【おすすめ児童書シリーズ(1)】『こうえんのシロ』シリーズ|ポプラ社

子犬のシロをめぐる季節感ゆたかな物語

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『こうえんのシロ』シリーズは、わたなべひろみ 作・絵、全12巻。公園に住む子犬のシロが主人公です。

お友達とわんわんパトロール隊を結成して、大切な公園を守りながらにぎやかに過ごす日々が綴られています。

色彩豊かで全体的にふんわり柔らかい絵と、ほのぼのと心があたたかくなるお話で、児童書デビューにはもってこいのシリーズです。

四季の移り変わりや、他者とのかかわりが丁寧に描かれていますよ。節分『まめまき』や、クリスマスなどの行事ごとも自然に物語に組み込まれています。

春には『はるのはな』、夏には『あめふり』、『ほしまつり』、『なつのてがみ』、『なつのよる』、秋には『おちばのあき』、『くいしんぼのあき』、冬には『クリスマス』、『ゆきのひ』、など、季節にあわせてセレクトするのもおすすめ。

また、『よーいどん』『おどろうよ』の2作品は絵本の形なので、まず絵本から読んでみて気に入ったら児童書の方にトライする方法もアリですよ。

【おすすめ児童書シリーズ(2)】『かいぞくポケット』シリーズ|あかね書房

ちいさな海賊ポケットと冒険に出発!

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『かいぞくポケット』シリーズは、寺村輝夫 作/永井郁子 絵、全20巻。主人公の少年ポケットは、海賊船の船長さん。

3人のとぼけた子分たち、そして謎めいた白猫のアイコと一緒に冒険の旅にでかけるお話です。

頼もしいリーダーシップを発揮して大活躍し、かと思えば時折子どもっぽい一面も覗かせるポケットの姿に、男の子も女の子もあこがれや共感を覚えるはず。

ユニークなのは、一つの章が終わるごとに読んでいる子どもに向けて指令が出ることです。

たとえば「なかよしのともだちの名まえを十人すらすらいえたら、つぎをよんでよろしい」といった調子。

呪文を唱えさせたり、鏡文字が登場したり、随所に散りばめられた読者向けの仕掛けも子どものワクワクを誘います。

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【おすすめ児童書シリーズ(3)】『おてつだいねこ』シリーズ|金の星社

健気なねこさんにほっこり

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『おてつだいねこ』シリーズは、竹下文子 作/鈴木まもる 絵、全4巻。家事が忙しく、思わず「猫の手も借りたい」とつぶやいたおばさんのところに、なんと本物のねこさんがお手伝いにやってきました。

でも、「なんでもできます!」なんて言い切っちゃう割に実際には失敗ばかりのねこさんに、とうとうおばさんはお説教して…。

とにかく、いじらしくて一所懸命で、どこか抜けてるねこさんに胸が「きゅーん」となること請け合いです。

最終的にねこさんは家族の一員として迎え入れられて、シリーズを通して健気にがんばり続けます。

1巻の最後、おばさんが「何もできなくたっていいからここにいてほしい」とねこさんに告げる場面があります。

そのまま我が子に対する親の気持ちを代弁してくれているかのようです。

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まとめ

ボリュームたっぷりの、読みごたえのある児童書3シリーズを厳選して紹介させていただきました。

絵本と比べると文章量が格段に増え、その分だけ作品世界の深みもぐっと増す児童書。

いきなり、絵本からステップアップするのが不安なら、読みやすい絵本の中に1冊だけ紛れ込ませて、ママやパパが1~2章ずつ読んであげてもいいですね。

お気に入りのシリーズをぜひ見つけて、本の世界に入り込む楽しさを親子で味わってくださいね。

お誕生日祝いや入学祝いなどのギフトや、記念日やクリスマスなどにプレゼントしても喜ばれると思いますよ。

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