目次
【1】びりびりクシャクシャ感覚遊び
感触での感覚を身に着ける
子どもたちは生活や遊びの中で手の動きも学んでいますが、同時にいろいろな素材に触れることによって触覚での感覚も身に着けていくのです。子どもの遊びがお絵かき、粘土、砂遊び、プール、雪遊びなど多岐に渡るのはより多くの感覚を覚えるという目的もあるのです。
新聞紙遊びでは「ビリビリとちぎったり」、「くしゃくしゃに丸めたり」、「バリバリっと破いてみたり」、「サラサラと落してみたり」、「ブワッと投げてみたり」そうした遊びの中で感覚が身についていきます。
新聞紙という素材を触るだけでも、お絵かきの画用紙とは質感が違います。チラシとも違うし、パパママが読んでいる雑誌とも違う。ただ触るだけでも新聞紙の質感を感覚で覚えることはできますが、遊びの中で楽しく覚えられるのであればそちらのほうが良いですよね。
この遊びの時には部屋が汚れることは一瞬忘れてパパママも沢山破いて、ちぎって、まるめて、投げて、楽しんでください。いろいろ遊んで部屋中に散らばった新聞紙。それを落ち葉や雪に例えて「雪が降ってきたー!」なんてかけてあげると子どもは大喜びしますよ。
そして終わって大小さまざまな新聞紙が散乱した部屋の現実を見てガックシ・・・
なんてことにはRyUはさせません!散乱した部屋だからこそできる遊びもあるので、そのことについては+αでご紹介します!!
【2】セロハンテープも使って色んなものを作って遊ぶ
マントにお洋服

新聞紙遊びの2つめですが、着替えや、運動用具(ボール、バット、ラケットなど)に関心が出てくる2歳児さんくらいにしたい新聞遊びです。
<基本的な準備物>
・新聞紙
・セロハンテープ
<より楽しみたいなら>
・カラーセロハン
・毛糸
などを追加しても良いでしょう。
着替えやヒーローの変身に興味があるなら「マント」や「エプロン」、「兜」に「ドレス」色々な物を作って変身しましょう。
ヒーローマントは新聞紙まるまる一枚を贅沢に使用し、子どもの首元に巻きつけてセロテープで止めるだけ!笑
ドレスはママなら見たことがあるでしょうか?パパも家庭科の実習などで見たことがあると思います。衣類の型紙って思い浮かびますか?衣類を縁取った厚紙と考えてもらって良いのですが、ドレスのように新聞紙を手でちぎります。(はさみが使えるのであればはさみを使っても大丈夫です。)
パパママがちぎってあげると真似をしてちぎったりしますし、ペンで簡単に線を描いてあげてそれにそってちぎるようにすると月齢が低くても自分で作ることもできます。そしてちぎったら、背中でセロハンテープで止めてできあがり!
