小学校受験問題に挑戦!
メリーランド教育研究所による解説と、取り組み方のアドバイスをお届けします。
今回紹介するのは手先・指先の巧みさを問う「巧緻性」の問題。その中でも「生活巧緻」と呼ばれる分野から出題します。生活巧緻とは、生活上で必要な巧緻性を問う問題。早稲田実業や立教女学院など、有名小学校の入試で出題される頻度が非常に高い課題です。しかし、特別な技術を要する課題ではないので心配いりません。気軽に挑戦してみましょう。

出典:https://www.imasia.com/
今回は必要なものは二つだけです。
・長そでのワイシャツ
・ストップウォッチ
ワイシャツを、全てのボタンを留めて畳んだ状態で子供の前に置いてください。事前の準備はこれだけです。何をするか、もう予想ができますね。
さあ、準備は良いですか?それでは問題を見てみましょう。
出典:https://www.imasia.com/
子供への指示はこちらです。
「ワイシャツのボタンを全部外して着ましょう。羽織ったら前のボタンを1番上まで留めましょう。袖のボタンは留めないお約束です。できたら"気をつけ"をして待ちましょう。はじめましょう」
※今回はこの指示が重要です。はっきりとした口調で、ゆっくりと『1度だけ』読み上げましょう。
もちろん、開始の合図とともにストップウォッチをスタートさせることを忘れないようにしましょう。子供が気をつけをしたら終了、一旦タイムの確認です。
ワイシャツを着ることができたら、次は脱ぐ番です。こちらも気をつけて指示を出してあげましょう。内容はこちらです。
「ワイシャツを脱ぎ、ボタンを全部留めて、畳みましょう」
こちらも、脱ぎ始めてから畳み終わるまでのタイムを計っておきましょう。目標は、最初から畳むまでで【5分以内】です。(毎回タイムを記録しておいて、前回より早く出来るように子供のやる気を引き出してあげましょう)

いかがでしたか? きちんとお着替えできたでしょうか。この課題に必要なのは手先の器用さだけではないとお気づきかと思います。どのようなポイントを見られるのか、確認してみましょう。
評価のポイントは大まかに3つです。
・正確さ、丁寧さ
ボタンの掛け違いなどのミスがないか。最後にはきれいに畳めたかという部分です。タイムを計られていると思うと、どうしても焦ってしまうもの。急ぎながらでも、丁寧さを忘れないようにしましょう。
・スピード(タイム)
たとえきちんとできていても、シャツを着るだけで5分も10分もかけるわけにはいきませんね。ボタンの留め外しができるようになったら、手早くできるように練習していきましょう。ただし、タイムを求めるあまり雑になってしまっては本末転倒です。急がば回れ、焦らず慌てず速やかに。
・指示の通りに行動できたか
ここが意外な落とし穴となったのではないでしょうか。
「正しく着られたのに、袖のボタンまで留めてしまった」とか、「ボタンを留めずに畳んでしまった」というお子様も多いと思います。
手先の器用さだけでなく、指示を聞き取る力も重要だということですね。
お子様の様子はどうでしたか? 例え今、お着替えや指示の聞き取りが覚束なくても大丈夫。ご安心ください。練習して身に付けていけば良いのですから。
お着替えなら普段から意識して練習することで。指示に関しては、何度も同じことを言わず、一度で言い聞かせることで指示に対する集中力を養えます。毎日の積み重ねで、少しずつ上達していく喜びを親子で感じられると素晴らしいですね。

メリーランド教育研究所による解説と、取り組み方のアドバイスをお届けします。
今回紹介するのは手先・指先の巧みさを問う「巧緻性」の問題。その中でも「生活巧緻」と呼ばれる分野から出題します。生活巧緻とは、生活上で必要な巧緻性を問う問題。早稲田実業や立教女学院など、有名小学校の入試で出題される頻度が非常に高い課題です。しかし、特別な技術を要する課題ではないので心配いりません。気軽に挑戦してみましょう。

始める前に
用意するもの

今回は必要なものは二つだけです。
・長そでのワイシャツ
・ストップウォッチ
ワイシャツを、全てのボタンを留めて畳んだ状態で子供の前に置いてください。事前の準備はこれだけです。何をするか、もう予想ができますね。
さあ、準備は良いですか?それでは問題を見てみましょう。
問題
上手に着られるかな?

子供への指示はこちらです。
「ワイシャツのボタンを全部外して着ましょう。羽織ったら前のボタンを1番上まで留めましょう。袖のボタンは留めないお約束です。できたら"気をつけ"をして待ちましょう。はじめましょう」
※今回はこの指示が重要です。はっきりとした口調で、ゆっくりと『1度だけ』読み上げましょう。
もちろん、開始の合図とともにストップウォッチをスタートさせることを忘れないようにしましょう。子供が気をつけをしたら終了、一旦タイムの確認です。
着たあとにはもちろん…
ワイシャツを着ることができたら、次は脱ぐ番です。こちらも気をつけて指示を出してあげましょう。内容はこちらです。
「ワイシャツを脱ぎ、ボタンを全部留めて、畳みましょう」
こちらも、脱ぎ始めてから畳み終わるまでのタイムを計っておきましょう。目標は、最初から畳むまでで【5分以内】です。(毎回タイムを記録しておいて、前回より早く出来るように子供のやる気を引き出してあげましょう)
評価のポイント
手先の器用さだけじゃない?

いかがでしたか? きちんとお着替えできたでしょうか。この課題に必要なのは手先の器用さだけではないとお気づきかと思います。どのようなポイントを見られるのか、確認してみましょう。
評価のポイントは大まかに3つです。
・正確さ、丁寧さ
ボタンの掛け違いなどのミスがないか。最後にはきれいに畳めたかという部分です。タイムを計られていると思うと、どうしても焦ってしまうもの。急ぎながらでも、丁寧さを忘れないようにしましょう。
・スピード(タイム)
たとえきちんとできていても、シャツを着るだけで5分も10分もかけるわけにはいきませんね。ボタンの留め外しができるようになったら、手早くできるように練習していきましょう。ただし、タイムを求めるあまり雑になってしまっては本末転倒です。急がば回れ、焦らず慌てず速やかに。
・指示の通りに行動できたか
ここが意外な落とし穴となったのではないでしょうか。
「正しく着られたのに、袖のボタンまで留めてしまった」とか、「ボタンを留めずに畳んでしまった」というお子様も多いと思います。
手先の器用さだけでなく、指示を聞き取る力も重要だということですね。
まとめ
お子様の様子はどうでしたか? 例え今、お着替えや指示の聞き取りが覚束なくても大丈夫。ご安心ください。練習して身に付けていけば良いのですから。
お着替えなら普段から意識して練習することで。指示に関しては、何度も同じことを言わず、一度で言い聞かせることで指示に対する集中力を養えます。毎日の積み重ねで、少しずつ上達していく喜びを親子で感じられると素晴らしいですね。

・掲載内容や連絡先等は、現在と異なる場合があります。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。
・表示価格は、改正前の消費税率で掲載されている場合があります。ご了承ください。