INAXライブミュージアム|愛知県常滑市
まるでそこは宝石箱の中…「世界のタイル博物館」

住宅用のキッチン、トイレ、エクステリアなど多岐にわたる分野で活躍する株式会社LIXIL(リクシル)。そのLIXILが運営するのが、愛知県常滑市にある「INAXライブミュージアム」です。
テーマごとに6つの施設に分かれていますが、その1つが「世界のタイル博物館」。一歩足を踏み入れると、まるで宝石箱の中に飛び込んだような色とりどりの世界が広がります。
こちらは紀元前から近代における装飾タイルの歴史を紹介する、日本で唯一の装飾タイルの博物館なんです。その数はなんと1000点。日本のみならず世界各国のタイルが展示されています。国や時代ごとに違うタイルの特徴を探すのも楽しそうですね。
光る泥だんごづくりも楽しめる「土・どろんこ館」

小さなお子さんをお持ちの方なら誰しも、どろんこの中で夢中になって遊ぶお子さんたちの姿を見たことがあるのではないでしょうか。そんな子供たちみんなが大好きな「どろんこ」の魅力をいっぱいに伝えるのが「土・どろんこ館」です。
ここの一番の魅力はそう、「光る泥だんごづくり」。宝石のように輝く泥だんごづくり、一時期大ブームになりましたよね。
一人で作るとなかなか完成させるまでが難しいのですが、ここでならきっととっておきの泥だんごづくりを成功させることができますよ。
体験には原則として予約が必要なのですが、平日には予約なしで短時間で作ることができる「光るちびだんご」もご用意されています。
お子さんが夢中になるのはもちろんのこと、親御さんもつい童心に帰って時を忘れてしまいそうなコーナーです。
予想外の美しさを誇る染付古便器などが展示される「窯のある広場・資料館」

INAXと言えばトイレの一大ブランドとして認識しているかたも多いのではないでしょうか。この「窯のある広場・資料館」には誰もがお世話になっている「トイレ」の展示があります。
ただその展示内容は多くの来場者を予想外に驚かせるものです。白い陶磁器に青い染料で染めつけされた「染付古便器」は、一見して花瓶や骨とう品の壺などを思わせるような外見。
「えっ、これが本当にトイレなの?!」と驚きの声を上げてしまう親子の方も少なくないことでしょう。
江戸時代から明治時代にかけて、青と白の組み合わせは「粋」という感覚が庶民の間にも根づいていました。そんな当時の美意識の粋を集めたこの展示は、決して忘れられないものとなるでしょう。
まとめ
今回ご紹介した「INAX ライブミュージアム」、いかがだったでしょうか。今回はその中でも特にお子さんの目を惹くこと間違いなしという展示をご紹介しましたが、このほかにも「建築陶器のはじまり館」「陶楽工房」「ものづくり工房」など魅力的な展示がいっぱいです。
目いっぱい展示を楽しんで帰るころには、来た時よりすこし、親子そろってやきもののことに詳しくなっていることでしょう。
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