兜は折り紙の兜そのままですので、「折り紙、兜」と検索するとすぐに出てきますので参考にしてみてください。
ボールやバットも
ボールやバットを作ると3歳さんにもなると「野球ごっこ」もできちゃいます。ボールはくしゃくしゃと丸めたものを重ねて止めるだけ。
バットは新聞紙を数枚重ねてクルクルと端から巻いていきます。もし野球ごっこをするならホームベースも作ってあげると雰囲気が出て面白いですよね。「近くに人がいる時にはバットを振ってはいけません」とお約束をするのもお忘れなく。
こういった形で年齢によっては新聞紙を素材として何かを作るのもとても面白いです。カラーセロハンや毛糸で装飾すると味があってまた面白味が増すので、もっと豪華にしたい時には是非使ってみてください。
【3】考えながらバランス感覚を養うゲーム
ゲームのルール
では簡単にルールと進行の説明です。
<基本的なルール>
ここは広大な海の上、自分が立っている離島(新聞紙)がじゃんけんに負けるとどんどん小さくなっていくので、新聞紙の上に立つことができなくなった(片足でも床についた)場合負けです。最後まで新聞紙の上に立っていた人が勝ち。
1対1でも面白いですし、人数が多ければ親を一人決めて、一斉にじゃんけんをして親とのじゃんけんの勝敗でゲームを進めていくのも楽しいですよ。
<ゲームの進行>
①新聞紙1枚を広げた上に各自立ちます。この新聞紙が自分の立つことができる離島になります。
②じゃんけんをします。
③じゃんけんに勝ったらそのまま離島に立ち続けます。負けた人は一度新聞紙から降りて、自分の新聞紙を半分にたたみ、その上に立ちます。
④お互いに離島に立ったら3秒数えます(バランスを崩して落ちないか)。
⑤②から④を繰り返していき片足でも海に落ちてしまったら(床についてしまったら)負けとなります。
足が離島から離れていいのは小さくする為に降りる時だけなので、じゃんけんの最中に落ちてしまっても負けです。
注意点としては何度か繰り返していくと離島が片足ほどのスペースになっていきます。その程度まで進んだ時に両足がつま先でも離島に触れていなければならないのか、片足が離島につき、もう片足が自分の片足に乗っている状態でもありなのかなどのルールは初めに決めて置くと良いでしょう。
親子でゲームもできる
更にステップアップして親子で対戦!小さくなる離島!!ゲームもできます。準備物とルールは変わりません。ただし離島(1枚の新聞紙)の上には親子2人で乗ります。
この場合には親が抱っこするなどはありかなしかを決めておくといいと思います。親子対決になると恐らく親の意地の張り合いに最終なります、笑。
しかし、そうやって親も子どもも本気で遊ぶ機会というのも大切にしていただきたいなと思います。
【番外編】新聞遊びの後は新聞遊びでお片づけ!?
子どもの好きなキャラクターをビニール袋で作って遊ぶ

ステップ1で、びりびりに破いて散乱した部屋を見て、これから片づけるのか・・・とガックシきていたパパママお待たせしました。
番外編は楽しみながら掃除が出来る「新聞紙遊びの後の新聞紙遊び」です。
<準備物>
・新聞紙(遊んだ後の状態)
・ゴミ袋やビニール袋などちょうど良い大きさのもの
・マジックペン
まずはお片付け競争をして遊びながら、用意したビニール袋が一杯になるまで新聞紙を集めて詰め込んでいきます。「もっといっぱい持ってきて!」、「たくさん持ってこれたね!」、「パパママはこんなにも一回で運べるよ」などと声掛けしながら大人も一緒に楽しくお片付けをしていきましょう。
用意した袋がいっぱいになったら丸くなるように縛ります。そしてお子さんの好きなキャラクターなどの顔を描いてあげましょう。
「○○ちゃんがお片付けがんばったら、~~が遊びに来てくれたよ!」なんて言うと楽しくお片付けができますね。もしまだ新聞紙があれば「次は××が来てくれるかもしれないんだって、いっぱい集めよう」と言ってもう一度お片付けをしましょう。
遊んでできた新聞紙のキャラクターは子どもがその後遊ぶかもしれませんし、例えば新聞紙遊びの直後に「お片付けが上手にできた○○ちゃんが、上手に手も洗えるのか~~が見せて欲しいんだって!見せてあげようか」と次の行動を促すために使ったりしても良いでしょう。
まとめ
今回はご家庭にある物を活用した室内遊びとして「新聞紙遊び」を発達に合わせたステップ毎に紹介しました。
子どもの触覚から伝わる感覚や質感を楽しく知ることができる「感覚遊び」。着替えや変身、マネっこがすきになってきたら是非やってみたい「ものづくり」。
じゃんけんの運とバランス感覚が必要な「小さくなる離島」。そして、お片付けも遊びにしてしまう「新聞紙でキャラクター作り」。
色々な創意工夫で新聞紙という素材一つでもここまで楽しむことができます。これ以外にも新聞紙を活用した遊びは沢山紹介されていたりしますので、気になった方は調べてお子さんと遊んでみてくださいね。
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