【1】七五三の由来

【1-1】子どもが無事に成長したことをお祝いする行事のひとつ

七五三 お参り,七五三,お参り,時期出典:PIXTA

昔は、飢餓や流行病などにより、乳幼児の生存率が低かったため、生後数年たってから、現在の戸籍にあたる台帳に登録されていたそうです。

そのため、無事に成長したことをお祝いすると共に、子どもの年齢の節目にこれからの将来と長寿を願ってお祝いを行っていたと言われています。

3歳、5歳、7歳の節目の歳に、子どもの成長と幸せを願って、神様にお祈りと感謝をするお祝いとして普及し、明治時代に現在の「七五三」と言われるようになったそうです。

【2】七五三でお祝いする年齢

【2-1】3歳でのお祝いの由来【髪置の儀】

髪の毛をカットする子ども,七五三,お参り,時期出典:PIXTA

平安時代、男の子、女の子ともに生後7日で産毛を剃り、大きくなった時に健康な髪の毛が生えてくるようにということから、3歳まで坊主頭のままだったそうです。

3歳から髪の毛を伸ばすことができるようになることから、その儀式のことを「髪置の儀(かみおきのぎ)」と言って祝うようになりました。そうした由来から、満3歳になる男の子と女の子が七五三のお祝いをするようになったと言われています。

【2-1】5歳でのお祝いの由来【袴着の儀】

袴 子ども,七五三,お参り,時期出典:PIXTA

平安時代の風習では、3~7歳くらいの子どもから袴を着用することが許可されました。この初めて袴を着る時が子どもから少年になる節目とされ、お祝いの儀式を行っていました。

江戸時代になって、この儀式を行う年齢が5歳で定着し、「袴着の儀(はかまぎのぎ)」と言われるようになったことから、七五三で満5歳となる男の子がお祝いをするようになったようです。

女子も昔は袴を着けていた時代があるので、そのころは男女ともに祝われていたらしいのですが、段々と男子のみの風習になったようです。

【2-3】7歳でのお祝いの由来【帯解の儀】

七五三 帯 女の子,七五三,お参り,時期出典:PIXTA

室町時代では、子どもの着物はひもを使って着付けを行っていたそうです。

このひもをとって大人と同じように、着物や帯を結ぶようになる時に行う儀式のことを「帯解の儀(おびときのぎ)」と呼び、成長のお祝いを行うようになったといわれています。

その儀式の名残から、満7歳の女の子が七五三のお祝いをするとされているそうです。

【3】七五三のお参りの時期

【3-1】11月15日が一般的

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七五三のお祝いをする日程は、11月15日が一般的です。

参拝方法として、お住まいの地域の神社やお寺に参拝し、お祓いを受けます。

ですが、必ずしも11月15日に参拝しなければならいという決まりはなく、最近では10月から11月の気候のいい時、ご家族やご親族の予定が合う縁起のいい日程に行うという場合も多くなっているようです。

なぜ11月15日なのかというのは諸説があり、以下のような説があるそうです。

・江戸時代の五代将軍、徳川綱吉の子どもの徳松が3歳の時に髪置の儀を行ったのが11月15日で、その日程が定着したから

・中国から伝えられた「二十八宿」という歴をもとにすると11月15日が「鬼宿日」の日程にあたり、万事進むに大吉と言われる最も良い日程であったことから

・農作業が一段落し、1年の収穫を祝う「収穫祭」を11月の満月の日に行う週間があり、氏神への収穫の感謝を兼ねたことから

・旧暦で1番最初の月の満月の日とされていて、神様に子どもの成長と感謝とこれからの幸せ願ったことから

・「七五三」の数字を全部足すと15になるから

どの説が由来か、というのははっきりとしていないようですが、諸説見るだけでも興味深いですね。

【3-2】今年度の七五三のお参りにおすすめの日程

今年度、七五三のお参りに適した、六曜で縁起のいい日取り「大安」の日程は以下の通りです。

2015年
【10月】
・10日(土)
・15日(木)
・21日(水)
・27日(火)

【11月】
・2日(月)
・8日(日)
・13日(金)
・19日(木)
・25日(水)

上記以外でも、「先負」では午後から、「赤口」では正午に参拝するなど、時間帯によって吉となる場合もあるので、ご家族のご都合や気候の良い時を決めて参拝してもいいですね。
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【3-3】七五三のお参りの混雑しそうな日程は?

