26年間で5000人以上の幼児と両親を指導し、小学校受験の成功だけでなく、将来につながる教育をしてきたメリーランド教育研究所が、子育てで直面する問題にアドバイス。今回は、「遊び」の重要性についてです。
 
 

遊ぶことは将来にいきる!


集団で遊ぶということ


小学校、中学校、高校…と進むに連れて、友達とコミュニケーションを取り、協力して何かを成し遂げる力は重要になります。幼稚園や保育園での集団遊びはその全ての基礎となるべき部分。しかし、多くの子どもは、就園前に大勢の同年代の子どもと関わる機会が少ないもの。では、家庭でどのように関わっておくと、周りの子どもたちと楽しく遊べるようになるのでしょうか。
 
メリーランド教育研究所の年少クラスは、就園前から年少の2~4歳児を対象に、母親から離れて子ども同士で遊ばせることを通して、協調性や言語・運動能力、巧緻性を養うことを目的としています。今回はそのクラスでの1コマから、「集団での遊び」に関するお話をご紹介しましょう。
 
 

メリーランドでの実例紹介


ある日の出来事


imasia_8183662_S出典:https://www.imasia.com/
 
 
ある日の授業のこと。絵本を読み聞かせ、その1シーンをみんなで再現する「ごっこ遊び」をしました。そのシーンは「怖くて渡れなかった小川を、手をつなぐことでみんなで渡れるようになる」というもの。新聞紙をならべて小川をつくり、準備完了です。
 
いざ開始してみると、みんなが手をつないで新聞紙の小川を渡る中、「ヤダ!自分で渡る!」と言い張って一人だけ勝手に行ってしまうAちゃんがいました。Aちゃんは誰とも手をつなごうとしません。
 
 

はじめの一歩の踏み出し方


Aちゃんには妹がいますが、その妹はまだ小さく、一人遊びが多いため、Aちゃんは「自分が思ったように行動したいタイプ」の子どもでした。その上、誰かと一緒に遊んだ経験も少なかったAちゃん。こういう時は、漠然と「一緒にやろうよ」「みんなと仲良くしよう」と声をかけても、かえって意固地になってしまい逆効果になる場合が少なくありません。
 
そこで、「先生もお友達も怖くて渡れないから、先頭に来て引っ張ってほしいな。そうすれば安心して渡れるんだけど。」と、明確な役割を示してあげると、「自分が必要とされ、注目されている」という嬉しさで、みんなを引っ張ってくれました。一度仲間になってしまえば、その後も役割をみんなで交代しながら楽しく遊ぶことができたのです。
 
 

家庭で育てる「遊ぶ力」


子どもの特徴


imasia_9363140_S出典:https://www.imasia.com/
 
 
今回の例では、先生が役割を示してあげることで、Aちゃんが仲間に入ることができました。ちょっとしたきっかけさえあれば子どもたちは簡単に仲良くなれる、それが子どもの特徴です。しかし、幼稚園や保育園で子ども同士が遊んでいる時、もし自分の子どもが仲間に入れていなかったとしても、お母様は手助けすることはできません。そのような状況を、子ども自身の力で乗り越えるに何ができるでしょう。
 
 

親子のコミュニケーション


集団遊びの基礎は、なんといっても家庭にあります。家族は子どもにとって、初めての集団といえますからね。その家庭での環境が、DVDを流して観せたり、一人遊びをさせるばかりでは、みんなと遊ぶための協調性は育まれません。
 
まずは、率先して親が一緒に遊んであげることが大事です。親が遊び方を教えたり、子どもと目線を合わせてお友だち役になってみたり。そうすると、子どもの着眼点や発想力に驚かされることも多いはずです。そんな時は素直に驚き、褒めてあげましょう。そういったことの積み重ねが子どもの自信になり、どんな相手とも打ち解けられる度量と朗らかさにつながっていきます。
 
 

まとめ


いかがでしたか。一言に「遊び」といっても、子どもの成長にとって大事な1ピースであるということがご理解いただけたと思います。子ネコがじゃれながら狩りを覚えるように、人間も遊びながら将来必要な力を身に付けていくのです。お子様と思う存分遊んであげてくださいね。
 
 
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