が、子どもから大人まで最近は増えています。
そんな「キレる」ということ、「怒り」を子どもでもコントロールできる方法をワーク形式で学べる本です。
怒る人は幸せな人生を送ってないということだという著者の一言に、こどもでも幸せな人生を送りたいと思うはずです。
誰しも怒りたくて怒る人はいません。怒ることは時間とエネルギーの無駄遣いです。著者の質問にひとつひとつ答えていくうちに、子ども自身が自分の状態を知ることができます。
そして平静をとりもどし、怒りをコントロールする技術を学べますよ。小学生から読めますので、ぜひ親子で読んで欲しい一冊です。
口コミ
・怒りを覚えた相手に対して「(相手は自分に)~すべきだ」を「~だといいのにな」に考え方を変換するトレーニングを行うことで怒りをコントロールできるようになるそうです。大人にもおすすめの本です。
・子どもが読むことを前提とした、なめらかで読みやすい日本語になっています。
(ご参考)コズレ会員の絵本お気に入りランキング・おすすめ診断もチェック!
(ご参考)Amazon・楽天の絵本人気ランキングもチェック!
まとめ
怒りが様々な問題を引き起こしている昨今、親達も、子ども達も自分たちの感情に客観的に気づき成長する必要性が叫ばれています。
大人ですら自分たちの感情をコントロールするのに苦労してしまいますよね。将来子どもが大きく成長したときに、必ず起こる人間関係のトラブル。
そんなときに、自分自身の感情に支配され、周囲とのコミュニケーションを困難なものと捉えたり、避けたりしてほしくはないのでは?
子ども達にもぜひ習得してほしい「アンガ―マネジメント」。でもまずはママパパから、一冊読んでみてはいかがですか?
自分たちにも、自分たちを見て育つ子ども達にもきっと役立つ考え方が得られるはずです。これを機に、親子で「アンガーマネジメント」について考えてみましょう。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。