七五三のお参りで混雑しそうなのは、お祝いに招待する方々のことを考えると、大安の土日祝日が混雑します。

今年度の混雑予想は以下の通りです。

【2015年】
・11月8日(日)
七五三のお参りの時期で、大安の日曜日であり混雑が予想されます。

・11月14日(土)
六曜では「赤口」で正午から前後1時間であれば吉とされているため、飲食店等は混みあうことが予想されます。

・11月15日(日)
六曜では「先勝」ですが、午前中が吉とされているので、午前中から参拝される方で混雑することが予想されます。

また、11月21日(土・先勝)、11月22日(日・友引)、11月23日(月祝日・先負)は3連休となることから、この日にお参りをする方も多いと予想されています。

【4】七五三の地域ごとの特色とは?

【4-1】北海道・東北地方の七五三

北海道神宮 七五三,七五三,お参り,時期出典:PIXTA

北海道地方では、11月15日頃になると気候的に寒いため、昭和24年頃、札幌市内の神職の方が集まって10月15日を七五三のお祝いとして、北海道地方に広まったそうです。

同じ理由で、東北地方も気候的に寒くなる前の10月15日頃に行っているところが多いそうです。

そのため、北海道や東北地方では9月頃から神社でお参りする方が多く、混雑もこの時期に集中してきます。

【4-2】関西地方の七五三

住吉神社 七五三,七五三,お参り,時期出典:www.sumiyoshitaisha.net

関西地方では、祝詞をあげず、神社へ行きお賽銭をあげるだけの普通のお参りをし、終わりに千歳飴を購入して帰るというスタイルが多いようです。

理由として、江戸時代に始まったとされている七五三は関東地方を中心にお祝いされており、関西地方でお祝いされるようになったのが昭和に入ってからのためと言われているそうです。

また、ご祈祷をしてもらうときの祝儀袋の水引も、関東地方の蝶結びに対し、鮑結びが主流となっているところが多いそうです。

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【5】七五三でもらう「千歳飴」の由来や意味は?

【5-1】千歳飴の由来は?

七五三 千歳飴,七五三,お参り,時期出典:PIXTA

千歳飴の由来は2つ程あると言われていて、1つは、江戸時代、浅草の飴売りの方が、紅白に染め抜いたた棒状の飴を浅草寺で、「千年」と言う名前で売り出し評判になったことから「千年飴」→「千歳飴」という名前になったと言われています。

もう1つは、大阪の商人の方が江戸に出た際に、「長い千歳飴を食べると千年もの長寿になる」と言いながら売り歩いていたことから「千歳飴」になったと言われています。

七五三のお祝いが広まり始めた江戸時代では、現代のように甘いものが貴重であったため、節目のお祝いの時にもらえる飴は、子どもたちにとってとても嬉しいものだったようです。

【5-2】千歳飴の意味は?

七五三 千歳飴,七五三,お参り,時期出典:PIXTA

千歳飴は、親が子どもに長く生きてほしいという願いをかけていることから、粘り強く細く長い形で、縁起の良い紅白の飴となっているそうです。

また、千歳飴の一般的なサイズは、直径15mm、長さ1m以内と決められているそうです。

そして、鶴や亀、松竹梅などの絵が書いてある袋に入れ、長寿と健康を願う縁起物となったとされているそうです。

入れる袋に書いてある、鶴や亀は、「鶴は千年亀は万年」という長生きを意味し、松竹梅は、「冬の時期でも緑を保つ松や竹、冬の寒さに耐え花を咲かせる梅」という健康や力強さを意味しているそうです。

まとめ

七五三の由来やお祝いの方法などをご紹介しました。

古くから伝わっている子どもの伝統的なお祝いを、改めてどんな由来なのかというものを知った上で、子どもの長寿と健康を祈ってご家族たちでお祝いしてあげてみてはいかがでしょうか。

普段とちょっと違った子どもが主役のお祝いをみんなで楽しくお祝いできるといいですね。

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