【ペットシーツ活用法(1)】災害時の活用
簡易おむつとして

ペットシーツで簡易オムツが作れます。
救援物資として紙おむつが届くまでには時間がかかるとも言われていますし、すでにおむつ離れをしている子どもでも環境の変化からおむつに戻ってしまうこともあるようです。
「必要だけど無い!」という災害時に知っていれば役立つ、簡易オムツの作り方をご紹介します。
材料はペットシーツと、スーパーなどのレジ袋、ハサミです。
①レジ袋のサイドを切る
②レジ袋を開き、ペットシーツを中央に敷く
③赤ちゃんの腰のところで紐を結び調節する
レジ袋も無い場合は、そのままペットシーツ股にくぐらせサイドをテープで留める、という方法もあるようです。
トイレにゴミ袋をかけて中にペットシーツを敷くと、後片付けが簡単な大人用の簡易トイレにもなります。
止血帯やガーゼとして
出典:ja.wikipedia.org出血している箇所にガーゼなどをあてがい、その上から掌で強く圧迫して止血する方法。必要に応じて圧迫を加えたまま包帯などで巻く。
切り傷や裂傷・擦り傷に向き、滴る程度の出血であれば30分程度の圧迫で止血されるが、それまでは圧迫を緩めてはいけない。
ペットシーツは止血する時にも使えます。
傷の上に布やガーゼ等をあてて手でギュッと患部を圧迫すればたいていの出血は止まりますので、この時の「布やガーゼ」の代わりにペットシーツを使います。
ガーゼに血液が滲み出てきてボタボタ垂れるくらいの出血の場合、ペットシーツであれば水分を吸収しきれなくても染みてこないので、血で手がヌルヌルすることなく扱いやすいと思われます。
【ペットシーツ活用法(2)】嘔吐物の処理
すばやく片付けて感染のリスクを減らす

嘔吐物から感染するものといえば、ノロウイルス。
子どもがノロウイルスに感染した場合、嘔吐物の処理には注意が必要です。
素早く片付け、二次感染を防ぎたいものですね。 そんな時にもペットシーツは役立ちます。
まずは、なるべく早く、染み込む前にペットシーツの吸水面を嘔吐物に当てて置きましょう。
水分を吸収してくれ、嘔吐物を覆うことで感染拡大を防止できます。
浮遊するウイルスを吸い込んだり、衣服や手に嘔吐物が付着するとそこから感染する恐れがありますので、必ず使い捨てのマスクと、なるべく丈夫なビニール手袋を着用して行ってください。
そして、ペットシーツを中心に集め、嘔吐物が垂れないように回しながらすくい取ります。
消毒をする
長生保健所考案の消毒方法です。
用意するもの:ペットシーツ、タオル2枚、レジャーシート
① 汚物を取り除いた後、ペットシーツの吸水面を上に向け、汚れた部分を覆う
②ペットシーツの吸水面に沸騰したてのお湯を充分に注ぐ(ノロウイルスは85℃以上で死滅します)
③ ペットシーツをレジャーシートで素早く覆い、その上にタオル2枚を重ねて覆い放置
ペットシーツはしばらく高温になっているので、火傷には充分注意してください。
使用したものは必ず捨てましょう。
まとめ
いかがでしたか?
安価で使い捨てできるペットシーツはとっても便利。
ご紹介した使用方法以外にも、調味料ボトルの下や冷蔵庫の中に敷いたり、カーペットにジュースなどをこぼしてしまった時の吸水シートとして使ったり、生魚を調理する時に敷いたり、と色々使えますし、なんといってもやはり、災害時にかなり役立つということが大きいですよね。
なお、ペットシーツには色んな大きさがあります。
ご紹介した使用方法のうちのオムツや止血にはレギュラーサイズ、その他にはワイドサイズが使いやすいと思われます。
安いものなら、レギュラーサイズ(32~35cm×44~46cm)は100枚で、ワイドサイズ(44~46cm×58~62cm)は50枚で¥1200くらいです。
他にも色々サイズがありますよ。
ペットを飼っていなくても、一度使ってみて、そして常備しておいてはいかがですか?
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