毎週金曜日はみんなの大好きなあれ!!!
給食かお弁当か

イギリスではランチのことをディナーと呼ぶのですが(ちなみに夕食はティーと呼んだりします)、学校でのお昼ご飯は給食かお弁当か好きな方を選べるようになっています。
子ども達の通う学校では、毎朝健康観察の際に、その日給食を食べる子は「スクール(またはホット)ディナー、プリーズ」、お弁当の子は「サンドイッチ、プリーズ」というようです。
イギリスの子ども達が持ってくるお弁当は、チーズやハムのサンドイッチに果物や野菜スティック、スナック菓子の小袋、パックジュースというのが一般的。
我が家もお弁当にした時、おにぎりを見て「Sushi!!」と大騒ぎになったり、卵焼きを珍しがられたりしたと息子が言っていました。
毎日デザートにケーキかクッキー!?

メニューは、主にパスタ、マッシュポテト、ジャックポテト(皮付きのジャガイモをオーブンで焼いたものに、チーズやツナ、ベイクドビーンズなどをトッピングして食べる)、たまにライスが主食で、それにローストしたり蒸した肉と温野菜(人参、いんげん、ブロッコリーなど)がつく、というとってもシンプルなもの。
毎食あまーいアイシングのかかったパウンドケーキやらクッキーやらアイスクリームがデザートでつくようです。
毎週金曜日は、イギリス名物フィッシュアンドチップス!
フライドポテトにフライの白身魚をのせ、グリーンピースかベイクドビーンズを選んで添えるのです。
ちなみに私はこちらの私立の小学校で仕事をしているのですが、こちらでも金曜日は毎週フィッシュアンドチップス!
どうやら全国的にそんな暗黙ルール(?)なようです。でも子どもたちはそれをとってもとっても楽しみにしています。
まるで日本の「カレーの日」のようですね。
ちなみに給食費は1食2ポンド(現在のレートで約380円)。
2014年からイギリス全土で小学校2年生までは給食が無料になったため、低学年は給食率が高いようですが、高学年になるとお弁当と半々ぐらいだそうです。
給食の前の「スナックタイム」

ちなみに、2時間目終了後の中休み(20分ほどの長めの休み時間)に、ちょっとしたフルーツや野菜スティックを食べる「スナックタイム」もあるんです。
みんなリンゴや洋梨、きゅうりや人参をかじったりしています。
ちなみに私の勤める学校では、このスナックタイムに毎日ビスケットを配っていました。
しかし、最近砂糖の取り過ぎが問題視されており、ビスケットは週に2~3回になり、その代わりにフルーツを食べるようになっています。
給食は早い者順に食べられる!?

日本では、ほとんどの学校は教室で給食を食べると思うのですが、イギリスでは講堂をダイニングとして使用したり、カフェテリアで食べるのが通常です。
給食の時間になると、まずは低学年からダイニングへ行き、先生や給食のおばちゃん(通称ディナーレディー)に配膳してもらって、席に着いた順にどんどん食べていきます。
日本のように給食当番がいたり、「いただきます!」とみんなで唱えることもありません。
席は全校生徒の分あるわけではないので、入れなかった生徒は外で遊びながら空きが出るのを待ちます。
面白いのは、空きが出ると先生が「5人どうぞー!」とか「次は3人!」とか呼ぶんです。
そうすると走って行って先着順にカフェテリアに入れる、という仕組み。
まとめ
イギリスの多くの学校でヘルシーな給食を目標にメニューを工夫しているようですが、メニューのバラエティの多さで言えば、日本の給食はダントツなんじゃないでしょうか。
しかし、子ども達にとっては、毎食デザートが付いてきたり、フライドポテトのメニューがあったリするこちらの給食もけっこう気に入っていたりするようです。
次回は学校の制服についてレポートします!
この記事に関連するリンクはこちら
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。