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オムツはずれの困った「4つのナイ!」ってなに?
「2歳半~2歳7ヵ月で未完了」(S14さん・男の子のママ)
「1歳8ヵ月~2歳8ヵ月」(お姉さんさん・男の子のママ)
「2歳10ヵ月~3歳」(Yたんたんさん・男の子のママ)
「2歳2ヵ月~2歳8ヵ月」(ゆみあさん・女の子のママ)
…というように、2歳前後から始めて約3歳で完了するかたが多いようです。
でも、かかった期間は人それぞれ。長い場合は1年余りかかったというケースも。
オムツはずれが長期化すると、「トイレにいかナイ!」「集中できナイ!」などいろんな「ナイ!」が生まれ困ってしまうことも。そんな「ナイ」に潜む原因や、上手な対処法はあるのでしょうか?
①トイレに行かナイ!〜「怖い」「イヤイヤ」などが原因に
「暗い」「水の音が怖い」「狭い」などというイメージからトイレを「怖い場所」と思っていると行きたがらないことが多いようです。また、イヤイヤ期特有の条件反射で「イヤ!」と言ってしまっている可能性も。
<こうしてみよう!>
お子さまが怖がっているようであれば、トイレが楽しそうに思える工夫を。トイレの照明を明るくしてみたり、トイレに行くと楽しいことがありそうと思える声かけをしてみたり。また、イヤイヤ期の場合は、遊びの延長として楽しい雰囲気で誘うことを意識すると◎。
②座っていられナイ!〜座り心地が気になってしまう
補助便座をつけていても、足がつかず不安定で、座り心地が悪いといった座っている感覚に意識が集中してしまい、おしっこすることに意識が向けられずに便座からすぐ降りてしまいがち。
<こうしてみよう!>
まずは、踏み台を置くなど安心して座れる環境を整えてみましょう。また、座り心地にばかり意識が向かないよう、トイレに座っている間は一緒に歌を歌って楽しい気分にしたり、お子さまが意識をおしっこすることに向けられるような声かけをしたりするといいですね。
③集中できナイ!〜トイレでおしっこする意識がない
トイレはおしっこする場所ということを十分理解できていなかったり、「自分もトイレでおしっこしよう」という目的意識がもてていなかったりすると、つい目の前にある楽しそうなもので遊んでしまう傾向に。
<こうしてみよう!>
近い年齢の子にトイレでおしっこしているシーンを見せてもらったり、絵本などで好きなキャラクターがトイレでおしっこしている様子を見たりすることで、「自分もトイレでおしっこするものなのだ」「自分もできるようになりたい」という意識を引き出していきましょう。
④おしっこと教えナイ!〜「教えなきゃ」とまだ思えない
体の発達的に尿意を自覚する力がまだ十分でない場合もありますが、自覚できていたとしても尿意を伝えるとどんないいことがあるのかを理解できておらず、「教えなきゃ」という意識が生まれないことも多いようです。
<こうしてみよう!>
まだ、発達的に完璧に伝えることは難しいので、基本的には大人がリードして誘いつつ、たまたま教えてくれたときや、教えなかったけれどもトイレで成功したときには思い切りほめましょう。また、失敗したあとに「出た」と教えてくれたときも、「教えてくれてありがとう」と、まずはほめることを大切に。
楽しくオムツはずれを目指すなら成功体験の積み重ねが大切
なんとなく3歳の誕生日までにははずさなくちゃ!という意識があり、焦っていました。なので、つい「おしっこしたくなったら教えてね」と言いすぎたり、失敗したときに「あ~あ」と残念そうな声を出してしまったりしてうまくいきませんでした。
(MMさん・男の子のママ)
失敗体験は注意が必要
「とりあえずやらせてみよう」「失敗から学ぶだろう」という進め方は、失敗してしまったときのネガティブな印象が強くなってしまい、むしろお子さまの自信や、やる気をそいでしまう原因になりがちです。
成功体験の積み重ねがやる気を育む
大切なのはお子さま自身の「やりたい!」という気持ち。ちょっとしたできたことに目を向け、少しずつ「成功体験」を積み重ねることで、気長にお子さまの自信を生んで、やる気を育むようにしていきましょう。
成功体験を重ねるために大切な関わり方の3つのポイント!
①楽しい気持ちにする誘いかけ〜遊びに変えて誘ってみる
トイレに誘うときに、ただ「おしっこ行こう」と誘うのではなく、遊びに変えて誘ってみましょう。好きなぬいぐるみに誘ってもらったり、「電車ごっこでトイレに出発!」とごっこ遊びにしたり、歌いながら誘いかけたりなど、お子さまの気持ちを盛り上げる工夫を取り入れてみましょう。
ステップバイステップで徐々に進めていきました。
最初はトイレという密室に抵抗があったようなので、おまるから。
最初はリビングに置いて、服を着たまま座ることに慣れさせ、そのあとお風呂におまるを置いて、入浴のときにおしっこを出す練習をしました。それに慣れてきてから、トイレでのトイレトレーニングに移りました。
(AFさん・女の子のママ)
②子どもなりのがんばる理由〜目標を設定する
今まではオムツでOKだったのに、突然トイレでと言われても、お子さまにとってはがんばろうと思える理由がわかりません。「この歌が終わるまで座ってみよう!」など、お子さまが「やってみたい!」「がんばりたい!」と思えるような目標を用意してあげましょう。
トイレに子ども用のかわいいスリッパを置いたり、タオルを息子の好きなキャラクターものに変えるなどして、トイレに興味をもつことができるように工夫をしました。
その結果、トイレという空間に行くこと自体が楽しくなってくれて、すすんで行くようになりました。
(お姉さんさん・男の子のママ)
③小さなゴールの積み重ね〜「できた!」がうれしい
「自分からおしっこと言えて、トイレで必ずおしっこできる」というのは、オムツはずれの最終ゴール。そこに達するまでに「トイレに座れた」「たまたまだけど、トイレでおしっこが出た」「出たあとにおしっこと言えた」など、小さなゴールを一つひとつ積み上げながら、最終ゴールを目指しましょう。
シール作戦で、ちょっとでも出たらシールを貼っていくということを続けました。
少しでも出たらシール貼って褒めての繰り返しで、徐々にシールを貼らなくてもトイレに行けるようになりました。
(あーちゃんさん・男の子のママ)
お子さまのやる気を引き出す<こどもちゃれんじぽけっと>
関わり方の3つのポイントを考えて実践するのはなかなか大変。そんなおうちのかたに参考にしていただきたいのが、<こどもちゃれんじぽけっと>4〜6月号の「オムツはずれ応援プログラム」。
各号で「お子さまのやる気を自然に引き出し夏までにオムツ卒業を目指せる」教材をお届けします。
①楽しい誘いかけで毎回トイレに座りたくなるしかけ
②すぐに出なくても続けて座っていたくなる、おしっこが出るまでがんばれるしかけ
③成功体験の積み重ねでさらにがんばりたくなるしかけ
が満載です。子どもたちに人気のキャラクター「しまじろう」と一緒にオムツはずれにチャレンジしましょう。
まとめ
少しの心がけとちょっとした工夫で、親もストレスなくスムーズにオムツはずれを成功させることができます。
<こどもちゃれんじぽけっと>4〜6月号の「オムツはずれ応援プログラム」は、そんな親子のチャレンジを力強くサポート!ぜひ、最大限にご活用ください!
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。